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今江克隆のルアーニュースクラブR 第945回「鮒(フナ)カラーとマグナムフィネス!?」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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「鮒ロイド」の驚異的な威力が表舞台に…

実は最強カラーだった「ギルロイドJr.鮒カラー」。知る人ぞ知る鮒(フナ)のノッコミまで続く春シークレットなのだ。

さて、今試合で最も注目すべきことは、何と言ってもついに三原の衝撃的優勝によって「鮒シークレット」が公にされたことだろう。

2日目の上から2本の2kgオーバー、そして決勝のキッカー、また決勝では2kgオーバー数本と65cm4kgオーバーを、「鮒ロイド(ギルロイドJr.の鮒カラー)」で掛けたものの、ネットイン寸前でバラしているそうだ。

たらればだが、本人は決勝10kgが手からこぼれただけに、イマイチまだ満足していないらしい…。

正直、ギルロイド発売当初からラインナップしていたイマカツ独自の「鮒(フナ)カラー」のシークレットは、自分と三原の間では「何でみんな知らないの?」と不思議がるほど(前からブログでは頻繁に書いてるんですが…)、冬~春のシークレットカラーである。

温水性のギルは水温が17度前後にならないとシャローにはなかなか姿を見せないが、鮒や鯉は冷水に非常に強く、低水温期でもシャローで最も多く見かける高タンパクで動きがスローな格好のエサだ。

実はギルカラーが最も機能するのは6月頃のギルネスト期がピークで、11~5月ぐらいまでは鮒や鯉カラーへの反応の方が実はすこぶる良い。

今試合も練習時に見えバス相手にギルカラーと投げ比べてみれば、すぐにその反応差が分かるほど、鮒カラーとギルカラーの反応差は歴然だった。

今試合、西ノ川サイト合戦で唯一機能したのもギルロイドjr.鮒カラーだった。三原のバスに比べるとショボ過ぎですけど…。

実は試合前に三原がサンテレビ「ザ・ヒット」の撮影で、あの激シブ生野銀山湖で鮒ロイド:「ギルロイドJr.(鮒カラー)」を使い59cmを筆頭に3尾8,000gに達するかという神取材を成功させていたが、これが七色ダム前に放映されるとまぁまぁ困るな…と、練習時には思わされるほどの反応差だった。

幸いにも放送は4月10日水曜夜10時からで、その模様はまさに今回、七色ダム戦でトップウェイトの7,400gを出した2日目と全く同じ展開だそうなので、鮒ロイドの真の威力を目の当たりにできるチャンスである。

百聞は一見にしかずというが、この「ザ・ヒット」を見れば全てが理解できると思う。

また「ギルロイドJr.(鮒カラー)」は、フラットテールではなく、「ブーツテール」であることも非常に大きなキモである。

このブーツテールは、かつて東条湖の超早巻きでも話題になったが、真逆の「水中デッドスティッキング」、「岩置きデッドスティッキング」でこそ、その真価を発揮する。

ブランブランの巨大ブーツテールは、水中で止めていても僅かな水流で微妙にユラユラと動きながら水を太く動かし続ける。

この自発的アクションが静止でこそ活きる要因だ。

そして、同時に喰わせのワンジャークで移動し過ぎず、グッと止まるようなショートダートを起こせる。

その水押しパワーこそが、通常のスライド系フラットテールにはない、静止生き物感を生みだしているのだと思う。

大混雑の西ノ川の超天才バスですら、試合で騙せる「ギルロイドJr.鮒カラー※ブーツテール」。ブーツテールは明らかにフラットテール系ビッグベイトとは一線を画する。

ブーツテールは食わず嫌いな人も多いが、「完全静止できるハドルストンの鮒(フナ)型」と思い込めば、その威力、その出しドコロはビッ
グベイターならピンっと来るはずである。

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