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今江克隆のルアーニュースクラブR「今江的・3月上旬のビッグバス狙いのハードベイト三選」 第1230回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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新製品総力特集2025

ビッグジャークベイト

最後に3月のデカメスの切り札的存在のルアーが、「ビッグジャークベイト」だ。

ビッグジャークベイトというと聞き慣れないが、要は今までのシャッドやジャークベイトでやっていたことをビッグベイトでやる感覚だ。

今や定番アクションとなっているビッグベイトの首振りクイクイダートは、今江的には巨大ジャークベイト感覚に極めて近いものがある。

実際、同じようにジャークベイトやロングビルを使っていても釣果差が明確に出ることが少なくなり、逆に一本釣れたらほぼほぼデカいので2020年のバサクラKOKの「アンドロイド」以来、どうせ同じジャーキングならビッグベイトのクイクイジャークでって感じになってしまった。

これはバスの絶対数が激減し、数が減ったことで個体の大型化が進んだ過疎のフィールドで有効な方法で、テリトリーがダダ広くなったバスを引っ張れるルアーの力が必要になった必然の結果だ。

デカいルアーを、ジャークベイト感覚で1日やり続けるのは重労働だが、デカいがゆえに全てをスローダウンしても動き(水押し)が維持できるため、逆に雑に動かさず、狙ったスポットで1投1投ていねいに目で見ながら動かすことがポイントだ。

また、3月はやはりギルより鮒(フナ)を意識するのはマストで、「ギルロイドJr.」はヘラ鮒(ブナ)、「バスロイドJr.Taboo」は真鮒(マブナ)のイメージで使っている。

また、2024年末からは「FDガード」の搭載で、ビッグベイトのカバー際ジャーキングのストレスが劇的に軽減された。

FDガードの装着で「バスロイドJr.Taboo」のクイクイジャーキングのカバー際でのタイトさが激変した。時代はカバーを恐れないビッグジャークベイトの時代だ

まもなくリリース予定の「バスロイドJr.Taboo」だが、最終的にFDガードが現場で速攻着脱可能な構造に改良された

 

現在、イマカツではFDガードの様々なイージー装着パターンを各種ハードベイト、ソフトベイトにコンバートできるようアップデート中で、今後さらにビッグベイトカバージャーキングの可能性が広がっていくだろう。

3月はヘラ鮒、真鮒を強く意識したい季節。現在様々なプラグにFDガードのクイックコンバートをすべく微修正が進んでいる

FDガードのカバー回避効果は想像以上に素晴らしい。むちゃくちゃなレイダウンのど真ん中に放り込んでも難なく生還する。ボトムでワイヤー2本でフックを浮かせて静止するのも、春は超重要なメリットだ

…しかし、ワシが正月にGガードとFDガードを公式採用報告をした途端、堰を切ったかのように色んなナンチャッテG&FDガードが出てきたのには驚いた。

イマカツでは、彼らをリスペクトし使用許諾とコミッションを支払って採用しているので、世界で唯一無二の発明者へのリスペクトの気持ちはお忘れなく。

ハドルテールもな(笑)。

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