ザコのウィークポイントをフォローする存在
アメリカにおいてブレーデッドジグのトレーラーベイトとして確固たる地位を築いたザコ。アコーディオンのようなカッティングから大きくウネるような泳ぎを想像する人がいるかもしれないが、そのキーとなっているのはブレーデッドジグ本来の泳ぎをスポイルすることなく全体でナチュラルな泳ぎを作り出せる点にある。

アメリカでブレーデッドジグのトレーラーと言えばザコが真っ先に上がるだろう。今や完全に定番化した印象だ
ただし、クランクベイトにもワイドウォッブルのものが必要とされるように、スイミングジグの釣りにおいてもハイアピールタイプで強く水を攪拌するものが欲しいと感じる時は必ずある。そのような状況下ではブレーデッドジグ+ザコの組み合わせではやや弱いというのが正直なところだろう。
そこで大型のシャッドテールを備え、力強いスイミングモーションを起こしながら泳ぐもう一つのモデル『パドルテールザコ』がBrett Hite氏によってデザインされた。ザコ同様にシャッド形状のフォルム、アコーディオンのようなカッティングを備えつつも、その泳ぎはかなり力強く激しいものとなっている。
トレーラーベイトとして多彩な用途に使用可能
パドルテールザコはワーム自体が力強く泳ぐため、ブレーデッドジグに限らずスイミングジグ(=ジグ自体は泳がない)のトレーラーとしても充分な威力を発揮する。
スピナーベイトやバズベイトのトレーラーとしても使う事ができる。この場合、水の抵抗を強く受けることでよりスローに引くことができるようになるのも大きな強みだ。
単体のスイムベイトとしても使用可能
パドルテールザコはジグヘッドやウェイテッドフックで使用することにより単体のスイムベイトとしても申し分ない働きを見せてくれる。
特にお勧めなのはウェイテッドフックでの使用でフックサイズは#3/0がマッチする。このサイズ感は30cmクラスのバスでもフッキングさせることが可能で、日本のフィールドでも非常に使い勝手が良いものと言える。リザーバーでのオーバーハング下へのスキッピングも気持ちよく決められるセッティングだ。
ただしフックのチョイスには注意して欲しい。ウェイトのないオフセットフック(ノーシンカー)はバランス的に泳がないのでNG。ウェイテッドフックでもウェイトが後方に装着されているものは回転してしまったりするので注意が必要とのこと。

ウェイテッドフックはウェイトが前方に装着されているものがお勧めだ。ちなみに写真のフックはハヤブサのハイパートルネード・ウェイテッドの#3/0
カラーラインナップ
カラーラインナップは以下の通り
021 Black / Blue Flake
036 Cream White
194J Watermelon / Black Flake
297 Green Pumpkin / Black Flake
414 Tilapia Magic
700 Blue Craw
909 Chart Shad Laminate
973 Electric Shad
979 Houdini
981 Green Pumpkin Black Flake / White
991 021/297 Laminate
993 Sight Flash
994 Tennessee Shad
9003 Fire Craw
9004 Smallmouth Magic
9005 Sexy Shad
9006 Pro Blue
9007 Chart / Electric Blue
9008 Green Gizzard
9015 Houdini Too
パッケージに関してはヤマモトベイツの世界標準となる黒を基調としたパッケージ入りとなる。専用のブリスターケースに収納された状態でパッケージされており、曲がり癖が付きにくいようになっている。
全長:4インチ(90mm)
自重:9.3g
5本入
価格:オープン
2025年4月発売予定。ザコとの使い分けでトレーラーベイトに死角なし!だ。
スミス公式「ヤマモトベイツ パドルテールザコ 4インチ」詳細ページはこちら
