水野浩聡「ワンモアフィッシュ」今回のテーマは「寒の戻り」です
今回のテーマは「寒の戻り」
こんにちは‼︎
4月に突入したものの、ここにきて雪が降るような寒気がやってきて、地元岐阜県内のフィールドは冷え冷え…。
この寒気が来る前は、地元の釣りガールがジャッカルのマイクロタッピーというコンパクトサイズの表層系ルアーでグッドサイズをキャッチするなど、浅いフィールドでローライトコンディションが絡めば表層でのバイトも得られるなど、春に向けて状況は上向きになっていたんです。
ところが、キビしめの寒波が来襲…。
何を隠そう‼︎ わたくし水野浩聡はまあまあの冷え性でありますので、一旦暖かくなって油断させておいてからのこの強烈な寒波は正直言って辛い。
岐阜県内の五三川や大江川といったフィールドにも出撃していましたが、真冬を思わせる伊吹おろし(冷たい北西の爆風)をモロに浴びて、人間的にも辛く、そしてその風が当たり続けているフィールドコンディションも日に日に悪くなっている状況でした。
ということで、今後あるかどうかは不明ですが、テーマを「寒の戻り」と題して、その寒かった期間をどのように釣っていったのか⁇をまとめてみました。
「寒の戻り」の期間で、どう釣っていったのかをご紹介!
3月末から4月の頭は、上記の通り五三川や大江川に出撃していて、基本的には風裏になりそうなシャローフラットや水質が少しでも濁っていて、バスがコンタクトしそうなカバー周り、ハードボトムを重点的に探っていました。
セレクトする場所の条件としては、やはり水温が少しでも温まりやすいことと、そこにバスがコンタクトしそうなストラクチャーの有無。
これをキーにエリアを絞り込んでいきました。
五三川に関しては、広大なフラットに沈みものや地形変化などが絡む中流の瑞穂橋の上流エリア。
冷たい北西風の風裏となりやすく、ハードボトムに杭やオダといったストラクチャーが点在する国道258号上流部。
そして、バスが一時的に待機しやすいような条件になっている養鶏場前付近。
大江川は、風裏で水深もあるので越冬場所にもなりやすく、かつハードボトムを控える札野ワンド。
チューリップ橋下流の左岸のインサイドベンドに絡むハードボトム帯。
そして、メインとなったのは何よりしっかりと濁りが入っている東大江川の内記排水場付近のカバー周り。
これらのエリアを探っていきました。
バイトが多かった時間帯と反応のよかったルアー?
基本的にバイトが多かった時間帯は、水温が上がりだす昼前や、日没寸前で光量が落ちてきたタイミング。
カバーに寄り添ったり、フィーディングに入る時間帯が狙い撃ちしやすかったですね。
そして、メインとなったルアーは、冷えてるタイミングではチャンクロー2.8インチの5gダウンショット。
水温が上がってカバー撃ちメインの時は、チャンクロー3.5インチの7gテキサス。
もしくは、オダなどが絡むスポットではオダの上をフォールで誘ったり、スイミング気味に泳がせたりするために、ヤミーのノーシンカーワッキーや、ベイビーシューティングボールジグ1.4gにフリックシェイク4.8インチをワッキー掛けにして移動距離を抑えつつスイミングさせることができるセッティングを使用。
一緒に同行してくれた仲間もこれらの攻めでグッドサイズを釣ってくれました。
寒の戻りといっても、春を意識してスポーニングに向けて動き出した個体はその場に留まっていることが多い
さて、この寒の戻りですが、いくら寒さがきたと言っても、春を意識してスポーニングに向けて動き出した個体はその場に留まっていることが多いです。
水中の変化にピタッと張り付いている状態で、わずかな水温変化に応じてその場でこまめにレンジ調整をしているので、使用するルアーもその目線に合わせてあげたり、カバー撃ちする時も枝一本で良いので何かしら引っ掛けた状態で、カバー内の中層を釣っていくことが重要。
また日中にカバーに入るタイミングというのは、日差しもしっかりあって水温が上昇傾向にある時が多いので、やはり中層を攻めるのはマストといえます。
逆に放射冷却や北西風などで冷えた時はオダやハードボトムといったものにしっかりと絡めて、移動距離を抑えたアプローチが有効となる他、シャッド(ソウルシャッド58SPなど)のようなプラグを当て込んでいく釣りも効果的。
基本は冷えても春場所。そこに対して、ルアーのレンジとスピードに気を配りながら釣っていきましょう‼︎
タックルセッティングについて!
なお、最近は5gクラスのヘビダン使用時に下記のタックルをセレクトしています。
・ロッド…アドレナ2ピース166ML-2
・リール…SLX70HG
・ライン…レッドスプール12ポンド
シャッドや小型のクランクといった、ロッドに重さを乗せにくいプラグでもしっかりと飛ばせて、抜群のキャスト精度が出ます。
また、今回のように3.5〜7gくらいのダウンショットやネコリグ、スモラバといった撃ち系フィネスもさばけるんですね。
SLXとアドレナの166MLのコンビが最近お気に入り!撃ち系フィネスだけでなく、軽量ハードルアーの遠投にも対応
そして、コストパフォーマンス最高なSLXは、12ポンドが100m巻けるので、撃ち系フィネスでの近距離戦はもちろん、軽めのハードルアーをしっかりと距離を出して巻いてくることもできます。
このリール自体、ベイトフィネスで使うような比較的軽めのリグやルアーを投げるのに向いていますが、本来のベイトフィネスはどちらかというと近距離対応。
しかし、SLXはラインキャパもしっかりあるので、飛距離を稼ぐ釣りにも向いています。
僕はこのリールをアドレナの166MLと合わせることによって、また自信の持てるタックルセッティングが1セット増えたと確信しているところ。
軽くて、パーミングもしやすいので、女性や少年アングラーさんにも喜んでもらえるはずです。
僕自身もこの使い勝手の良さにビックリしました‼︎ホントに素晴らしいタックルセッティングなので、ぜひ試してみてください、
来週はきっと暖かくなると信じて、春の釣りを皆さんも楽しんでくださいねー‼︎