サンカクティーサン直リグの使いどころと特長
さて、そんなサンカクティーサン直リグの使いどころとしては、カバーに撃ち込むなどで中層での一点シェイク。
なまめかしい動きで、非常にルアーパワーが強いので、広範囲にアピールしたい、バスを呼び込みたい時に使用します。
そこで、先ほどの「テールの突起部分をカット」に戻りますが、カットすることで抵抗がなくなり、よりなまめかしい動きになると山口さん。
そして、フックセット部のサンカクティーサンをわずかにカットしている点。
これは、針先がサンカクティーサンの縦と横のボディが交差する点に出すために、フックサイズに合わせてカットしているのだそうです。
このフワフワとなまめかしい動きをするサンカクティーサンをバスがバクッとバイトしてきた時に、フッキングしやすいのがこの位置なんだそうです(ナルホド)。
もう一度写真見ておきましょう(笑)。赤丸部分に針先を出すために、黄色部分をフックサイズに合わせてカットしています。
カメラバ+スイッチオントレーラーとの使い分け
別記事にて配信しますが、もうひとつ、パワーフィネスで山口さんが愛用するリグがスモラバ+スイッチオントレーラーの組み合わせ。今回紹介したサンカクティーサン直リグとの違いはどこにあるのか?
広範囲からバスを呼び込むサンカクティーサン直リグ
「まずルアーパワーでいうと、サンカクティーサン直リグの方が強いです。やはりバスに強くアピールします。また、スモラバにスレたバスでもサンカクティーサンの直リグのように水平姿勢で誘えるワームは、バスのバイトが深いこともあります」
なるほど深いバイトですか。深い話だったな。そこで気になったのは、それならカメラバ+スイッチオントレーラーの存在意義は?ということだった。
それに対して、山口さんの答えはこう。
カメラバは濃いカバーへの貫通力が魅力
「カメラバの利点は、濃いカバーを狙う時の貫通能力の高さ。サンカクティーサン直リグが入っていかない所もピンで狙えるというメリットがあります。また、エビ食いのバスなんかにも効果的なことが多いですね」
ふ~む…。こりゃカメラバの使いどころも気になってきましたね。ということで、カメラバ&スイッチオントレーラーについても近日配信しますので、ぜひお読みください(笑)。
ロッド:ロードランナーヴォイスジャングル680JHS 〝ジャングルスピン〟(ノリーズ)
リール:コンプレックスCI4 C2500 F4 HG(シマノ)
ライン:キャストアウェイ1.2号(サンライン)
リーダー:シーガーグランドマックス3号(クレハ合繊)
リグ:サンカクティーサン(ノリーズ) 直リグ(シンカー5g)
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