今江克隆のルアーニュースクラブR 第955回「ビッグベイトの最終形態!? レプリケーター登場」の巻
バッファローホーンフック(BHH)オプションモード
最後に「レプリケーター」最大のアイコンとなっているのが「バッファローホーンフック(BHH)」だろう。
「BHH」は、ビッグベイトでのサイトフィッシングや、サンドバー、沈木やスタンプなど複雑なボトムにビッグベイトを置いて誘う「置き&ワンツージャーク」専用に開発されたサイドフックだ。
無闇にフックを増やすのではなく、逆にシンプル&最小限化し、フックシルエットがボディ側面やボトムに同化して消え込むように見せることでバスの警戒心を薄め、ボディ側面へのプッシュバイトを確実に捕らえるサイト戦専用の特殊フックシステムである。

「BHH」を装着した「フラットテール」モード。テスト時にはフェザーを巻いて鰭(ヒレ)の様に見せてみたが、逆に水中で目立ってしまいNGに。見た目は最高だったが、フックは必要最小限がベスト。
スレが多発した「アンドロイド」の背針システムを改善するために、このフックシステムの実釣検証には相当の時間を費やした。
使用方法は、トリプルフックを全て取り外し、スプリットリングをルアーのラインアイに装着、ボディ両サイドにあるフックホルダーホールに、ワイヤーで繋がれた2本のシングルフックの透明チューブ付きキーパー部分を差し込む。
BHHの設置角度はカバーに合わせて角度調整できるが、基本はボディと平行か、斜め上45度に設置する。
サスペンド調整する時はボディ腹部分に板オモリを貼るか、顎リグハンガーやフロントフックアイにウェイトを設置してファーストシンキングに調整も可能である。
後はこのBHHをどのテールと組み合わせるかは使い手の好みだが、サンドバーなどに「ベタ置き」で、瞬間的な逃げダートを活かしたいなら「フラットテール」で。

「BHH」&「フラットテール」のフッキングの良さはザヒットでも証明済み。スタンプだらけのボトムにおいてワンジャークで即喰い一発でした
岩やスタンプ等のややこしい場所での「ピン置き」で移動距離を抑えたいなら「ブーツテール」。
「レプリケーター」をボトムで逆立ちさせたいなら浮力のある「ブーツテール」と顎リグ。
トリッキーなアクションとバスの闘争心を煽りたいならボディサイズが大きくなる「ジャバロンテール」と、使い分けることも可能である。
いずれにせよ、「レプリケーター」は使い手の創意工夫で基本的性能から様々な応用が可能なまさに「複製機能(レプリケーター)」を持つビッグベイトである。

「ジャバロンテール」は、スローでも高速でもアピール力はNo.1
デフォルトセッティングのジャバロンテール以外に、フラットテール2個、ブーツテール2個、そしてバッファローホーンフック2セットが同梱されて6月末に出荷予定です。