「ラムタラ」。
“元祖ドリフトミノー”として名を馳せるそのミノーは、ランカーシーバスの捕食本能を狂わせ圧倒的な実績を誇る、濱本国彦氏プロデュースのルアー。登場から15年という異例のロングセラーが、その実績の確たる証拠…でもある。
2025年、そのラムタラが15年の時を経てリニューアルを遂げる。
LAMMTARRA/ラムタラ130FL
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※写真はプロトモデル
アラビア語で「神の見えざる手」=ラムタラ。
ラムタラといえば、実際に触れることのできない水中の状況を感じられる性能、そしてアングラーが意識する前に水に同調し最適なアクションを演出。…食わせのタイミングを意図的に操作でき、マニュアル感のある水面直下のアプローチが身上。わずかな水流・水圧でも水を掴み、スピード変化で水面下30cmまでのレンジコントロールを思い通りに操ることが可能なランカーキラー。
ちなみに。テスターのやんやんさんこと、北添氏が雑誌の取材中に121cm/15kgのスーパーランカーシーバスを仕留めたのも実は初代ラムタラ。
リニューアルで何が変わるのか
もっとも大きな進化は「飛距離アップ」。
プロデュースした濱本さんいわく、初代はアクションを優先したが故に飛距離を犠牲にしていた部分があったと。そのネックであった飛距離を大幅に改善しつつアクションはそのまま継承したというのがリニューアルされたラムタラ130FL。いわば上位互換。
そして、その飛距離アップを実現したのが2024年の登場が記憶に新しい「リニアエンジン(PAT.P)」という重心移動システム。この技術を搭載することで、おおよそ“30%アップ”という数字をたたき出すことに成功。
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※ルアーは「バレーヌ160FL」
無論、本来のアクションを継承するためにボディをファットにするなど…調整に調整を重ねたのは言うまでもなし。
いわくアクションを踏襲しているという点で、その少し特殊な使い方は同じ、特に変わることはない。
流れを利用してラインを引っ張らせてドリフト。時折ロッドをあおってルアーの位置を確認する→これが誘いにもなる。あくまで自然に流しつつ、たまに弱々しくヒラ打ちさせるようなイメージ。手元にブルブルと振動が伝わるようであれば、それは巻きスピードが早過ぎる…と。
あえてリニューアルで変わる点を挙げるとすれば、これらを“さらに沖の流れの中でできる”ということでしょうか。これは、大きなアドバンテージになること請け合い。
登場は2025年の秋頃?
なお、新しいラムタラの登場は2025年の秋頃を予定しているとか。
業界初となる元祖ドリフトミノーが最新の技術力によって進化を遂げ、また新たな世界を見せてくれる。その登場に大きな期待を寄せて。
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