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【安定釣果継続中】スタッガークローのツメの動きを使いこなす

寄稿:坂田 泰信
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こんにちは!HIDEUPスタッフの坂田泰信です!

3/30に開催されたW.B.S.開幕戦でスタッガークロー3.3インチを使い、優勝することができました!

 

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普段応援してくださっている皆様、HIDEUPファンの皆様に感謝いたします。

さて、今回の優勝であらためて確信が持てスタクロのパワー。昨年末からこの早春まで継続しているスタクロ3.3の使い方のコツをここで余すことなく公開します。

写真:W.B.S.

坂田 泰信(Sakata Yasunobu) プロフィール

ホームレイクは霞ヶ浦。 バスフィッシングの本場アメリカでの経験を活かしWBSに出場中! 1983年生まれ。 主な戦歴 2016年kota's american dream優勝 2022年W.B.S.第2戦 優勝 2025年W.B.S.第1戦優勝

スタクロというワーム

 

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他社クローワームと同じ使い方ではスタクロの良さを活かせない?

3インチ前後のクローワームはまさに激戦区。正直様々なメーカーから優秀なものが出ています。とくに霞ヶ浦での撃ち系の釣りにおいては私もスタクロじゃなきゃいけない理由を感じず、フォールでツメがブルンブルン勝手に動いてくれるようなものを好んで使っていました。

もともとスタクロはHIDEUPスタッフの武田プロが遠賀川の試合でフリーリグを用い、ボトムの釣りを攻略したことがきっかけで生まれたルアー。霞水系のようなフィールドでの撃ちに特化したデザインではなくボトムで使うとことでその威力を発揮するルアーだと思います。

それゆえ、水に色がついていてカバーを狙うことの多い霞水系では撃ち特化型のルアーと比べると、水掻きが弱い、フックが出やすくスナッグレス性が低いなどデメリットとも感じられる部分があったのも積極的に撃つ釣りに使ってこなかった理由です。

しかし、オートマ車とマニュアル車じゃないですが、スタクロのアクションコントロールのコツがわかった時から、明らかに魚の反応を得られるようになったのです。弱みだと思っていた部分が強みに変わった瞬間でした。

見た目は甲殻類だけど、ツメは小魚にも化ける

スタクロを操る上での最大のキモはツメの動きを意識すること。もちろん見た目はザリガニやテナガエビをイメージしやすいデザインですが、数年スタクロを使う中で気づくことがありました。それは「ベイトが小さい時に反応が良い」ことです。

これはスタクロ3.3だけではなく4インチなどを使っていても感じていたことで、小指の先ぐらいのイサザアミを食べているような時に反応がよく、ロッドアクションでツメを意識して動かしたり、着底後、ツメの倒れ込みをしっかり使った使い方をするとさらに反応が良くなりました。

さらに、その感覚の延長で表層付近のものに引っ掛けいわゆる吊るし状態でツメを動かしてみたところ他のルアーに勝る反応を得られるようになったのです。

スタクロはツメ+ツメ+ボディ。3つの個の集合体。そんなイメージで使うと釣果に繋がります。

これは近年霞水系のオカッパリでも目覚ましい釣果をあげているバマストにも通ずるものがあると思いますが、ワカサギや大型の手長エビとバスがリンクしていない時に、捕食しやすい小さなハクやイサザアミをお腹を満たすために拾い食いしているため、このようなアクションが効くのかな?なんて考えています。

スタクロの使い方

スタクロテクニックその1:リアクションテキサス

写真:W.B.S.

最近の霞水系でトレンドとなっているリアクションテキサス。実はスタクロ相性抜群です。私は7gのシンカーをベースに使います。スタクロのサイズ感からするとやや重めに感じるかもしれませんが、メリハリを効かせた動きで水温一桁の時期から、春先の寒の戻りでタフになったバスの口をこじ開けるためにはスピードが重要です。

スタクロは水の抵抗を大きく受けるパーツがないため、クロー系ワームの中でもフォールスピードが出しやすいデザインです。

そして一番のコツは、マットカバーや倒れたアシなどにラインを持たせ、任意のレンジまでハイスピードでフォール。そして急ブレーキ。ルアー1つ分リフトしたら、また落とす、止める。アクションは基本これの繰り返し。そうすると他のクローワームに比べ可動域の大きなツメがブワッ、ブワッっと動き思わずバスが口を使う魅惑のアクションが出せます。この動きは唯一無二。

さらにスタッガーシリーズの特徴とも言える片面フラットなデザインと細身のボディーが気難しくすっぽ抜けが多いこの時期でもフッキング率を上げてくれる点もポイントです。

スタクロテクニックその2:リーダレスダウンショット

前述のリアクションテクに対してこちらは食わせのアクション。基本は3.5グラムのリーダレスダウンショットで、まだ気温の低い朝方に放射冷却を避けるためにフローティングマットの下に入る魚や、日中、アングラーのプレッシャーを避けカバーに逃げ込んだ魚を狙います。

引っ掛かりの少ないスタクロのデザインのおかげで軽いシンカーで小さな隙間に静かにリグを送り込むことができます。このリグはバスの目線上で誘うのが効果的で、水面直下で何かに引っ掛けながらいわゆる吊るし状態でツメだけを動かすイメージで細かくシェイクします。この時も、ツメがしっかり動かせているかをしっかり意識しましょう。

 

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スタッガークローは幅広いサイズ展開で死角なし

既存の2.2、3.3、4、5インチに加え、ノーシンカーでも十分使える自重を持つ6.5インチ、そしてヘビーダウンショットリグなどにもジャストフィットと思われる2.7インチの発売が予定されています。

私は霞ヶ浦で3.3インチを使うことが多いですが、フィールドや状況に合わせて使っていただければと思います。

霞ヶ浦メジャートーナメントを制したタックル

先日のW.B.S.でのウイニングタックルです!バーサタイルなセッティングなので、どこのフィールドでも使えると思いますので是非参考にしてくださいね。

①テキサスリグ7g

ルアー:スタッガークロー3.3
ロッド:マッカHUMC-610MH+もしくは67MH
ライン:14ポンド

【HUMC-610MH+】

高弾性 LENGTH 6’10″,LINE 10-20lb,LURE1/4-1oz。ボートから岸釣りまで1本で幅広く使いこなせるパワーバーサタイルモデル。

②リーダレスダウンショット3.5g

ルアー:スタッガークロー3.3
ロッド:マッカHUMC-67MHもしくは67MST
ライン:14ポンド

【HUMC-67MH】

中高弾性 LENGTH 6’7″,LINE 10-20lb,LURE1/8-5/8oz。俊敏な操作性能と絶妙なバランス、MHクラスに求められる基本性能を追求したモデル。

オススメカラー

カラーは基本水色や食べているものに合わせています。

中でもお気に入りは…

#242 エビダッピ

#243 たまらんばいダークシュリンプ

#126 ダークオリーブ

 

他のHUスタッフも釣りまくりのスタッガークロー

 

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オールシーズン使えるルアーですので、ツメの動きを使いこなして良い釣りをしてください!

ハイドアップ(HIDEUP )

現役トッププロ吉田秀雄が代表をつとめる琵琶湖そば滋賀県大津市を拠点とするルアーメーカー。 異例のロングランヒットを続けるスタッガー・オリジナルをはじめとする、スタッガーシリーズやHUクランクシリーズなどのワーム、プラグやロッド「マッカ・シリーズ」など、こだわりのアイテムを多数輩出。
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