ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

【飛距離30%アップ】あの元祖ドリフトミノー「ラムタラ」が15年越しのリニューアル/「リニアエンジン(PAT.P)」搭載

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク
新製品総力特集2025

「ラムタラ」。

“元祖ドリフトミノー”として名を馳せるそのミノーは、ランカーシーバスの捕食本能を狂わせ圧倒的な実績を誇る、濱本国彦氏プロデュースのルアー。登場から15年という異例のロングセラーが、その実績の確たる証拠…でもある。

2025年、そのラムタラが15年の時を経てリニューアルを遂げる。

LAMMTARRA/ラムタラ130FL

 

この投稿をInstagramで見る

 

濱本 国彦(@kunihiko_hamamoto)がシェアした投稿

※写真はプロトモデル

そもそも「ラムタラ」とは

アラビア語で「神の見えざる手」=ラムタラ。

ラムタラといえば、実際に触れることのできない水中の状況を感じられる性能、そしてアングラーが意識する前に水に同調し最適なアクションを演出。…食わせのタイミングを意図的に操作でき、マニュアル感のある水面直下のアプローチが身上。わずかな水流・水圧でも水を掴み、スピード変化で水面下30cmまでのレンジコントロールを思い通りに操ることが可能なランカーキラー。

ちなみに。テスターのやんやんさんこと、北添氏が雑誌の取材中に121cm/15kgのスーパーランカーシーバスを仕留めたのも実は初代ラムタラ。

リニューアルで何が変わるのか

約30%の飛距離アップ

もっとも大きな進化は「飛距離アップ」

プロデュースした濱本さんいわく、初代はアクションを優先したが故に飛距離を犠牲にしていた部分があったと。そのネックであった飛距離を大幅に改善しつつアクションはそのまま継承したというのがリニューアルされたラムタラ130FL。いわば上位互換。

「リニアエンジン(PAT.P)」を搭載

そして、その飛距離アップを実現したのが2024年の登場が記憶に新しい「リニアエンジン(PAT.P)」という重心移動システム。この技術を搭載することで、おおよそ“30%アップ”という数字をたたき出すことに成功。

※ルアーは「バレーヌ160FL」

無論、本来のアクションを継承するためにボディをファットにするなど…調整に調整を重ねたのは言うまでもなし。

リニアエンジン(PAT.P)についてはこちらをチェック

不可能を可能にしたアピアの「リニアエンジン(PAT.P)」という新しい重心移動システムのこと

使い方

いわくアクションを踏襲しているという点で、その少し特殊な使い方は同じ、特に変わることはない。

流れを利用してラインを引っ張らせてドリフト。時折ロッドをあおってルアーの位置を確認する→これが誘いにもなる。あくまで自然に流しつつ、たまに弱々しくヒラ打ちさせるようなイメージ。手元にブルブルと振動が伝わるようであれば、それは巻きスピードが早過ぎる…と。

あえてリニューアルで変わる点を挙げるとすれば、これらを“さらに沖の流れの中でできる”ということでしょうか。これは、大きなアドバンテージになること請け合い。

登場は2025年の秋頃?

なお、新しいラムタラの登場は2025年の秋頃を予定しているとか。

業界初となる元祖ドリフトミノーが最新の技術力によって進化を遂げ、また新たな世界を見せてくれる。その登場に大きな期待を寄せて。

関連動画

出典:YouTubeチャンネル「apiatv」

アピア (APIA)

大阪を拠点としルアーやロッドなどを展開する総合メーカー。シーバス、ロックフィッシュ、ライトソルト、ロックショア、オフショアゲームなどのロッドやルアーなどこだわりアイテムの開発を行っている。 徹底した現場主義を掲げた製品開発を行っていることで知られ、村岡昌憲、RED中村、濱本国彦、金丸竜児、中嶋康文、林準悟、佐々木俊などSW各ジャンルの現場型テスターなどからフィードバックされる声を風神シリーズなどの製品に落とし込んでいる。 ちなみにAPIAという会社名はアングラーズ・ユートピア(釣り人の桃源郷)という意味が隠されている。

 

釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」