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【アジがもっと釣れる】田中良樹YOSHIKI流 3D立体アジング

寄稿:田中良樹
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新製品総力特集2025

初めまして! 2025年から、ダイワSWライトゲームブランド「月下美人」のテスターを務めさせていただくことになりました“YOSHIKI”こと田中良樹です。

ルアーフィッシング全般が好きで、関西エリアを中心に、様々なターゲットを追い求めていますが、その中でもアジングは、最も得意で大好きな釣りです!

田中 良樹(Yoshiki Tanaka)

2025年から、ダイワSWライトゲームブランド『月下美人』のテスターを務めさせていただくことになりました、“YOSHIKI”こと田中良樹です。 関西エリア拠点に様々なルアーターゲットを追い求めている現場型アングラー! 中でも最も得意とするのがアジング! 2025年1月よりダイワSWライトゲームブランド月下美人のフィールドテスターを務める。

私が普段、アジングで実践している攻め方をご紹介

さて多くの地域で愛されているアジをルアーで狙う『アジング』ですが、もちろん私のメインエリアである関西でも幅広く愛され、私自身もその魅力に惹かれました。

現在の主流は、ジグ単、フロート、キャロ、そして船を使ったバチコンが基本となっていて、様々な個性やスタイルが交錯する中で成長し続けているジャンルの釣りだと感じています。

そんなアジングで私が大切にしているのは、アジングを“立体的”に組み立てていく事ですが、今回はそんなYOSHIKI流アジングを紹介させていただきますので、ぜひお付き合いください。

アジングを3D化する!

『巻き』、『ドリフト』、『フォール』の3つの軸で3D化

前項目でお話ししたアジングを“立体的”に組み立てることですが、具体的には『巻き』、『ドリフト』、『フォール』の3つの軸で考えて欲しいと言う事です。

アジングとは主にこの3つの軸から構成されており、全ての軸を押さえることで、さらに深く向き合うことが出来ます。

アジは生息域も広く、個体数も多いので、どんな狙い方をしても、ある程度の釣果は望む事が出来、私自身もアジングをやり始めた当時は、『巻き』のアジングしかした事がなくても釣果は出せていました。

しかし、様々な釣りを通して、『巻き』のアジングは『アジング』と言う釣りの一面でしかなかったと気づいてから、観えてくる世界が変わってきたのです。

どの方向でリトリーブをしているかが大切

先ほどお話しした『巻き』、『ドリフト』、『フォール』ですが表現を変えてみると…!

『巻き』=リトリーブ、『ドリフト』=左右方向のリトリーブ、『フォール』=縦方向のリトリーブと言い換える事が出来て、つまりは…方向が違うだけで、どの方向でリトリーブをしているかが大切なのです。

※本来『リトリーブ』とはリールを操作してルアーを操る行動ですが、今回はルアーを3軸に動かすという表現をわかりやすく伝えたかった為、敢えて、全ての動きを『リトリーブ』に統一します。

 

3つの軸を考える

『巻き』(リトリーブ)

まず初めに自分に向かってくる動きである“リトリーブ”についてお話しします。

リトリーブは全ての釣り人が必ず行う動作なので最も意識しやすいポイントです。

アジングにおいてはキャストしてからの巻きスピードを考える事が多くリールのギア比でも巻きスピードが変わったりしてくるのでこのリトリーブはあまり多く語る必要は無いと思いますが早くなりすぎると魚が口を使ってくれなくなったりしますよね?

逆のパターンも存在し、遅すぎると使ってくれない時もあり、リトリーブと言うアクションはアジングにおいて非常に大切なアクションで要はそのシチュエーションにあったスピードでリトリーブが出来ているかが重要なのです。

『ドリフト』(左右方向のリトリーブ)

アジングで忘れてはいけないのが潮の動きで、潮が動いていないと魚の活性が上がらないのはもちろん、リトリーブのバリエーションにも変化が起きます。それは釣り人の力だけでは絶対にできない動き、それが左右方向のリトリーブです。

自然相手である釣りと言う遊びは、どれだけ自然を利用できるかでも、かなり釣果が変わって来るので、この左右方向のリトリーブは必ず覚えて欲しいポイントです。流れの方向に合わせてロッドを送るように操作したり、横に流せる場合はベールを返してラインを送ってあげたりして、できるだけ違和感なく自然に流します。

『フォール』(縦方向のリトリーブ)

不思議に思ったことはないでしょうか?

ボトムにいるアジが1gだと釣れて、一気にボトムまで沈めようとして2gに変更すると、口を使ってこない事が結構ありますよね?

考え方を変えると、1gのジグヘッドの縦のリトリーブスピードがちょうど良く、2gのジグヘッドのリトリーブスピードだと早すぎるから口を使って来ないと考える事が出来ます。

リールを巻いてくるリトリーブの釣りでは、巻きスピードに関しては意識しやすいポイントですが、手元の操作が少ないフォール時は、スピードに対し意外と意識が向かないポイントです。テンションフォールかフリーフォールでも縦のリトリーブスピードが変わってしまいます。

まとめ

今回は、私、“YOSHIKI”が、釣りをしている最中に最も大事にしている“釣りを立体的に考える事”についてお話しさせていただきました。

今回の記事では、わかりやすくイメージしていただきたかった為、極端な表現をしましたが、実際のフィールドでは、例えば『フォール』一つをとっても、リグを真下に落とすのは不可能で、どうしても水の抵抗や風などでラインテンションがかかってしまう為、多少なりともカーブフォールになることが多いです。

このように、様々な要素が入り混ざった複雑な状況で釣りをする場合の方が多いですが、今回説明した3つの軸を中心に、頭の中を整理しながら“立体的”に考える事が出来れば、更なる釣果アップに繋がると思います!

まだまだ書きたいことは山積みですが、文字数の都合もあるので今回はここまでにさせていただきます!

最後になりますが、今年からダイワテスターとしてアジングをわかりやすく、さらにディープに発展させて行けるようにDAIWAスタッフの皆様と協力してタックル開発して行けたらいいなと思っています。

今後もDAIWA月下美人の“YOSHIKI”、田中良樹を応援よろしくお願い致します!

 

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