今江克隆のルアーニュースクラブR「イマカツ超マル秘ルアー&超マル秘マテリアル『SG-1』を初公開」 第1234回
ホバストや吊るしにも強力
また、この「水比重SG-1」は、ホバストや吊るしにも強力な素材になるだろう。
ボディ後方の浮力が高すぎると前傾姿勢になりやすく、ボディ後方が重いと立ち泳ぎ気味になりやすいホバスト系や吊るし系ワームの水平姿勢キープにも全く同じ効果が期待できるからだ。
もちろん、水比重「1」の浮力は、ボトムでも着底後に放置で「逆立ち」するのではなく、「ちょうどいい姿勢」でポーズできることも大きなメリットになる。

4.8インチの三原デザイン「MJシャッドテール」の場合、#3/0フックでギリギリ浮くぐらいの浮力。ボトムでは逆立ちするのではなく、ちょうどイイ感じで尻尾を45度程度に立ててステイできる
今回のテストでまずは「ジャバロン」、「ハドルブレスギル」、「MJシャッドテール」、「バスワーム」への採用は当確になった。
今後、既存の様々なイマカツワームをこの「水比重SG-1」で再成型してみて、素材と動き、狙いの相性を確認し、効果が確認できれば、製品として夏ごろからリリースしていく予定だ。

水温がもっと上昇すれば主戦力にすらなるかもしれない三原「MJシャッドテール」。これ以上デッドスローはないといってもよいほどのデッドスローで、水面直下50cm~1mをフルキャストで余裕でキープできる
超カンタンなVガード自作法
最後に、今回のプリプラで山岡計文プロが今月末にリリースされる「レインボーブレード」のガード設置に関して、自分が紹介したブラシVガードより超簡単で、ピンドリルで穴を大きくしなくても簡単装着できる方法を編み出していたので、紹介しておこう。
その方法はGOSENのナイロンコート「キングポイント瀬ズレ用ワイヤー7本撚」の37番を好みの長さにカットして穴に差して瞬間接着剤で止めるだけ。

山岡ヴェスパ式Vガードはコレ。Amazonで普通に何時でも買えます。一生分使えます
実はこれ、RYUGIの「モノガードヴェスパ」の#1以上に使われているナイロンコートワイヤーで、これの37番がレインボーブレードにピッタリマッチする。
「ヴェスパ」のナイロンコートワイヤーガード同様、ワイヤーをグイと立てればガード力もアップする。

山岡式ナイロンコートワイヤーガードは手間いらずの簡単装着。「モノガードヴェスパ」#1番以上のブラシガード、実はナイロンコートワイヤーだったんですわ
実際、山岡プロはこの仕様で見事な2kgクラスを野村ダムでも仕留めていた。

野村ダムでも2kgクラスを「レインボーブレード」でキャッチしていた山岡計文プロ。冠水カバーだらけの野村ダムでは、ひと手間加えた簡単速攻の山岡式Vガードを使っていた
で、早速今江的には他にもいろいろAmazonで探して試してみた結果、カワハギや太刀魚用の「形状記憶ワイヤーの0.4mm」も良い感じだ。
フルコンタクトで使うなら0.5mmがベストだろう。

形状記憶ワイヤーオタクな自分はこれまたAmazonで探したコレがお気に入り。カバーをガンガンフルコンタクトで攻めるなら0.5㎜がオススメ
ナイロンコートワイヤー共々、Amazonや楽天で翌日配送レベルで購入できるし、800円前後でたぶん余裕で一生分自作のVガードが作れるので、ぜひ試してみてください。