ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

【発売直前情報】G-TECスピニング第5弾!初のロングスピニング「XSS-911LML ロングフィネス・ファーアウエイマックス」!公式オンラインストアで2025年3月16日午後8時より販売スタート

寄稿:トモ清水
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク
新製品総力特集2025

こんにちは、G-TEC(ジーテック)のトモ清水です!

昨年、開発途中段階をレポートさせていただいたクロスセンシティブのスピニングモデル第5弾!G-TEC初となるロングスピンモデルなのが「クロスセンシティブXSS-911LML ロングフィネス・ファーアウェイマックス」。
このロッドが遂に完成し、その発売日時が決定いたしましたのでお知らせさせて頂きます。

2025年NEW
クロスセンシティブのスピニング第5弾
初のロングスピニング
XSS-911LML ロングフィネス・ファーアウェイマックス
発売日時決定!

注文受付開始
2025年3月16日(日)PM  20:00~

2025年3月16日(日)20時より、ご注文の受付を開始いたします。

ご注文はG-TECオンラインストア、商品詳細・注文ページのこちらから
https://gtec.ocnk.net/product/27

少量生産での販売になりますので、すぐに売り切れとなる可能性がございます。スムーズに購入されるには、あらかじめG-TECのオフィシャルオンラインストアにて会員登録を済ませ、発売時間の直前にPCおよびスマホで待機し、すぐに時間と同時にアクセスしていただくことをオススメします。

注文受付時間になると、商品ページの一番下に表示されるショッピングカートから注文が可能に!
※この商品は、準備数に限りあり。またオンラインのみの限定販売。
準備数量に達し次第、予約お申込み受付が終了となります(売切れになるとSOLD OUTが表示されます)。

ここからは、XSS-911LML ロングフィネス・ファーアウエイマックスについてご紹介させていただきます!

開発ストーリー

開発のキッカケは、兎に角遠くへ飛ばせるロッドを作りたい、という願望からスタート。

飛距離を争う投げ竿の技術を利用し、ルアーロッドでさらに飛距離が伸びるロッドが作れないか? という課題をテーマに、東レの第三世代と呼ばれる世界最高クラスの引張強度を誇る高強度高弾性カーボンTORAYCAⓇT1100GとM40X、そしてナノアロイ技術が使われた55tを採用。
その最先端素材を、最高の料理方法G-TECの「マグナス製法」で仕上げました。

その結果…
・軽量かつパワフル、軽い力でもルアーをかっ飛ばせるロッドに!
・繊細でよく曲がるけど大型魚が獲れるロッドに!
・水中の中が手に取るように分かるので、キャストし続けられるモチベーションが保てるロッドへ
・キャストするだけで楽しいロッド、気持ちいロッド
・キャストを楽しくし続けられるロッド が完成しました

大幅に軽量化しただけでなく、大型回遊魚を対峙するために、フルに曲がりきった限界領域に達した時から、さらにブランクの強度、反発力、復元力といった秘めたパワーを限界領域からさらにブーストさせられるロッドに仕上がりました。

これらを実現する核となったのがMAGNUSブランクス。

従来の高弾性にありがちな、ただ張りがあるパリっとしただけの軽いロッドではなく、東レの最先端素材をG-TEC独自のマグナス製法で料理することで、圧倒的な強度と粘りを実現し、ロッドが曲がりきった限界領域においても、大型魚に常にプレッシャーを与え続けられるトルクと復元力を実現しました。

MAGNUS製法の詳細ページはこちら

アングラーの体感レベルでは、リールのハンドルが大型の暴威でたとえ巻けなくとも、ロッドを溜めているだけで大型魚をリフトさせるパワーをリアルで感じ取ることが出来ます。

「溜めの効く底知れない粘り」、「ギリギリの領域でも踏ん張れるパワー」

最初にことわっておきますが、これはガチ専用ショアジギング、シーバスだけに特化したロッド、という従来の専用ロッドの延長ロッドではないということ。

超汎用性の高いロングスピニング

このロッドはマイクロショアジギングからスーパーライト、ライトショアジギング、ガチのショアジギングまで。そしてサーフの巨大イトウ狙いから、ヒラメやマゴチ、そして河川のシーバス、磯場でのマルやヒラスズキ、そしてガチのロックフィッシュ、湖での大型トラウト狙い、河川でのサクラマス狙いと、従来の各ジャンルで専用に細分化されていたのを、マグナス製法という最先端の素材、技術で、それらの釣りを1本に凝縮出来ないか、という新たなチャレンジに挑み、実現したロッドとなります。

わたくしトモ清水は、設計者でもあり、自ら現場でテストを繰り返すテスターでもありますが、自分のスタイルはマルチアングラー。どの釣りも全て全力で楽しみたい、というスタイルです。そのため、それを実現するのに、それぞれのジャンルの専用ロッドを全て揃えて使い分ける、というより持っていくロッドを極力少なくしたい、という思考がより一層強く。1本をとことん使い倒して、そのロッドの本来持つポテンシャルを可能な限り引き出したい。ロッドはやっぱり曲げてナンボ、使い倒しナンボ、と考えています。

しかしながら、1本で何でも出来る完璧なロッドは世の中に存在はしないので、この「ファーアウェイマックス」も例外なく不完全なロッドになります。

誤解を招かないようにどういう事かと説明しますと、3g前後のマイクロショアジギングだけをメインに楽しんでいるアングラーにとってはオーバーパワーに感じますし、ルアー80g以上のウエイトをメインとし、10kgオーバーの青物のみ追い掛けるガチのショアジギンガーにとっては、このロッドはパワー不足、そういったことになります。

よって前者はマイクロショアジギング専用のロッドを選択した方がベストですし、後者はガチのパワフルなショアジギング専用のロッドがベストだと、いうことを予め補足しておきます。

ロックフィッシュマニア(トーナメンター含む)、サーフマニア、ショアジギマニア、シーバスマニアにもオススメしたいロッド

ではロックフィッシュマニア(トーナメンター含む)、サーフマニア、ショアジギマニア、シーバスマニアのこのロッドが向かないの? というと、そうではないと考えています。

マニア、コアアングラーの楽しみ方として、一つロッドパワーを落として、軽量化された繊細なこの「ファーアウェイマックス」でフルに曲げて、ロッドのポテンシャルをフルに引き出して、大型魚に挑む、という新たなチャレンジスタイルも楽しんでいただきたいと考えています。

具体的にどういうことかと言いますと、今までは専用ロッドのパワーのある道具の力を借りて、大型を獲っていた、という従来の要素から、自分の腕でカバーしながら、さらにロッドのポテンシャルも引き出さないと大型は獲れない、という要素がより強くなります。

もっと分かり易くいうとサバイバルゲームで、無限ロケットランチャーを装備して挑むのと、ナイフ1本で挑む、かの違い。

後者の方がより一層アングラーのレベルが求められます。よって熟練アングラー、マニアの方こそ、この大型に対して非力なこのロッドで挑む、新たな楽しさ、ワクワク、ドキドキが得られるいうこと。

無限ロケットランチャー(ガチショアジギロッド)みたいな最強の専用ロッドは、正直他社にたくさん良いロッドがラインナップされています。そんな完全装備で挑む本気スタイルも最高です。

ですが釣りは遊び、自由です。
もっと視野を広げてG-TECではそういった今までの常識に捉われない、チャレンジングなアングラーに捧げるロッドを提供したいと考えています。

よってガチな専用ロッドを既にお持ちの方にも、新たなチャレンジとしてこのファラウェイマックスの使用を検討して頂けると幸いです。

華奢で繊細ですが、曲がれば曲げるほど、そのロッドの計り知れないポテンシャルを肌で感じ取れるハズです。

ロックフィッシュトーナメントにも対応

ロックフィッシュのジャンルでは、トーナメントのレギュレーションギリギリの9ft11inchインチを採用。昨今のトーナメントシーンでは、誰よりも飛距離を出すことが結果が得られる最も有効な手段としてロングスピンが求められています。ただ遠くに飛ばせば釣れる、という簡単なものではなく、さらに繊細にアプローチすることが求められています。

その点、このロッドはただ強い、遠くに飛ばせるロッドではなく、あくまでフィネスに、それでいて遠くから50cmオーバーのロックフィッシュを引きずり出してくるパワーを持っています。

ショアジギにも対応! あらゆるシチュエーションでのテストもクリア

ショアジギングの世界でも、飛距離は大きなアドバンテージ。漁港や河川、サーフ、地磯と飛距離が必要なシーンでテストしてきました。

開発期間は3年間。去年2024年の段階で、すでに完成しリリース出来るトコロまできていましたが、まだ何かピースが足りない、まだ何か出来るハズだということでガイドセッティングもゼロから見直し、もう一年しっかりとテストを繰り返しました。

北は日本最北端の猿払サーフでの巨大イトウ狙い、北海道、東北での大型ロックフィッシュ狙い、北陸、新潟でのサゴシ、イナダ、マゴチ、ショアレッド狙い、三重の地磯でアカハタ、山口で磯ヒラスズキ、愛媛で沖磯でカンパチ、シイラ、スマガツオ、オオモンハタ、地続きで行ける日本最西端の平戸でブリ、五島列島でヒラマサ、大型キジハタ、アカハタ等の全国各地、あらゆるシチュエーションでテストしてきました。

大型魚だけでなく、身近なカサゴや繊細さをテストするためにアジングも行い、あらゆるルアー、幅広いウエイトのルアー、スペック外のウエイトさえ使用し、テストをしてきました。

細分化されたショアジングを1本で楽しめることを目標に開発したのが今回のロッド

注目すべきは、最新の素材と独自のマグナス製法で、ショアジギングの常識を変えられる、という点に着目したこと。

ちなみに現在、ショアジギングとひとことで言っても細分化されています。

・5g前後のメタルジグを使うマイクロショアジギング
・10gが軸のスーパーライトショアジギング
・30g、40gの使用頻度が高いライトショアジギング
・60g以上の重いジグを使うガチのショアジギング

これらの細分化されたショアジギングを、可能な限り1本でまとめることを目標に開発してきた今回のモデル。

5g前後のマイクロジグも使え、上はショアジギングで使用する80gまで使えるロッド。
軸は30g、40gで、それらがもっとも使い易いライトショアジギングがベース。

よってこの1本あれば、かなりのメタルジグをカバーし日本のシチュエーションであれば、ほぼ全域に渡ってカバーできる、まさにショアアングラーの希望のロッド。

メタルジグだけでなく、ミノー、バイブレーション、トップウォータープラグ、ワームとあらゆるルアーとの適合を見るためにテストし、万能なロッドに仕上げています。

さて、ファーアウェイマックスで採用したガイドやグリップについてもご紹介します

ガイドセッティング

ガイドセッティングに関しては、3年間で4thサンプルを経て完成しました。

左から1st、2nd、3rd、4thプロトタイプとガイドセッティングだけでも色々なパターンを試しました。

1stは従来のKRコンセプトガイドシステムからスタート。バット部は剛性重視のステンレスフレーム。しかしこの従来のシステムではPEラインのティップへの糸絡みが発生するデメリットと、ステンレスフレームゆえの海水による錆び発生。この2点は長い期間での使用を考えると、どうしてもストレスに。そこで大幅なコスト増になってしまいますが、オールチタンフレームに変更し、ガイドを従来の数より4~6個多い多点設定に見直しました。

その結果、長い使用前提での場合でも錆びによる腐食の不安もなくなり、ティップにPEラインが絡む、あの煩わしさからも解放。また従来よりガイドの数が多くなり重量増だが、オールチタンにすることによってその重量増の問題も解決し、さらなる軽量化、振り抜けの良さまで獲得しました。

富士工業製・チタンフレームSiC-Sリングガイド。バットガイドはT2-RVSG16H。T2カラーのリバースガイド採用。トップガイドはT2-KGST6。アロワナトップを採用

ラバーコルク2種類とAAAコルクのハイブリッドのリアグリップを採用

コルク仕様のリアグリップ。
左から1st、2nd、3rd、4thプロトタイプとコルクのタイプもいろいろなパターンを試し、ベストなセッティングを探りました。

まずは耐久性、そしてリアはバランサーの役割をも果たすのでウエイトの調整を繰り返しました。

最終的、ラバーコルク2種類とAAAコルクのハイブリッドのリアグリップとなりました。
全体的に余計なパーツを極限まで削ぎ落したロッドです。

 

アジング⁉ では使えないの?

911ロングスピンの繊細さを確認するために1.5gジグ単アジングの実釣テストも行いました。リールもあえて1000番を装着。

スペック的には5g〜80gのルアーウエイト範囲ですが、1.5gにおいても普通にアジング楽します。もちろんアジングにこのロッドはおススメしませんが(笑)。

アジングにマッチしたロッドではないですが、感度の高さと繊細さがあり、無理なくアジングやエギングも出来る軽さや操作性の高さがあります。こういった部分が一般的な80gジグ使えるショアジグロッドとの、決定的な差別化が図れたかと思っています。

 

身近なターゲット、カサゴやメバル狙いでも使える?

911LMLは決して大型魚のみ狙うロッドではなく、身近なカサゴやメバルなども遊べる繊細さがあるのが魅力。そういうフィネスさがありながら、汎用性が高く大型も獲れる、というコンセプトが肝になります。

大型魚のみ狙う強いロッドは世の中沢山良いロッドが多いので、そうではなく、フィネスながら大型魚も獲れるロッドを目指しました。

実際、使っていただくと想像していたより柔らかい、と感じるかもしれません。このロッドはフィネスなゆえ、大型魚を獲るにはアングラーのスキルが必要。
大型を狙う場合、「そんなやわいロッドだと獲れねぇよ」とお叱りを受けそうですが、G-TECのロッドは全てのロッドに、遊べる、楽しめる、という要素を必ず入れています。
ただ硬いだけじゃない、ただパワーがあるだけじゃない。そんなロッドになっています。

911LMLもしっかり曲げて、ロッドのポテンシャルを引き出しながら大型とファイトする、というマニュアル的なテクニックが求められる、そんな楽しいロッドになります。

5gから80gまでの広範囲のルアーが使える、かつてないロッド。
フィネスさゆえに大型魚に口を使わさせ易い。遠投キャスタビリティーがホント気持ちいいロッドです。

実際に手に取って頂き、G-TEC独自のマグナス製法で、どこまで異次元の仕上がりになったのか? 体感レベルでどこまで違うのか? ぜひ楽しみにして頂きたい。

 

トモ清水 ファーアウェイマックス関連ショートムービー

平戸ロックショア編

山口アジング編

磯シーバス編

 

三重地磯青物  編

 

北海道アイナメ聖地 室蘭編

新潟サーフ 商品説明編

 

堤防での商品コンセプト説明編

北海道アイナメ編2

適合するリールサイズ

 

岩手県ロックフィッシュ編

以上、ジーテックの新作、クロスセンシティブXSS-911LMLロングフィネス・ファーアウェイマックスをご紹介させていただきました! 色々と楽しめるロッドになっているので、チェックいただけると幸いです!

 

クロスセンシティブ
XSS-911LMLロングフィネス・ファーアウェイマックス
発売日時決定!

注文受付開始
2025年3月16日(日)PM  20:00~

2025年3月16日(日)20時より、ご注文の受付を開始いたします。

ご注文はG-TECオンラインストア、商品詳細・注文ページのこちらから
https://gtec.ocnk.net/product/27

少量生産での販売になりますので、すぐに売り切れとなる可能性がございます。スムーズに購入されるには、あらかじめG-TECのオフィシャルオンラインストアにて会員登録を済ませ、発売時間の直前にPCおよびスマホで待機し、すぐに時間と同時にアクセスしていただくことをオススメします。

注文受付時間になると、商品ページの一番下に表示されるショッピングカートから注文が可能に!
※この商品は、準備数に限りあり。またオンラインのみの限定販売。
準備数量に達し次第、予約お申込み受付が終了となります(売切れになるとSOLD OUTが表示されます)。

G-TEC(ジーテック)

G-TEC(ジーテック)は、20数年にわたり複数の大手釣具メーカーでロッドデザイナーとして活躍したトモ清水が2023年に独自に立ち上げたロッドメーカーブランド。 釣りを楽しむ、という釣り本来の本質を追求出来る「ロッドづくり」をコンセプトに様々なジャンルのロッドを輩出中。 ※G-TECとは、Graphite(グラファイト) と Technology(テクノロジー)を合わせた造語の略。

 

釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」