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今江克隆のルアーニュースクラブR「今江的に気になりマクり厳選NEWアイテム&トレンド!フィッシングショーをレポート」 第1227回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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新製品総力特集2025

針とオモリは小森

さてさて、その他ルアーや小物に関しては「ウォッ!!」と思うものは少なかったが、相変わらず「針とオモリは小森」というだけあってか、小森嗣彦プロが、今江的には最も好きなマス針「スーペリオ MⅡフック」のVガード仕様をラインナップしていたのは興味を引いた。

フックは小森」、「シンカーは小森」といわれるだけあって、今年も非常に気になるフックを出してきた小森プロ

「スーペリオ」にはすでに「VGフック」があるが、こちらはゲーブがナローでややポイントもインに入っているタイプ。

ゆえに今江的にガード付きマス針は、ワイドゲーブで掛け重視の「ジャングルワッキー ガード」の#4、#6が、現在、最も好きなのだ。

だが、スモールマウスバスで最も使ってきた形状的にフックポイントがやや外に向いた「スーペリオMⅡ」のガード付きがいいんだけどな…と思っていたところに、わが意を得たりの「スーペリオMⅡVG」は嬉しい存在だ。

「スーペリオMⅡフック」はスモール戦では溺愛しているフック。ワイヤーガードフックはやはり微アウトポイントが自分は絶対。#4を出してくれ!

ただ#4がないのがめちゃくちゃに残念…。針もオモリも4は大事なんですよ、4は!!!!

推しのワーム

あと、その横で今泉くぅ~ん(拓哉)プロが、超熱心にあるワームを推してきたんで弱虫ペダルファンとして載せときます(笑)。

「今泉クロー」は、ZOOMの名作「スピードクロー」のインスパイアバージョンではあるが、彼がコレで何をしたいのかは一発でピンときました。

今泉拓哉選手のワームの釣りは、めっちゃスピード感あふれるリアクション野郎なんで。

霞水系最強プロの一人、今泉プロが強烈に押してきたクローワーム。スタンダードな形状だが、素材感が素晴らしい

でも、やっぱ小森プロの4は絶対不可欠なんですよ、ここでも。

ウワサによると、あの「4」、ゲーリーで再生産が決まった模様です。

これは絶対に瞬殺前に箱買いです。

フィッシュデバイス

その他には「フィッシュデバイス」の松本猛司氏が、本格的に「フィッシュデバイスガード」をフィーチャーしたコラボモデルを展示していた。

なんと、まさかのトップウォータープラグブランドとのコラボ展開には驚かされたが、それ以外にもビッグメーカーでも「FDG」の採用が決まったそう。

「フィッシュデバイスガード」が、なんとトップウォータープラグに採用されていた。水面の微かな浮きゴミに弱いトッププラグの弱点をカバーしている。薄くまばらに散った浮きゴミの下にバスが浮く習性をよく理解している

フィッシュアロー時代から発想の面白さは一目置く存在であり、すでにかなり面白いアイデアをストックしているので、今後の展開に注目である。

稀代のアイデアマン、松本猛司氏が立ちあげた新進ブランド・FISH DEVICE。いろいろと面白いモノをまだまだ隠し持っている

PEライン全盛期

最後に、今江的に今回のショーは正直、バスプロとしては見どころがあまりないショーだったが、逆に一番驚いたのが「ラインメーカー」のブースの派手さと巨大さである。

確かにラインは利益率がよく、昔からヒットすれば多大な儲けの出るアイテムなのだが、それにしてもダイワ・シマノも顔負けなバスバブル期並みのデカ派手ブースには目を奪われた人も多かっただろう。

同時に、その人気ラインメーカーの傾向も明確で、まさに「PEライン」がナイロン、フロロに代わって全盛期を迎えようとしている印象を猛烈に受けた。

そして、PEラインの原糸メーカー、ここ数年独自性のあるPEライン開発に本気で力を入れてきたメーカーがその存在感を強烈に際立たせ始めたと思う。

「PEはバリバス」というイメージがTOP50では完全に定着した感のあるバリバス。めちゃくちゃド派手かつデカいブースで大目立ちしてました

かつて全盛を誇ったフロロのメーカー間性能差がほとんどなくなり、イメージ戦略では差が付きにくくなってきた現在、PEラインの性能差、特に耐摩耗性、ノイズ問題においては各メーカー間でもまだかなり差があると、自分は長らくメディアで力説してきた。

「Xブレイド」もPEの老舗。ビビるくらいデカいブースでPEラインメーカーの人気の高さが現れていた。バスのイメージはあまりないが、技術の高さから今後のバス専用PEラインに期待したい

すでにバスフィッシングの最前線ではPEラインのスピニングタックルでの使用率はもはやフロロを超えているといっても過言ではないだろう。

ナイロンフロロメーカーではサンラインが気を吐いていた。サンラインも近年PEラインに力を入れてきたラインメーカーだ。久々に伊豫部健プロと再会。イヨケン、珈琲豆おくれ

すでにここでも昨年触れた「PEベイトフィネス」も流行の兆しが見えている。

そこを追求してきたラインメーカーが絶大な支持を得るとともに、そこを見誤ったメーカーとの格差が劇的に開き始めたことを今年確信するに十分なショーだったと思う。

PEラインに関してはここ数年、全メーカーのPEラインを購入比較し、相当な実戦経験と知識を学んできたので、またの機会には今年のPEラインのトレンドを詳しく紹介したいと思う。

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