夜釣りの定番の「ケミホタル」。発光体の代名詞で、ルミカの商品です。
夜のタチウオ釣りでは必須で、もちろん、人気のワインドでも使用します。
袋からだして、ポキっと折ったら、あら不思議!発光するのが「ケミホタル」です。
「そろそろケミ入れよか~」的な感じで、暗くなりはじめると当然のように装着しますが、
でも、そもそも、なぜ「ケミホタル」は必要なのか?
サーベルハンターでもあり、光のスペシャリストでもある、ルミカ釣具事業所所属の中谷一司さんに聞いてみました!
編集部(以下、編):なぜ、タチウオ釣りには発光体が必要なんですか?
中谷(以下、中):それは、タチウオが単純に「光によく反応する」習性が強いため、集魚として欠かせないアイテムだからです。
編:なるほど。
中:エサ釣りの人ももちろん使われますが、ルアー釣りにおいてもタチウオに光のアピールになることは間違いないです。ただ、ルアーの場合は、ルアーの動きを阻害することがあってはなりません。
編:それはどういうことですか?
中:ルアー釣り、特にワインドでは、釣り人がロッドを操作し、ワームとジグヘッドに動きを与える釣り。その動きを妨げず、ルアーの存在を光で知らせなければいけません。ケミホタルといっても用途別にいろんなサイズのものが存在しますが、どれを使ってもいいというわけではなく、ワインドのための発光体があるんです。それが「ケミチューンワインド」なんです。
編:「ケミチューンワインド」はワインドの動きを妨げない、専用設計のケミホタルということですね。
中:そうです。この「ケミチューンワインド」は、ワームの動きを最大限に発揮できるよう、発光体としてはもっとも細い2.2mmという直径を採用しています。ワームのお腹に刺した際、トレブルフックに干渉しない22mmという長さに設定しています。
編:そうなんですね。ワインドのためのサイズ設定なんですね。
中:そして、ワームに刺しやすいように、ネジ型になっています。これでスムーズに夜のワインドゲームが楽しめるというわけです。
編:サイズは1サイズですか?
中:はい、先ほどもお話しましたが、直径は2.2mm、長さは22mmです。で、カラーは全部で4色あります。超定番カラーのレッドとグリーンに加え、昨年ブルーとピンクも仲間入りしています。
編:やはり光のカラーセレクトも必要ということなんですね。
中:はい、地形や環境、時間帯や気候によって潮の色は変わりますし、当然、タチウオの見え方も変わってきます。なので、光の色をローテーションすることで、これに対応し、より確実に釣果アップを目指せるということなんです。
編:なるほど~。ワームのカラーもそうですが、光のカラーもその日、その時間の状況に合わせていくと、もっともっと数が釣れるようになりますよね。ありがとうございました。
単純に光のアピールがあればいい、というわけではなく、光のカラーローテーションすることで、もっとタチウオワインドは深いものになっていきますね。
「ケミチューンワインド」の4色の特長や使いドコロは、詳しくはまた次回紹介します。
ぜひ、光が持つ力をフィールドで実感してくださいね!
「ケミチューンワインド」
※写真左から、グリーン、レッド、ブルー、ピンク
■入り数:2本
■サイズ:直径2.2mm 長さ22mm
■重量:0.07g
■発光時間:2時間
■価格:200円(税別)