ラグゼスタッフ・久角(ひさずみ)真梨奈さんによる「女性のためのオフショアジギング」第2弾をお届けします。
第1弾をご覧になっていない方はぜひ、そちらもお読みください。
■第1弾の配信記事はコチラ
最初に選んだガッチガチの短竿
タックルバランスの大事さを知る
前回は、私がオフショアジギングにハマったきっかけや、ドラグ設定のちょっとしたコツなどをお伝えしました。
今回はタックルについてお話しさせていただければと思います。
前回、自分に合ったドラグ設定の大切さを学んだことをお伝えしましたが、これはタックルにもいえることです。
私は最初ジギングタックルの選び方が分からず、でも店員さんにも聞きにくくて…。分からないままに、とにかく日本海丹後でジグ250gくらいが使えて、ブリって細いロッドじゃ折れてしまうと思って、とにかく折れなさそうなロッドを選びました。
しかし、それはメチャクチャ硬く、短いロッドで…。シャクるだけでもしんどく、モロに身体に負担がきて腕と腰を痛めました。
その後段々とオフショアジギングが分かってきてタックルも選び直し、シャクるのも掛けてからも、タックルでこんなに変わるの!?ということが分かりました。
そして、オフショアジギングに慣れてきたことで、元々使っていた硬くてとても短いロッドは別の使い方が分かってきて、それはそれで使用できるようになりました。
とはいえ、慣れない最初だからこそタックル選びは重要だと痛感したのです。
太いPEでのキャスティング
女性には飛距離が厳しい
さらにキャスティングゲームでいえば、飛距離が大事な場面も多いのが現実です。そんな時男性が乗る中で女性が同じ飛距離を出すのは厳しい。
狙う魚のサイズが大きくなってくるとPEのサイズも上がってきて、状況によってはPE8号を推奨される船も多くなります。
けれど、女性で8号を飛ばすって本当に難しい…どころか、厳しいです。無風の時になれば、もうそれは全く飛びません(笑)。
飛距離勝負になってくる場面では、まずはナブラに届かないと、同じ土俵に立たなければ始まらない…。
ルアーも飛距離が出やすい物を選択したりと、狙う魚が大きくなればなるほど、男性の率の方が多くなるそんな中で、1本を捕りにいくのは容易ではないと思います。
PEの太さ、選ぶタックル…バランスを考えるのは正直にいえば難しくなります。
女性に合うタックルは情報収集も大切
確かに大型の魚を狙うにつれて、女性には難しくなることもあります。しかし、ジギングと一口に言ってもターゲットはさまざま。魚種によってはタックルバランスひとつで非常に操作性がよくなり、釣果に直結することがあります。
とはいえ、狙う魚種に合った最低限のタックル能力は必要であり、その中で自分に合うタックルを選ぶのが大切になります。
そのあたりは、ズバリ情報収集になります。色々な方からアドバイスを聞くのも大切です。
特に、船長さんはその海のことを知っている強い味方になると思います。また、プチ情報ではないですが、過去の釣果情報を見て女性が写っていることの多い船は、女性に合ったタックルに詳しい船長さんが多い印象があります(笑)。
キャスティングもジギングも男性ほどの力がない分、道具でのカバーが重要だと思います。もちろんこれは、これからオフショアを始めます!という方や、老若男女問わずいえることじゃないですかね…。
「オフショアジギング=しんどい」のイメージが最初からつくと楽しめない(汗)。
とても驚いたジグドライブRとの出会い
さて、そんな経験をしながら、2019年1月にがまかつラグゼスタッフとして加入させていただくこととなり、その頃発売間近だったジグドライブRを触らせてもらったのですが…。
持った瞬間、「軽い!!」
しゃくった瞬間、「軽い!!」
掛かった瞬間、「軽い!!楽!!!」
本当に驚かされたのです。
ジグドライブRはブランクスにトレカT1100Gを使っていて軽くて強く感度もよい。そしてガイドのフット部分はシングルフットを採用(一番硬いS63MHのみダブルフット)し、かなり軽量化されています。
ジギングタックルって何十グラムか軽くなっただけで、一日の疲れが全然違うんですよね。たかが、何十グラムでも一日何百回とシャクり続けると違いが凄くわかります!!
個人的には、釣りそのものを非常に楽にしてくれるロッドで、本心からこれからオフショアジギングにエントリーしようという女性にもおすすめできるロッドになっていると思います。
次回は、ジグドライブRについて、私が感じたことをお伝えしたいと思います。
テーマは「キリンの皮を被ったサイ!?」です(笑)。