今江克隆のルアーニュースクラブR 第946回「神カラーと冷遇カラー」の巻
鮒(フナ)カラーが、市場から消えた…
また先週の続きになってしまうが、三原(直之)プロのTOP50七色ダム戦優勝の決め手となった2日目の2kgオーバー2本が「鮒ロイド(ギルロイドJr.鮒カラー)」で、しかも衆人環視の中で仕留められたことで、今更ながら「ギルロイドJr.」がプチブレイクし始めた。
優勝翌日には、ネット販売からも「ギルロイドJr.の鮒カラー」が消え去ってしまうほど…。
「ギルロイドJr.」はイマカツでもロングセラーの定番アイテムになってはいるものの、鮒カラー系は実はギルカラーの絶対的人気に対し悲しいほどに不人気…。
すでに4年も前に冬~春のバスの反応が確実にギルより鮒に変化することに気が付き、プールで鮒を飼ってまでギル人気絶頂時に他メーカーに先駆け完璧なカラーリングの「鮒3DR」を各ビッグベイトに採用し発表した経緯がある。
いくらブログでその効果を力説しても、鮒の人気は黒崎(健二)君をはじめ、池原ダム・マニアには即浸透したが、なかなか一般的には各バスメーカーがこぞって出したギルカラーに押されぱなしだったのが現状である。
事実、池原ダムの名手・黒崎君は「鮒カラーのアンドロイド」を渡した途端、67cm・6575gのとんでもないデカバスを仕留めたが、それでも鮒カラーは陽の目を見ることはなかった。
今回の三原の優勝でようやく陽の目を見ることになった鮒カラーだが、自分が思うにギルカラーがサイトで多くのアングラーに使われすぎていることも影響している気がする。
今回のTOP50でも多くのプロのロッドに1つはギル系ビッグベイトが結ばれていたが、鮒カラーは皆無だった。
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