ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

ロングロッドとショートロッド。それぞれのメリットデメリット

寄稿:千田隆喜 「fenwick Rod Story」
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

皆さんこんにちは!千田隆喜(せんだ たかき)です!

今回は、バスロッドの「長さ」に焦点を当てたお話です。

バスロッドの長さについて

オカッパリやボートフィッシング、カバー撃ちやファストムービング系、フィネスなど多様なスタイルがある中で、「どんな長さのロッドを選ぶか」。これは自身の釣りを快適にしていく中で悩む要素の一つだと思います。

では、ロングロッドとショートロッド、実際どちらがよいのか? それぞれのメリット・デメリットを今回はご説明できればと思います!

特にカバー撃ちはロングレングス派とショートレングス派が結構分かれている印象です

まず、現代のバスフィッシングにおいて、概ねロングロッドと呼ばれるのは7フィート以上、ショートロッドと呼ばれるのは5フィート中盤~6フィート3インチ前後…といったところでお話しをさせていただきます。


fenwickの中だと特にロングロッドなのがこのあたりのモデル。

■ ACES76CMLP+J “Flippin’ Stik” (ベイト)

■ ACES-FM74CMJ “Fast Moving Special”(ベイト)

■ ACES70SMHP+J “Power Finesse Special”(スピニング)

■ LINKS74CMHJ(ベイト)

■ LINKS-FM74CMHJ “Fast Moving Special”(ベイト)

■ LINKS75SMLP+-2J “Long Shooter Special”(スピニング)

ACES76CMLP+J “Flippin’ Stik”はロングロッドとして位置づけられるひとつだ

ショートロッドなのがこのあたりのモデル。

■ ACES-SF60SULJ “Ultra Finesse Special”(スピニング)

■ ACES510CMJ(ベイト)

■ LINKS-CT60SULP+J “Critter Stick”(スピニング)

■ LINKS60CLJ “Bait Finesse Special”(ベイト)

ショートロッドとして挙げたひとつACES-SF60SULJ “Ultra Finesse Special”。ショートロッドには繊細なモデルが多いが、決してそれだけではない


ロングロッドのメリットとデメリット

それではまずロングロッドのメリットとデメリットを。

メリット

1. 飛距離出しやすい

長さが長いので遠心力や復元力をしっかりと使う事ができるので、ショートロッドに比べると飛距離が出しやすい。

2. ラインスラックが出しやすい&回収しやすい

遠距離でバイトがあった時、一気に糸フケを取ってフッキングできるのは大きなアドバンテージ。近距離戦でもロングロッドはラインスラックが出しやすいので、ルアーをフリーフォールで落としやすい。

3. ロングレングスを活かしたリフト&フォール

長さを活かしたリフトができる。縦の釣りにもかなり有効。

4.カバーからのルアーの出し入れがしやすい

レングスがあるので、シャローカバーからのルアーの出し入れがしやすい。

デメリット

1. 取り回しが悪い

周りが茂みの中でのオカッパリ、狭いレンタルボート上、車内など長くて取り回しが悪く扱いづらい。

2. ティップが暴れやすい

ロッドが長いのでティップ側は暴れやすく繊細な操作が少ししにくくなる。

3. 全体的に重くなりがち

ロッドが長くなる分、単純に重たくなります。また手元から離れた場所にルアーがあるので、1日振り続けるには少し体力も必要。

ショートロッドのメリット・デメリット

続いてはショートロッド。

メリット

1. 操作が直感的で繊細

手元との一体感が高く、軽いルアーやリグを使った時の操作は良い。ミノーやビッグベイト等でも操作が必要な使い方をする場合はショートロッドが有利になります。

2. 狭い場所でも取り回しがラク

小場所でのキャスト、アプローチの自由度が高く、レンタルボートなどでも取り回しが容易。

3. 即応性のあるフッキング

ティップと手元の距離が近い分バイトを感じてからの反応が早い。

デメリット

1. 飛距離はやや物足りない

広範囲を探る釣りや風が強い日など、もう少し飛ばしたい!といった時に物足りなさを感じることも正直あります。

2. デカいバスとのやり取りは慎重に

ショートロッドは曲がりしろがない分、ドラグの設定やロッド角度、ファイトには少し気を使う必要あり。

3. ファストムービング系の釣りがしづらい

スピナーベイトやクランクベイトなどのロッドアクションを付けずに“巻き倒す”釣りでは、やはりもう少し長さが欲しいシーンも。

ファストムービング系ルアーはロッドレングスを活かして、ラインを少し弛ませながら巻く方法が実績高いです。 そのため、少しレングスのある6フィート中盤あたりが投げやすく、弛みも作りやすいため個人的には好んで使用します


さて、ロングロッドとショートロッド。詰まるところ、どちらが正解…というよりも、“どのようなシチュエーションで使いこなしたいか”という話。

fenwickのロッドたちは、そのどちらのスタイルにもちゃんと応えてくれるラインナップが揃ってます。

迷った時は、フィールドの広さ、狙いたい魚、そして何より「自分の釣りテンポ」に合った一本を選んでみてください。

もしそれでも困ったら……私にDMください(笑)。わかる範囲でお答えさせていただきます!

千田隆喜のプロフィールや各SNSは以下から

千田 隆喜(Takaki Senda) プロフィール

1994年7月6日。兵庫県出身・関東在住。亀山ダムレコードホルダー(2024年4月18日67.5cm5470g)。U-30ドリームトーナメント&over31リアルトーナメント主催者。車中生活1500日突破中。バスフィッシングを中心に全ての釣りを楽しむマルチアングラー。
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」