トモ清水「ガッ釣りソルト」はじめてのフィールドへのアプローチ方法 後編
釣り場に着いたら、すべきチェック項目
・釣り可能な場所かどうか(安全確認含む)
・水質、水深
・ベイトの有無(小魚、カニ、アミなど)
・潮の流れ、ヨレの有無
・釣り人の有無
・海藻の有無、岩やブレイクの位置
・常夜灯の位置
明るい時間帯に良い候補を何ヶ所か発見出来れば、釣れたのも同然です。アジや青物、イカの場合、そのまま昼でも釣れることも多く、さらに夜釣りをする場合でも、昼に良さそうなポイントは夜でも釣れることが多いのです。
もしくは昼に良かった場所の近くの水深が浅い場所が夜になると魚が差してきて良かったりする場合もあります。夜になれば常夜灯の位置も確認しやすく、昼にチェックした潮のヨレなどと重なる複合ポイントがあれば、もう高確率で釣れます。
候補を何ヶ所か押さえておけば、いざ先行者が狙っていたポイントに居た場合でも、リカバリーが容易です。混んでいるポイントに割り込むことが私は苦手なので、その場合すぐに場所変えします。大きく移動することも、ちょい移動することもあります。その時に役立つのがタイドグラフです。
魚は潮位の変化でポジションをどんどん変えていきます。エサを一番捕食しやすい、もしくはエサが一番多いところに移動するのは自然の摂理ですので、「それをどう読むか」が、私が釣りにおいて醍醐味だと考えています。「探す楽しさ」です。
一番分かりやすい例で言いますと、潮が満ちてくれば、港内の奥やちょっとした流れ込みがあるポイントに魚がエサを求めて差してきます。その場合、魚の状態はアグレッシブなことが多いので数投すれば答えが返ってきます。アタリがないとすぐに見切る判断材料になります。
堤防の先端や角など「ここは複合ポイントで絶対良い条件が揃っているな」という場合、魚からのアタリがなくても粘る価値はあります。そういったポイントは魚の回遊ルートになりやすく、急にパタパタと釣れだすこともあります。