ルアーニュースRでも何度か取り上げている琵琶湖のビッグクランクゲーム。中でもプロガイドである孤高のハードベイター・宮廣祥大氏の「SKTマグナム110MR」は、晩秋にも爆発的な釣果を叩きだしている。
そんな彼のビッグクランク戦略を取材してきたのでご紹介しよう。
■SKTマグナム110MRの使いドコロ
SKTマグナムは、そのシルエットと波動の大きさから、どんな状況でも釣れるというルアーではない。だが、そのインパクトの強さが十分発揮される状況においては、他を圧倒するほどの実釣力を秘めている。
その出しドコロは、ズバリ濁り。クランクベイト全般にいえることだが、通常のクランクベイトですらキツいと感じるような状況で本領を発揮する。雨の後やババ荒れの時などのタイミングで効果的だ。
また食わせのタイミングという意味でもウィードへのタッチは必須。最大3mダイバーで、徐々に深度を刻むため、4-5m前後のウィードフラットなどが狙い所となる。
また、ギルをイミテートしたサイズ感なので、ベイトの中でもブルーギルの有無はハアクしておこう。
■タックルバランスが最重要
SKTマグナムを使う時にもっとも重要なことはタックルバランスだと語る宮廣氏。ルアーサイズが大きいため、固めのロングロッドが必要なのではと思われるかもしれないが、基本的にはディープクランクと同じ使い方なので、しなやかな調子のロッドが最適だ。
宮廣氏は自身のシグネチャーモデルである「ファンタジスタ Xグレイブ FXC-75MH ディープマニピュレーター」を使用している。
ルアーは早巻きでアクションさせるが、リールは5.4:1程度のローギアがオススメ。宮廣氏は「レボパワークランク5」を使っている。
状況に合わせた出し所をしっかり押さえて、秋のビッグクランクゲームにチャレンジしよう。