その強い引きに勝負を挑まなければキャッチはできない。
さらにはわずかな時合、タイミング、口を使わせる繊細さ。そう、おしなべてデカいアジは難易度が高い。それはキャッチの喜びに対するパラドックスでもある。
デカアジを狙って獲るためのロッド「SRAM MSR-56IT”Kagiroi”」…2025年、TICTより。
SRAM MSR-56IT”Kagiroi”
MSRとはそもそもMaestro Spec Rod=名手仕様の意。そのシリーズに鳴り物入りで登場するのが「SRAM MSR-56IT”Kagiroi”」。
ティクト公式「SRAM MSR-56IT”Kagiroi”」詳細ページはこちら
明け方頃に東の空にちらちら光る日の光、という意味を持つ火光(かぎろい)は、新潟在住のTICTアンバサダー中西さん監修モデル。
ブランクスには高弾性カーボンが採用され、全体にハリのあるシャキッとした調子で、メガ・ギガアジにも負けない強靭なバットを有し、5.6ftというレングスからは想像しがたい程のパワフルジグ単ロッド。
その最大の特長はティップ。先径0.95mmの超極細チューブラーティップを搭載し、ソリッドティップでは完璧とまでは出しづらかった素直なベントカーブが実現できたことで、竿の曲がりを最大限利用しながら大型と対峙することが可能に。もちろん、チューブラーといえば…の操作感の良さも特筆すべき。シャキッとしたブランクスも相まって、魚からの反応をその手にダイレクトに伝達してくれる仕上がりに。
例えば、時合は短いがサイズはデカい、絶対に主導権を渡せないピンスポ…といった状況を力でねじ伏せ、圧倒的手返しの良さで大型を仕留めることができる、そんな一本。
いわく、竿全体の設計としてはかなりシャキっとしているものの、ティップセクションはジグヘッドの重さを感じ取れるよう若干マイルドに。TICTのロッドで言えば「EXR-66T」と「UTR-58T」のいいとこ取りといったイメージだという。また、デメリットを挙げるとすれば超軽量リグの操作感や、低活性時のモゾっとしたアタリは取りづらいことがある…とも。
他方で監修したアンバサダー中西さんによると、カギロイはチューブラーのメリットに全振りしたロッド。まさに春の新潟エリアに接岸するメガ・ギガアジを釣ることを究めた名手仕様とのこと。
ちなみに、同じMSRシリーズでいえば「62XSS “Amateras”」も大型を手返しよく仕留めるためのロッド。こちらはソリッドティップでレングスも約20cmほど長くなっており、今回デビューするKagiroiの方が全体的に少しハリのあるロッドアクションとなっているそうです。
スペック
商品名 | ティップtype | Length (ft./cm) |
Section | Close (cm) |
Weight (g) |
TopDia (mm) |
ButtDia (mm) |
Rig wt. (g) |
Line (MONO) |
Line (PE/号) |
メーカー希望 小売価格(税込) |
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MSR-56IT “Kagiroi” | チューブラー | 5’6″ (168) |
2pc. | 87 | 50.5 | 0.95 | 6.45 | 0.4~3g | 1~2.5lb | #0.1~0.3 | ¥47,300 |
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春のメガアジ・ギガアジのタイミングに思いを馳せて。
