今、ショアソルトで元気な魚種は何?【トモ清水のガッ釣りソルト】
WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト」
第239回
『今、ショアソルトで元気な魚種は何?』
こんにちは! トモ清水です。現在、まだ雪が残る新潟からこの原稿を書いています。金沢の雪国育ちなので、春の雪山は何か落ち着く感じがして大好きです。釣りという目的もありますが、「春を感じに行く」というのも旅の醍醐味ですかね♪
新潟、この早春に元気な魚を探しに!?
この時期、この新潟エリアでは釣りをしたことがなく、実績がないのでゼロから魚探し。初日は釣果より全体を把握すべく、各地をランガンして様子をチェックしていきます。
おそらく本番は夜なので、明るい時間帯に各地を目で見て、良さげな場所を確認。
全国各地で釣りをしてきた経験上、この下見が釣果を左右する重要なファクターになることは間違いないと思います。
よって下見では一か所で粘ることはなく、軽く竿を出しながら反応を見て、できるだけ多くの場所を回りました。
残念ながら予想通り、日中の反応は乏しく、夜メインの釣りに絞ることに。潮まわりは大潮、そう満月でございます。これがどう影響するのか?
日中は早々に諦めて(笑)、新潟といえば米どころ♪
新潟産のお米を買いにJAへ。在庫はあるものの、値段が関東と同様高いまま……。少しは安いことを期待したのですが残念。でも新潟コシヒカリではなく、少しお安い新潟ブレンド米を10kg購入♪ 早く値段が落ち着いてほしいものですね。
新潟の夜釣りは愛しの〇〇へ...
日中まったく魚からの反応は得られなかったので、再度、夜も各地をランガン。
魚影が濃いところとそうでないポイントの全体像が少しずつ見えてきて、その魚種とは……メバルさま♪
この早春の本命はメバル。春告魚とはよく言ったもので、この時期になるとアフターから回復して、最も数が狙えるシーズンに突入します。
メバルのポイントが分かったら、プラッギングやジグ単のタダ巻き、プラグとワームのダートなど、いろいろ試すのが大好き。まさに癒しゲームでありつつ、考えるゲームでもあるので、数ある釣りスタイルの中でも大好きな釣りです。
まずは表層のタダ巻きから始めて、レンジを刻んで探していきます。それでも反応がなくなった場合は、プラグでもワームでもダートさせてリアクション気味に狙い、口を使わせていきます。
もちろん、ルアーのローテーションだけでなく、ベイトフィネスとスピニングタックルを使い分けることで楽しさの幅も広がります。
トモ清水的には、ベイトフィネスは主に接近戦で使用。手返しの良さを最大限に活用して、どんどん新しいスポットへルアーを送り込むスピーディーさが魅力。一方、スピニングタックルは遠投して広範囲に探ったり、より丁寧に繊細に狙ったりするのに使っています。シチュエーションや魚種によって微妙に変わるのも面白いところ。
つまり、スピニングだけみたいな1種類のタックルを使うより、ベイトフィネスタックルをプラスすることで、釣りの楽しさとゲーム性がぐっと広がりますよ!
・ロッド:スピニングロッド(プロトロッド)
・リール:ZENON 1000S
・ライン:プロトライン0.3号(バークレイ)+リーダーフロロ5Lb
・ルアー:ガルプ!ベビーサーディン2inch、シンペンなどのプラグ系
・ジグヘッド:Berkleyふわゆらジグヘッド、アジデントの0.8~1.5g
トモ清水 使用ベイトフィネスタックル
・ロッド:ベイトフィネスロッド4ft9inch
・リール:ZENON LTX
・ライン:スーパーファイヤーライン0.8号(バークレイ)+ファイヤーラインリーダーフロロ8Lb
・ルアー:ミノー7cm前後、シンペンなど
日中に反応がある魚を発見!
初日は日中、魚に触れることはできませんでしたが、翌日、風が吹いたタイミングで思い当たるポイントへ行ってみると……やはり正解でした。クロダイがいました。
プラッギングで岸壁際をタイトに狙い、プラグをトゥイッチ、ジャークで狙って口を使わせます。
プラッギングで岸壁際をタイトに狙い、プラグをトゥイッチやジャークで誘って口を使わせます。
無風だと警戒心が異常に高いクロダイも、この日は岸に吹く風で波と泡が立ち、人の気配がうまく消えてくれました。
4フィート台という短いベイトフィネスロッドでダイレクトなクロダイの引きを満喫。パターンを掴んで連続ヒットに持ち込めたのは最高でした!
・ロッド:ベイトフィネスロッド4ft9inch
・リール:ZENON LTX
・ライン:スーパーファイヤーライン0.8号(バークレイ)+ファイヤーラインリーダーフロロ8Lb
・ルアー:ミノー7cm前後など
メバルに関しても日中に釣れるパターンも発見しました♪
再びメバリングへ。そしてアジはどこへ?
夜は再びメバリング。メバルに遊んでもらいつつ、同時にアジの居場所も探していましたが、水温が10℃ほどとアジの適水温にはまだ遠く、結果は1匹のみ。
早春の日本海では尺オーバーのアジがシャローに入ってくることもあるので期待しましたが、時期的にちょっと早かったようです。
ちなみにアジもメバルも下の写真のように、明暗部の切れ目に着いていましたよ。
自由気ままな釣り旅は続く...
今月3月は新潟にプチ遠征、そして久しぶりに台湾へ海外遠征。4月は関西方面や九州方面へ、1カ月近い釣り旅を計画中です。
SNS等で繋がって、現地で初めてお会いするケースも多いのもこの釣り旅の楽しみ。お気軽にDM等でお声をかけてくださいね!
トモ清水でした!
See you next time!
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