fenwickバスロッド【エイシス】と【リンクス】の特徴や使い分けなど
皆様こんにちは！千田隆喜(せんだ たかき)です！
過去4回に渡ってfenwickから2025年から登場となるリンクス新機種をご紹介させていただきました。
今回はfenwickバスロッドのメイン機種として2種類あるACES（エイシス）とLINLS（リンクス）の特徴や、おおまかな使い分けなどをご紹介させていただければと思います。
今一度、ACESとLINKSについて
まずはじめにエイシスとリンクスを一言で表すと…
エイシスは【操作性に特化したロッド】
リンクスは【扱いやすさに特化したロッド】
ざっくりとそんなイメージで思ってもらえれば良いかと思います。
※全ての機種が該当する訳ではないのをご理解ください。
また、過去のfenwick rod storyでも記載しましたが、価格が高い＝必ずしも良いというのは多様性のバスフィッシングにおいては当てはまらず、適材適所に使い分ける事が大事ということも覚えておいてもらえたらと思います。
操作性に特化したエイシス
エイシスに関しては使用している主となる素材のカーボンが比較的薄いことで軽量化や操作性の向上にも繋がっています。
一般的にはt数(トン数)と呼ばれる数値が高いほど硬く（薄く）t数が高いロッド＝高弾性ロッドと呼ばれています。エイシスはコレに該当するシリーズです。
メリットはやはり重量が軽くなることで、トーナメントシーンやハイプレッシャー時など繊細な操作が求められるシチュエーションにおいて操作性が向上すること。通常であれば喰わせれないバスを喰わせる事が可能にもなります。
反面、軽い(薄い)という事で物理的破損率も当然高いことに加えて、ロッドが曲がりにくいというデメリットが発生してキャストがしにくかったり、魚がヒットした際にロッドの反発が速く、魚が暴れやすかったり、強引に引っ張る際に魚を寄せにくい傾向にあります。
ただし、エイシスの場合はデメリットを補強（アラミドヴェール等）で補う事でデメリットを抑えている（その分、価格向上にも繋がってるのですが…笑）のでハイエンドモデルとなっています。
扱いやすさに特化したリンクス
リンクスに関しては投げやすさや扱いやすさを追求しているモデルになります。
t数も高い数値のモデルは少なく、エイシスに比べると持った感じはややダルく感じるかと思います。この感覚はデメリットっぽく聞こえますがそうではありません。
まず圧倒的に投げやすい機種が多く、軽い力でロッドが曲がってくれるので釣り歴が短い方やキャストが苦手な方でも飛距離を稼ぐことが出来ます。
ロッド自体は追従してくれやすいので、魚がバイトした際に弾くという現象も起きにくくなります。また、魚が掛かった際にも追従してくれるので魚が必要以上に暴れる事はなく、バラシも少なくなります。
車で例えると…
エイシス＝MT車。用途が明確だったり適切に扱えば最大限のポテンシャルで扱える。
リンクス＝AT車。誰が使っても適度なポテンシャルで扱える。
といったイメージですかね。
良し悪しではなく適材適所でセレクトすべき
どちらが良いという訳ではなく、シチュエーションや用途によって使い分けるのが一番です。
千田的には【超軽量ルアー】や【ディープでのライトリグ】【シェイクで喰わせたいとき(パワーフィネスやマイクロホバストなど)】では主にエイシス。
【ハードベイト(主にクランクやスピナーベイトなど)】や【カバー撃ち】【重量系ルアー（ビッグベイトなど）】では主にリンクスといった感じで使いわけていますので、参考にしていただければと思います！
それでは、また次回お会いしましょう！
