天龍のイカメタル用ロッド「ブリゲイド トバリ」。2025年には、新たに“掛け”調子の3機種が追加され、先行リリースされていた“乗せ”調子の3機種と併せて全6機種の充実したラインナップとなった。
品名 | タイプ | 全長 ( m [ft]) |
継数 (本) |
調子 | 仕舞寸法 (cm) |
穂先形式 | スッテサイズ (号/g) |
錘負荷 (号/g) |
ライン (PE/号) |
リアグリップ (mm) |
先径 (mm) |
自重 (g) |
使用繊維 カーボン/グラス (%) |
本体価格 |
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BT5103B-MLS | B | 1.78[5’10”] | 3* | EXF | 69 | MF/CS | 8-30号(30-120g) | 10-35号(40-135g) | 0.4-1.0 | 380 | 0.7 | 88 | 98/2 | ¥45,000 |
BT682B-L | B | 2.03[6’8″] | 2 | RS | 105 | MF/GT | 5-25号(20-100g) | 8-30号(30-120g) | 0.4-1.0 | 380 | 1.2 | 87 | 95/5 | ¥42,000 |
BT682B-M | B | 2.03[6’8″] | 2 | F | 105 | MF/CT | 8-35号(30-135g) | 15-40号(60-150g) | 0.4-1.0 | 380 | 1.2 | 88 | 96/4 | ¥43,000 |
BT662B-MHS | B | 1.98[6’6″] | 2 | EXF | 102 | MF/CS | 15-40号(60-150g) | 20-50号(80-190g) | 0.4-1.2 | 380 | 1.0 | 100 | 95/5 | ¥45,000 |
BT642S-M | S | 1.93[6’4″] | 2 | F | 100 | MF/CT | 8-35号(30-135g) | 15-40号(60-150g) | 0.4-1.0 | 425 | 1.3 | 89 | 96/4 | ¥42,000 |
BT6102S-MHS | S | 2.08[6’10”] | 2 | EXF | 107.5 | MF/CS | 15-40号(60-150g) | 20-50号(80-190g) | 0.4-1.2 | 425 | 1.0 | 98 | 94/6 | ¥44,500 |
改めて…乗せの3機種をおさらい
25追加モデルの「掛け」ももちろん気になるところではあるんだけれど、先行リリースされている「乗せ」を理解することで、きっと「掛け」の使いどころももっと理解できるのではないかと。
というわけで、あえてここでは、既にリリースされている“乗せ”モデル3機種をあらためてご紹介!
まず、乗せの3機種は BT682B-L・BT682B-M・BT642S-Mの3機種。ベイトには6’8”のLとMが、そしてBT642S-Mがスピニングモデルとなる。
乗せ調子といっても掛けモデルと比較し相対的なもので、乗せの中にも個性あり!
とその前に。ブリゲイドトバリのスペック表には穂先形式が記されるが、MF/GT。これは、MF=マグナフレックス製法を用いたGT=グラスチューブラティップを採用しているということ。
ブリゲイドトバリ全体を見ると、3種の穂先形式が採用される。
①マグナフレックス / グラスチューブラ (MF/GT)
②マグナフレックス / カーボンチューブラ (MF/CT)
③マグナフレックス / カーボンソリッド(MF/CS)
という3つだ。
BT682B-L
それを踏まえて、まずはBT682B-L。その特徴としては以下のようになる。
タイプ:ベイトモデル
穂先形式:MF/GT(マグナフレックス/グラスチューブラ)
つまり、BT682B-Lはケンサキイカを狙う釣りで、ステイ(止め)を長めに取りたい時に活きてくる一本。船の揺れを吸収しながら、イカの泳層に仕掛けを留めやすい調子に設計されている。グラス素材のチューブラティップを採用しているため、穂先のわずかな変化も見逃さず、違和感のようなアタリもしっかりと捉えられるのが大きな利点。
具体的なリグでいうと、鉛スッテなら5~25号、オモリグは8~30号まで扱いやすく、ゆったりとした誘いから一瞬のアタリを確実に掛けにいくシチュエーションで心強いロッド。
BT682B-M
同様にBT682B-Mは以下のようになる。
タイプ:ベイトモデル
穂先形式:MF/CT(マグナフレックス/カーボンチューブラ)
ご覧の通り、T682B-Lとの違いは、ティップに低弾性カーボンを採用している点。イカの活性が高まり、誘い→ステイですぐにアタリが出るような場面に最適。シャクリ上げてから止めに入る動作がスムーズに行える設計で、ティップのブレが少なく、すぐに潮の抵抗を受けて入り込む調子がアタリの取りやすさを高めてくれる。
潮流が速かったり、鉛スッテやオモリの重さがやや大きめになっても使いやすく、テンポの速い釣りに対応できるのが強みです。
鉛スッテなら8~35号、オモリグなら15~40号程度が狙いやすく、夜にイカの活性が上がったときの連続ヒットにも対応しやすいモデルだ。
BT642S-M
乗せ調子唯一のスピニングがBT642S-M。
タイプ:スピニングモデル
穂先形式:MF/CT(マグナフレックス/カーボンチューブラ)
低弾性カーボンのティップを備えつつ、スピニングリールを組み合わせることでチョイ投げが可能。船の灯りの境目や明暗の差があるポイントを広範囲に探るのに向いています。やや短めのブランク設計により、胴の間など投げにくい釣り座でも無理なくアプローチできるのが利点。大型イカが潜むポイントに軽く投げて狙う攻め方にも対応。
オモリグなら15~40号、鉛スッテなら8~35号が扱いやすく、誘いから合わせまでの一連の動作をスムーズにこなせる使い勝手の良いモデルです。
先行モデルとしてリリースされていた“乗せ”調子の3機種は、ケンサキイカ狙いのステイ重視の釣りから、高活性時のテンポの良い攻略、さらにはスピニングによるチョイ投げまで、幅広いイカメタルのシチュエーションに対応してくれます。2025年に加わった3機種の“掛け”調子モデルと合わせれば、6機種のラインナップにより、あらゆるイカメタルの場面で活躍してくれるはずです。気になる方はぜひ一度手に取って、自身のスタイルに合った一本を見つけてみてください。
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