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「スピードスティック」プロジェクト、その経緯と想い【特別寄稿by天龍・舟木雄一】

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「使っていて楽しい」を感じさせるロッドに

まだ、ブランク素材など詳細については明かすことはできませんが、決して最新素材を使ったロッドとは言えないかもしれません。

でも、あの頃使っていたルアーを再度使ってみるのに最適なロッドを目指しています。筆者である私はスピードスティックの世代ではありませんが、バスのトーナメントからトップウォーターの世界まで、一通り嗜んできた中で、今この遊び方が一番楽しく感じているところです。

勝手な持論ですが、ルアーはエサと似ても似つかぬ物であっても、魚を呼び寄せる何かしらのファクターさえあれば釣れるわけです。

これはアングラーの使い方次第で変化し、ロッドはそのルアーを扱い易いアクションであるべきと考えています。これからルアーフィッシングを楽しもうとしている方には、何を言っているのやら?と思われるかもしれませんが、ある程度の経験を積んできたアングラーの方には何か琴線に触れるロッドに仕上がってきていると思っています。

こんな事を考えながら、新型スピードスティックを開発している最中です。ロッドの歴史など語りだしたら、まだまだ書けることがありますが今回はこの辺にしておきます。

リリースされるのを楽しみにしていて下さい。(文 舟木雄一)

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。
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