今江克隆のルアーニュースクラブR「春爆到来!イマカツ最新マダムキラー3選を紹介」 第1237回
SG-1
最後に、「バスフラット」の記事に紐づけたアングラーズチャンネルの動画を見てもらえば、「バスフラット」同様に気になりまくると思うのが、以前ここでも紹介したイマカツの新素材「水に浮く透明ワーム素材」、「水とほぼ同じ比重に調整した高浮力ワーム素材SG-1(Specific Gravity)」だろう。
実はこの「SG-1」素材を使って試作した「ハドルギル3.9インチ」、「ハドルギル5インチ」がイマカツ・プロスタッフ間で非常に高い評価を受けている。

エラストマー製「ハドルギル」まで試作し2年前から四苦八苦していた「ハドルギル」の「魚セッティング」。水比重「SG-1」で試作したらプロスタッフ激賞賛の大好評でした
その理由が、今まで通常のワーム素材では姿勢のキープが難しかったハドルギルの「縦付セッティング」が理想的に決まるからだ。
要は「ヒラメセッティング」ではなく、「魚セッティング」でスイムベイトとして使う方法だ。

七色サイト最強アングラーの一人、安藤プロも絶賛の「ハドルギル」の魚セッティング。現在「SG-1ハドルギル」はプロスタッフ限定で試作中

七色ダムでガンガン釣れるなら間違いなくどこでも釣れる証明。七色ダムは最高のルアーテストフィールドでもある
以前から「ハドルギル」の縦付の威力は自分も三原プロ、河野プロも可能性を感じていたのだが、斜め泳ぎせず、きれいに縦の姿勢をボトムでもキープするためには、腹部に低重心で刺すネイルシンカーをかなり重くしてファーストシンキング気味にしなければ、なかなか難しかった。
そこでエラストマー製の「ハドルギル」も試作したのだが、今度はトリプルフックでも全然斜めに浮いてしまうほどに圧倒的な浮力があり過ぎ…。
3g近くネイルシンカーを無理やり上手に低重心になるよう刺して、ようやく縦姿勢をキープしてデッドスローシンキングになるという、かなりめんどくさいものだった。
それが比重1をわずかに切る「SG-1」素材で試作してみたところ、バレーヒルの「トレブリングスルーパイプ」を刺してトリプルフックを腹に刺すだけで姿勢が決まり、ちょうどよいシンキングレートになることが分かった。
頭部にガード付き大型マス針を縦に刺し、腹部にネイルを入れる方法でもエラストマーに比べ程よいシンキングレートでスイムベイト化できることも分かった。
このマス針方式ならば、ウィードやカバーを気にすることなく、ナチュラルなハドルギルスイムベイトとして使用可能だ。
ただ、エラストマーと違って、バスの首振りで吹っ飛ばされるのが今のとこ難点であるが、ネコリグ系のフックキーパーを利用すれば解決方法はさほど難しくないだろう。

激ヤセしてから誰か分からなくなったテラコバサーも「ハドルギル」の魚セッティングを激賞賛。ちょっと知名度上がって色気づいてきたようです…
現時点ではこの3つの新作ワーム達が各地で絶好調に釣れているが、今後、アフター期になればさらに威力を増してくるワーム達でもある。
全て、夏ごろまでにはリリース予定なので、ご期待ください。