乗っ込み最前線は“南九州”から。
中でも特に早いと言われる、東シナ海に面する“串木野沖”。
まず、リアルタイムな状況をお伝えすると、抱卵状況は2~3割、出船すると、1日40枚以上釣れることも珍しくない…遂に開幕“乗っ込みシーズン”。例年2月頃から始まり、徐々に北上し、4月5月にもなれば本州エリアでも始まる。“1日40枚以上釣れることも珍しくない”と前述しましたが、直近でも実際にあったこと。その時使われていたタイラバも例年定番のアレ。乗っ込みシーズン最前線の“南九州”エリア、つまり現地や九州エリアは当然本州でも、今年はコレがハマりそうな予感が。
真鯛ロジック【ON THE BLUE】
妥協無き船上開発。
他では見ない形状・コンセプトの製品を多く取り揃える。年間釣行300回超えの遊漁船「日登美丸」のルアーブランド“ON THE BLUE”がラインナップしているタイラバ「真鯛ロジック」。お使いになられたことはありますか?
ON THE BLUE公式「真鯛ロジック」詳細ページはこちら
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“タイラバの進化、ルアーに到達、釣船で産まれた漁具ルアー。
これらをコンセプトに、遊漁船活動で培ってきた、マダイを掛け獲る理論を集結させた渾身のタイラバ。毎日沖へ出ていることを強みにした、経験と知識を有効活用。“底取り”、“誘い”、“掛け”というタイラバゲームで軸となる基本要素を突き詰め、ヘッドやネクタイ、独自開発のフックなど…各所にコダワリが満載。
そんな「真鯛ロジック」が正に今、南九州エリアで大暴れしているという速報。
年間を通して、ヒラスズキやサワラのキャスティングの専門船ですが、2月3月はマダイの活性があまりにも高い為、ご要望があればご案内しております。因みに船内釣果で40枚を超える釣果もありました。
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乗っ込みの群れというような釣れ方はしていないですが、婚姻色で僅かに黒ずんだ個体も釣れ始め、今年は「真鯛ロジック」のドテラ流しのアプローチで、オオニベや青物などの五目的な釣果も楽しめています。
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ヘッドにヒレを搭載
では「真鯛ロジック」の特長について紹介。
最大の特長は“ヘッドにヒレが搭載”されているという点。コレのメリットは数多くあるので順番にお伝えします。
ヒレ搭載によって直進性に優れていると共に、ヘッド形状が水受けの良いワイドな作りをしているため、スローリトリーブでは本来のコンセプト通り直進安定性を実現。
そして、リトリーブ速度を上げるに従い、ウォブリングアクションへ移行するという。
こちらの動きはバスルアーのクランクベイトをイメージしたそう。
ヘッドを左右に振りながらボトム周辺を泳ぐ様子は正にクランクベイト。ドテラなど、あえて重たいウエイトを使ってジックリボトムを巻くのも良し。スピニングタックルを駆使して、軽いウエイトでキャストしてから横の動きでボトムを攻めるのも良し。アプローチの工夫はアングラー次第。
2種類のアクションを使い分けながら、マダイの反応をみれるので、キャッチ率も倍増。1つで2種類の動きを生み出せるタイラバも、そう多くないハズ。
また、ヒレ搭載によって、そもそもの見た目のリアルさが向上。
ON THE BLUEの他アイテムをお使いの方なら、お分かりいただけると思いますが、数々のルアーにヒレが搭載されています。少しでもタイラバをエサだと認識させ、バイトしてもらうためにもヘッドのリアルさは重要。
他のルアーも意図は同じ…
ON THE BLUE代表の“錦野 憲彦”さんが遊漁船業を通じて、“釣り上げられた魚の口から小イカやベイトフィッシュが吐き出される光景を何度も目撃”してきたことで、”吐き出されるベイトに似せたルアーを作ったら釣れるのでは?”、”そもそも何故全ての魚族にヒレが付いているのに、ジグやタイラバにはヒレが無いのか?”という発想も相まって、製品の多くにヒレを搭載するという形に。
フィッシュイーターがベイトを吐き出すことは、既に分かっていることではあったものの、その頻度が凄まじかったという。因みに以下の画像は「グローエンペラー」で釣り上げた時にハタが小イカを吐き出した画像。
![](https://i0.wp.com/www.lurenewsr.com/lnr/wp-content/uploads/2022/10/40d44db559c7e60cb0b45fa1fb547b86.jpg?fit=783%2C582&ssl=1)
錦野 憲彦(Norihiko Nishikino) プロフィール
底どり明確/低重心設計
ヒレ搭載以外に、ヘッドに対するコダワリはもう1つ。
それは、狙いのタナに誰よりも素早く落とし込める低重心設計になっている点。ヘッド下部がボリューミーなため、快適に底取りができます。
周囲より速くボトムへタイラバを送り込めるという点は、オールシーズン有効なポイントですよね。1尾が貴重な冬は特に言えること。
細かい拘りが満載
拘りはヘッドだけに留まらず。
標準装備のネクタイ&アシストフックにも、嬉しいコダワリが満載。ショートバイトでもマダイの口に纏わりつく重要パーツ“フック”にも必見。
ネクタイには根元へバイトを集中させるという目的で、“三又ネクタイ”を採用。テールバイトを極力避け、アシストフックが装着されている、ど真ん中を食わせる目的で設計。トライ&エラーが繰り返された拘り仕様。
フック周辺はシンプルながらも“地獄針仕様”の鬼刺さりフックが標準搭載。冬のショートバイトを絡めとるフックシステムに。1つだけ伸びたアシスト“追っかけ針”は普段なら掛からないようなバイトも逃さない仕様に。口周りの硬い部分や外側からも刺さり込む、独自設計の“アウトサイダーフック”もキャッチ率向上に貢献。
使い方について
使い方に関しては基本は“タダ巻き”。
前述した2種類の動きを使い分ける形です。着底後、スローリトリーブでボトム周辺をジックリ攻めたり、重めのウエイトをあえて使用してウォブリングを活かしてボトムを探ったり、またはスピニングタックルで軽量ウエイトをキャスティングで投入して長い距離のボトムレンジを引いてくるなどが有効かなと。
ネクタイを水に馴染ませて、フォールさせることで姿勢が綺麗になり、アタリ増幅に繋がるそうなのでこちらもお試しを。
タイラバ専用タックル:PE0.8〜1.2号、リーダー12-16Lb
(※ドラグ設定1kg前後を目安に、フックセッティングが施されています。)