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【シェイク巻きが五三川で炸裂中】O.S.P“波呂 魁人”に訊いた食わせ系フラットサイド「HPFクランクSPEC2」の使いこなしテクニック

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HPFクランクSPEC2

オリジナル「HPFクランク」ならではと言える“カバーコンタクト時に起こる大きなヒラ打ちアクション”が状況によって、マイナス要素になる場面もあるという理由から、固定重心に変更し、カバーへ接触しても大きくヒラを打つことなく、ストラクチャーから離れず、安定したリトリーブを実現する、食わせ型フラットサイドクランク。

サイレント仕様で、U字型固定ウエイトの排除によって10%の軽量化を実現、浮力とスナッグレス性能が高いという点も特筆すべきポイント。

O.S.P公式「HPFクランクSPEC2」の詳細ページはこちら

さて、そんな「HPFクランクSPEC2」で、最近ボコボコに釣っているアングラー…何気なくSNSを見ていても、ついつい目にする、O.S.Pプロスタッフ“波呂 魁人”さん。

ここまでビシバシ釣っている様子を見せられると、気になるに決まっている! という訳で、“波呂 魁人”さん本人に「HPFクランクSPEC2」の魅力や使い所、オススメカラーなどなど…記者の気になる点を色々教えていただきましたよ! では、伺った内容に沿って、早速訊いた内容を紹介させていただきますね!

波呂 魁人(Kaito Haro) プロフィール

単純明快なパワーゲームを主体に釣り歩く「ラン&ガン」スタイルの若手陸っぱりアングラー。リザーバーの釣りを得意としているが、現在は中部エリアのメジャーフィールド五三川&大江川に挑戦中。“丸見えド迫力バイト”を追い求め、日々様々なフィールドへ足を運びデカバスを追い求める。

Q1:そもそも「HPFクランクSPEC2」の魅力はなんでしょうか?

A: このフラットサイドクランクは、冬から春終盤頃の水温が完全に上がりきっていない時に、最も出番の多いルアーです。水温が低いと、ルアーが大きく逸れてしまうと追いつけず、せっかくのバイトチャンスを逃してしまうことがよくあります。

HPFクランクSPEC2」は、そうしたストレスを軽減するためにワンウエイトの固定重心を採用。内部構造により、障害物に当たっても大きくヒラを打たず、適度にヒラを打って回避しながら安定したリトリーブが可能になっています。

また、フラットサイドクランクは空気抵抗が大きく、特に春の突風時にはキャストしにくいこともありますが、「HPFクランクSPEC2」は8.9gという軽量ながら、絶妙なボディバランスにより、十分な飛距離を確保できる点も魅力です。

Q.2:春に「HPFクランクSPEC2」を愛用している理由は何でしょうか?

A:やはり“フラットサイド”という特性が一番の理由です。

春のバスは、特に明滅に対する反応が良く、この“明滅”こそがフラットサイドクランクの得意分野。「HPFクランクSPEC2」は高浮力ながらも安定したレンジキープができ、タダ巻きでもしっかりロールして明滅を生み出してくれます。つまり、春のバス釣りを効率よく、楽にしてくれる存在、それがこのルアーを春に愛用する最大の理由です。

Q.2:「HPFクランクSPEC2」の使い所と狙い所を教えてください

A: 春はバスがスポーニングしやすいワンド内全域が狙い目。特に、ハードボトムのフラットやブレイク、葦際や杭などの障害物付近は有望です。

もちろん他の季節にも同じようなエリアで釣れることはありますが、春ほどワンド内でバスが食ってくる傾向は少なくなる印象です。

Q3:基本的な使い方やおすすめのアクションを教えてください

A:基本的な使い方は、ボトムに当てて浮かせてを繰り返すクランクらしい使い方です。低水温期はこれに加えて、パタパタ動くギリギリのスピードでスローに巻くのが効果的です。

シェイク巻きがアツイ!

そして、春に特におすすめなのが“シェイク巻き”。障害物の横を通す際にシェイク巻きで明滅をシッカリ入力すると、魚のリアクションが格段に上がります。

このテクニックは春バスだけでなく、秋バスにも非常に効果があるので、ぜひ試してみてください。

Q4:カラーローテーションやおすすめカラー3選は?

A:春は水が濁っていることが多いため、チャート系や白っぽいカラーを使い分けると効果的です。曇天や雨の日にはクローム系カラーが特に有効です。

では、以下でオススメカラーを3つ紹介させていただきます。

オリーブダズラー

汎用性が高く、ザラザラのダズラー加工により水をよく掴み、クリアからマッディまで幅広く対応可能。

ハニーブルー

マット系のチャートカラーで、主張はあるものの水中でぼやけて自然に見える。マットチャートでは強すぎる場面で活躍。

アメリカンサンフィッシュ

ブルー基調で水馴染みがよく、腹のオレンジとクローム系のフラッシングが魅力。曇天やローライト時におすすめ。

個人的には“ハニーブラウン”も好きです。赤茶と薄黄色の配色が艶やかで、視覚的なアピール力とナチュラルさを両立しています。

ハニーブラウン

Q5:最後、初めて使う方へ一言をお願いします

A:タックルは巻き重視だと結構ダルダルなクランキンロッドを使うのが妥当だと思うんですが、シェイク巻きを主体にするのであれば、多少張りのある中弾性ぐらいのロッドを使ってあげた方がアクションがしやすいかと思います。

もし、ダルダルなクランキンロッドでもシェイク巻きをシッカリしたいのならば、使用するラインを14Lbくらいにして、少し太くしてより張りが出るようにしてあげるとやりやすいと思います。

現在、知り合いと一緒に「CROP DOOR(クロップドア)」という名前でYouTubeでも活動中ですが、五三川で「HPFクランクSPEC2」で釣れている動画も公開中ですので、ぜひそちらも観ていただけると嬉しいです!

出典:YouTubeチャンネル「CROP DOOR(クロップドア)」

YouTubeチャンネルCROP DOOR(クロップドア)チャンネル登録はこちら

春バスを手っ取り早く狙うなら「HPFクランクSPEC2」。ぜひ皆さんも巻いて“HPF劇場”を体感してみてくださいね。

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。
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