今江克隆のルアーニュースクラブR 第948回「長波長カラーの使いドコロ」の巻
まさかの「ベッドロス」! ビッグママを如何に狙う??
今回、スロープロクマルさんからロクマル級のスポーン第一陣開始との報告を受け、ウハウハ気分で七色ダムに乗り込んだが、到着して呆然、前日からの局所的大雨でオバハンが灌水するほどの大増水…。
ベッド絡みのバスもスポーンを諦めたかの様な状況に、期待外れな「ガックシ状態」でした…。
しかし、まず取材は成立させないといけないので、朝から本気で狙いにいくも水面をボケーッと漂うようなボケバスまみれで、何をやっても反応は「無」。
まさにママさん達は一番最悪なスポーン失敗の「ベッドロス」の精神状態。
昼を過ぎてもノーフィッシュの激ヤバ状態となってしまう始末。
タダでさえ難しい西ノ川でダルマ状態になってしまい、もう「普通の釣り」で何とかしようと予定のお題をギブアップ。
移動前に気分転換に伊東由樹氏より渡されていた「ixiシャッドのtype-2」を、霞ヶ浦を想定し「バウオ・エクスレッド10Lb」を巻いた「LTZ」の「スーパースティード(GTR-C66LLR スーパースティードGT-R)」にセット。クリアな水質エリアのサンドバーで、アクションとボトムノックの直進性を確認することに。
最初に、スケルトン気味で淡く美しい七色向き?な「ブルーシャッド」を早巻きしてみると、カラーが水に溶け込みすぎてイマイチ遠方での動きが見えにくい。
そこでもう一つあった真っ赤な「アメザリ」カラーにチェンジ。
およそクリアウォーターでは使いそうもない霞ヶ浦カラーだったが、ここで事件が発生した!
「クリアなサンドバーでは赤いカラーは非常に動きが良く見えるなぁ~」と高速リトリーブさせていると、その後ろからさっきまで完全無反応だった「ニゴイ君」達が激猛反応、気が狂ったようにixiシャッドをチェイスし始めたのだ。
それこそ必死の本気チェイスで、コチラは逃げるのに大変なほどで、それこそ何度も何度もチェイスしてくる。
「ニゴイは赤が好きなのか?」と、面白いのでおちょくっていると、予想外の事件発生。
それまで茫然自失で何のやる気も無く、水面を所在なさげに泳いでいた見えバス達が一斉にあちこちでボイルを開始したのだ。
まるでかつてアマゾン川でリッパーやチョッパー(ビッグスイッシャー)を上手いガイドが連続で良い捕食音を出すと、ピーコックバスがあちこちでボイルを起こした景色にそっくりな状況になった。
「なんじゃこりゃ!」と思いながら、iXiをボイル向かって投げ全開で巻いてくると、なぜか明後日の方向から猛スピードで違うバスが必死で追いかけて来た。
流石に途中でボートに気が付いて慌てて反転したが、完全にスイッチが入った状態。
次の出来るだけ遠投して着水同時に早巻きすると、遂にブリブリピカピカのグラビアママさんが大興奮でオバハン影から突っ込んできてビッグバイト!
七色ダムで、まさかの「ixiシャッド type-2」で、しかも真っ赤な「マッカチン」カラーで取材OKサイズが出るとは…。