皆さんこんにちは!ヤマガブランクス広報部です。
水温の上昇が遅れていた九州地方ですが、4月も後半に入り、徐々に海も春の気配が感じられるようになってきました。釣り物も増えてきて、週末は「何を釣りに行こうか…?」と悩む時期に突入ですね!
YB広報部でも、毎年この季節は海をメインに釣行計画に頭を悩ませていたのですが、今年はちょっと違います。実は今、私たちの中で密かにブームになっている釣りのジャンルがあります。それが、エリアトラウト。
なんと、地元・熊本県にもエリアポンドがオープンし、週末は多くの釣り人で賑わっています!
そんな中、秋田県在住のフィールドスタッフ・天野さんも、同じくエリアトラウト熱が再燃中とのこと。今回は、ヤマガブランクスのエリアロッドシリーズ「ルーパスエリア」と、ライトゲームロッドシリーズ「ブルーカレント」を使用した、エリアフィッシングレポートが届きましたので、ご紹介します!
マルチアングラー的、エリアフィッシングの楽しみ方
寄稿:天野 広之(ヤマガブランクスフィールドスタッフ)
皆さんこんにちは。フィールドスタッフの天野です。
私は基本的に海の釣り物がメインですが、昨年末にルーパスエリアシリーズが発売されたのをきっかけに、久しぶりにエリアトラウトの釣りに触れる機会がありました。その後、どうなったかと言いますと、タックルボックスのルアーが徐々に増えていったり、夫婦で隣県の管理釣り場まで足を伸ばして釣行したりと、どっぷりハマって現在に至っております(笑)
ブルカレ持ってるなら…エリアもアリです!
さて、ヤマガブランクスの数あるロッドの中でも人気のシリーズ、ブルーカレントは、多くの方に使って頂いていると思いますが、私がそうだったように、ブルカレユーザーの皆さんにも、ぜひ一度エリアトラウトの釣りにトライしてもらえたらと思いまして、今回のレポートを書いています。
と言うのも、ライトゲームの繊細なルアー操作は、エリアトラウトの釣りにおいても応用が利きますし、釣り味に関しても通じるところがありますので、きっと皆さんの視野を広げてくれるに違いありません。
そこで、私天野が“マルチアングラー的視点”で、エリアトラウトフィッシングについて書かせていただきたいと思います。
ここ数年、一段と盛り上がりを見せているこの釣りを楽しむにあたって、ルーパスエリアシリーズの使い分けや、使用感等を釣行の様子と合わせてまとめましたので、ご覧ください。
ライトゲーム経験者こそ楽しめる、新たな沼
まず、エリアトラウトの釣りと言っても、ポンドごとに魚のサイズや種類も違いますので、同じジャンルの中でもかなり幅があります。トーナメント志向の数釣りから、大物&色物狙いのミノーイングまで、各々のスタイルで楽しむことができるのがこの釣りの良いところ。
一般的なイメージでエリアトラウトの釣りといえば、スプーンをスローに巻いている印象が強いかもしれませんが、現在のエリアトラウトシーンは、多彩なルアーを用いてパターンをみつけていく釣りですので、それに伴い多くのメソッドが生み出されています。
そこでルーパスエリアシリーズは各モデルごとに特徴を持たせており、使い分けることで最適な攻め方で魚にアプローチが可能です。
「ブルカレ」と「ルーパスエリア」を使い分ける
先月、山形にある“神室フィッシャーマンズロッジ”さんに伺った時には、縦の誘いが特に有効でした。その中でも、ミドルレンジの浮上系ミノーと、ボトムのメタルバイブは、食い渋っている場合、特に有効な攻め方だと感じています。
伺ったのは3月の中頃、釣り場があるのは山間部ですので、まだまだ残雪がポンドの周りを囲んでいます。このような環境ですので水温もかなり低く、魚はボトムに固まっており、積極的にルアーを追う感じではありませんでした。
この状況にハマったのは、メタルバイブの“縦の攻め”。ボトムまで沈めてリフト&フォールで探っていくと、ボトムからリフトする時に違和感のようなアタリがでます。巻きで反応が薄い時には、リアクション的要素を入れるとバイトが出ることが多いので、ルーパス62MBにPEラインのセッティングは欠かせなくなりました。
ロッド:ルーパスエリア 62MB(ヤマガブランクス)
リール:ツインパワーC2500SXG(シマノ)
ライン:アップグレードX4 0.25号+フロロ0.8号(XBRAID)
ヒットルアーは、Bスパーク2.5g(オフィスユーカリ)のオリーブ系のカラー。強めのカラーからローテーションしていき、反応が良いのはこれでした。
次に、縦の誘いの中でも、このところ注目の“浮上系ミノー”の釣り。これもまた食い気の無い魚にスイッチを入れてくれる力があります。夕方が近づき、魚が浮いてきたタイミングで投入しましたが、このメソッドの強みとしては、使うルアーの潜航深度によってテンポ良く誘ったり&細かく刻んだり、ミドル&シャローレンジまでカバーできるのが魅力でしょう。
カケ上がり付近を回遊する魚にルアーを見せつつ、デジ巻きやジャークで魚の視界からルアーを消し、浮上させますが、この時にラインを張らず緩めずのゼロテンションにしておくのがフッキングミスを少なくするポイントだと感じています。すると、手元にアタリが出ましたので、すかさず巻きアワセでフッキングして無事にネットイン。
ロッド:ブルーカレントⅢ 510(ヤマガブランクス)
リール:ツインパワーC2000S(シマノ)
ライン:Sペット0.4号(XBRAID)+リーダーフロロ1号
ルアー:イーグルプレーヤー50スリムgj・TCレイゲンMR&DR・スティルエリアt2など
エリアにも対応するブルーカレントⅢの汎用性能
ロッドはあえてブルーカレントⅢの510を使っていますが、細身で張りのあるこのロッドは、ルアーを細かく操作しやすく、かつティップが入るので、アタリを弾かずフッキングしやすい印象です。カタログの推奨ターゲットにエリアトラウトと記載されている通り、この操作性の良さはタフな状況を攻略するのに心強い一本となるでしょう。
また、最初の方にも書きましたが、このようにライトゲームタックルがマッチする釣り方もあるので、ブルーカレントⅢの53・510・63をお持ちの方は、ぜひエリアトラウトにもチャレンジしていただけたらと思います。リールもこれらのロッドに合わせるような1000から2000サイズがそのまま使えますので、後はやる気のみです(笑)
そして、この釣りにハマったら、徐々にルーパスシリーズの好みの機種を追加してもらって、ガツッとエリアトラウトの釣りを楽しむのもアリではないでしょうか。
“引き出し”が釣果を分ける!エリアの奥深さ
さて、この日用意したもう1セットがこちら。
ロッド:ルーパスエリア 61MR
リール:ツインパワーC2000S
ライン:zo6 4ポンド
巻きの釣り主体で、ニョロ系&クランク、スプーンで使用しましたが、前記したように他のルアーに反応が良かったので出番はあまりありませんでした。
ですが、唯一反応があったのが、山陰から陽が射したタイミングです。魚の動きが変わるかもとの考えで、このタックルにペピーノDR(ティモン)をセットし反応が多いボトム付近まで潜らせます。スローに引いてくるとヒットしましたが、惜しくもフックアウト。シブい状況でしたので、獲りたかったのですが⋯悔やまれます。しかし、魚の活性が上がるタイミングをとらえられたのは、狙い通りで嬉しかったですし、即座に対応できるタックルの使い分けでチャンスは確実に増えました。
以上、この日の釣りを振り返りながら、私なりのタックルの使い分けや出しどころを書かせていただきました。
管理釣り場という環境故の“スレた魚を相手にしなければならない”という状況では、攻め方のバリエーションの多い方が、魚の目先を変えてバイトにつなげていくことができて有利ですし、何よりその過程がこの釣りの醍醐味でもあります。そして、これが他の釣りでも生きてくると思いますし、この逆も言えると思います。皆さんもぜひエリアトラウトの釣りを楽しんでみましょう!
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