ゲームが組み立てやすいサーチベイト的タイラバ
リトリーブでもフォールでも誘えるから、スナッパーボール自体の使い方もさまざまだ。
しかし、その前に、そもそも手持ちのタイラバにスナッパーボールがあることで、「その日全体のタイラバゲーム」が非常に組み立てやすくなる。
超ハイアピールなスナッパーボールだけに、その日のマダイの活性をイチ早く知ることができるのだ。アピールの強いスナッパーボールに次々バイトしてくるなら活性は高いと判断できるし、そうでなければ次の手を立てやすい。
つまり、サーチベイト的な役割を持たすことができるのである。
スナッパーボールを使ったタクティクス
サーチベイト的な役割も果たすスナッパーボールがタイラバゲームをより戦略的にする。
例えば、マダイが高活性なら、S字強波動のスナッパーボールは誰よりも早くマダイキャッチに至る可能性が高く、ガンガン使い続ければよい。
もちろんある程度の活性でも、威嚇バイトを引き出してくれるのだが、どうしてもアタリが遠い場合、そこはシンプルによりアピールの少ないタイラバにチェンジすればよい。
強アピールから始めて活性の高い個体を探る、拾う。ダメならアピールを下げていくという手段。
逆に、「どうもバイトが遠い」といったシチュエーションから始まった時に、一日の中でどこか「ここぞ」というタイミングがくることが多いのがタイラバだ。
そんな時もスナッパーボールの出番だ。低活性から一時的に活性が高くなるタイミング、潮が動きだしたりフォールバイトが出始めたり、そんな時は迷わずスナッパーボールを投入すると「我先に!」と強波動のスナッパーボールにバイトが出ることが多いのだ。
先に述べた「強→弱」のアプローチの逆で、「弱→強」のローテ。そんな組み立て方をしやすくなるのもスナッパーボールのメリットである。
つまりはアクション(アピール)の強弱をローテーションしてゲームを組み立てられる。