では具体的にどのように使い分けていくかを見ていきましょう。
まず線で狙っていくときは5インチハートテールがオススメ。
ブリブリとしっかりアクションしてくれるのでバスを引っ張る力も抜群!
フィールドに到着してどこにバスがいるのか全くわからない状況下で広いエリアをサーチするなら、より遠くからバスを呼べる5インチが適しています。
しかし、その分着水音が大きくなったり、ストラクチャーにタイトに付いている魚にとっては「向こうからなにか強いものが来る!」と警戒することもあります。
そんなとき3.5インチの出番!
強すぎないアクションながらもしっかり魚は引っ張ってくれます。
そもそも、オリジナルの5インチハートテールは基本的に「巻いて使うモノ」です。
ノーシンカーはもちろん、ウェイテッドジグ、スイムジグなど「タダ巻き」がその用途です。
シンカーをつけたりジグをつけることでレンジや巻いてくる速度にバリエーションをもたせることができます。
それに対して3.5インチはオリジナルとはまったくテイストが異なるんです!
細かいピッチで短い距離でもアピールしてくれて、止めれば水平フォール。
この特徴を活かせばノーシンカーによるタダ巻きはもちろん、フットボールジグやラバージグなどのトレーラーとしてもピッタリです。
ボトムバンプさせてもその短い移動距離の中でしっかりとテールを振ってくれます。
DS、ヘビーDS、テキサス、ウェイテッドリグなど1つ持っていればボート陸っぱり問わず、かなりいろいろな使い方ができますよ。
ちなみに相性のいいウエイトは1/4oz。
ボディ自体にボリュームがあるのでこの組み合わせで3/8ozや1/2ozぐらいの操作感が得られます。
最近流行りの「ジグスト」でも使えます。
その場合はフットボールオフセットで使います。
イメージとしては、ラインスラックを水面で叩きながら巻いてくるミドストのような使い方です。
最近はバスプロの中でも結構ブームが来てます(笑)。
この間もバスプロ仲間で合宿をしたんですがみんなでこのジグストを練習しました。
このジグストのメリットは何より「中層をある程度ゆっくりと、かつしっかりアピールしながらルアーを引いてこれる」こと。
少しの距離でもしっかり動く3.5インチハートテールはそういう意味でもジグストにピッタリなんですね。
具体的な使用例
たとえばフィールドに到着してまだその日の魚の状況が分かっていない状況であればまずはオリジナルから幅広いエリアをサーチしていき、ストラクチャーなどすこし細かく探りたいモノがあれば3.5インチで短い距離でしっかり探っていくというような使い分けが可能です。
プレッシャーの高いフィールドであれば最初から3.5インチスタートでももちろんOK。
その場合でも最初はタダ巻きでテンポよく誘い、ピンポイントではジグやテキサスでじっくり探る、といった攻め方もアリですね。
これまでの「巻き」に特化したオリジナルサイズに「撃ち」にも対応した3.5インチが加わったことでかなりバリエーション豊富な攻めが可能になりました。
特に春に大活躍してくれるハートテールをぜひ使ってみてくださいね!