小塚 拓矢(Takuya Kozuka) プロフィール
こんにちは!「「モンスターキス」の小塚です!
モンスターキスは、モバイルロッド専門メーカーの草分けとして、2025年も小物竿からジャイアントベイト用まで、モバイルロッドの可能性を広げるべく開発を進めた、様々なNEWロッドのリリースを予定しております。
そんな色んなNEWロッドの中から今回は、2025年新たにリリースするディアモンスターの最硬モデルをご紹介したいと思います!
Dear Monster MX-∞+
出荷開始は4月中旬頃を予定
海外遠征の定番モバイルロッドとしてて支持頂いているDear Monsterシリーズ。
そのシリーズ登場時の2015年、「こんな“強い”竿何に使うの?」と言われたシリーズ最強ロッド『MX-∞』の発売から10年経った2025年、更に“硬く”なった新機種として『MX-∞+』をリリースすること!
まずはスペックをご覧ください!
Length:6’8”ft
Power:アンスタンダード(規格外)
Action:レギュラー
Lure capa:100~1000g(最適150~300g,6~12oz)
Line capa:~PE15号
Leader capa:~300lb(80号)
Weight:270g
継数:5
仕舞寸法:50cm
トップガイド:10mm
トリガー以下:54cm
進化の方向性は、“最強”ではなく“最硬”
コロナ禍と同期したビッグベイト・シーバスのムーブメントを経て、現在ジャイアントベイト(30cm超)に深化するシーンの熱量を反映したのが『MX-∞+』。
とにかく“硬く”……明確に、巨大なルアーのアクションのキレと、フルキャストできるルアー重量の上限突破を目的に開発しました。
「シーバス専用ルアーで釣っても、そこに冒険はない。シーバスの“頂上”、ルアー上限サイズはどこなのか? それが知りたい」
メガドッグ220の2連結(合計44cm超)等々……大いなる回り道(?)を経て、300g前後のジャイアントベイトに最適化、上限で1kg程度までキャスト可能でありながら重量は270gと極めて軽い、怪なるロッドが誕生しました。
Dear Monster シリーズの1本として、言わずもがなの仕舞寸法50cm。上限知らずのハイポテンシャルフィールドへの持ち込みを可能とします。
開発のキッカケは?
「タコ用に、既存DearMonster最強の『MX-∞』以上の剛竿が欲しい」というスタッフの声を反映し、新規でブランク設計をせずとも可能な対応として、ティップを1ガイド分詰めて“硬く”してみたことから始まりました。
結果、タコ釣りには不向き(穂先に適度な柔らかさが必要)でしたが、ビッグベイトを投げると柔らかなロッドで扱っていた時とは別のルアーと見紛うほど、キレッキレに動くことを発見。
試しに小笠原の磯で投じると……30m水深からバラハタが突き上げてきたのです。
このことが以後、流行のシーバスに限らず、あらゆる魚種でビッグベイトを……ジャイアントベイトを投げてみるキッカケになりました。
ボディ長30cm超の超巨大ルアーが無双する状況が、確かに存在する
以降、2023年に本格化した『MX-∞+』の開発テストは、日本在来プレデターであるスズキ(シーバス)をメインに展開しました。
テスト釣行では、“アクションにキレを生み出せるならば”、60cm台のシーバスすらもボディ長40cmあるルアーを襲う事実を確認。
単純に体長比で考えるならば、ランカーシーバス(80cmオーバー)ならば、50cm以上あるルアーを襲って何の疑問も無いことになります。
併せて、30cm台(ボディ長25cm前後)のジャイアントベイトでは反応が薄くとも、更にひと回り以上大きなルアー(ボディ長30cm超)にバイトが集中する状況にも何度か遭遇し、シーバス釣りの新しい可能性を感じる、驚きの連続のテスト期間になりました。
「“ジャイアントベイト”ですら小さい……事もある」
実際のテストでは『MX-∞+』で1kg前後のルアーまで投じて強度試験をしましたが、軽快に扱えるルアーウェイトとしては、700g前後までかなと思います。
“怪魚”にとってのビッグベイト
コロナ禍も収束の兆しを見せ始めた2022年以降は、海外でも継続的にテストしてきました。
ルアーもジャイアントベイト(30cm基準)に大型化し、氷結した北極圏から、アマゾンのジャングルまで、様々な状況で投入してみています。
これまでルアーには反応しないと言われていた河イルカがバイトしてくるなど、従来のルアーサイズ(15cm前後まで)の反応とは明らかに違う知見が増えています。
「怪魚にビッグベイト(ボディ15cm前後、多くがジョイントベイト)は、嵩張り壊れやすい割には、そこまで効果はない」と、私(小塚)自身が語っていた時代(〜コロナ禍の2019年まで)がありました。
ただ、今にして思えば、怪魚(全長1m目標)にとっては、ラージマウスバス用(全長50cm目標)のルアーは、小さすぎたんだなと。
シーバス(全長80cm目標)の基準で考え、ボディサイズが20cmを超えたあたりから反応が変わりはじめ、ボディサイズ25cm以上の、いわゆるジャイアントベイトと呼ばれるサイズから、“怪魚”にとってのビッグベイトになる……気がする。
分かりやすい例として、明確に、サメ類がルアーキャスティングのターゲットに加わります。
これまで「エサでしか釣れない」と思われていたターゲットも、ルアーが小さすぎて相手にされてなかっただけかもしれません。
まだまだ検証段階ですが、「怪魚釣り(辺境遠征)にビッグベイトの威力を持ち込む」ことを可能にするのが、仕舞寸50cmのモバイルロッドである『MX-∞+』の白眉になろうかと思います。
“新しいシーバス”を探して
話を国内、身近なシーバスに戻しましょう。
「少なくとも、ジャイアントベイトの釣りは“修行”ではない。」
『MX-∞+』の開発を通して、そこまでは確信を持って言える、だからこの竿を提案します。
これまで玄人のものとされてきた“スタイル”を“戦略”に、“いち選択肢”に変えるロッドが『MX-∞+』です。
“シーバスの頂上”(ルアーサイズ上限)は、現状、我々のスタッフ内では40cm(ボディーのみテール含まず)ですが、今後もっと大きく更新されていくでしょう。
常識の向こう側へ……“新しいシーバス”を発見するのは、『MX-∞+』を手にした貴方かもしれませんよ!
『MX-∞+』の受注開始は3月下旬、出荷開始は4月中旬頃を予定しています。
受注開始などのアナウンスはモンスターキス公式HP(https://monsterkiss.co.jp/)で行います!
販売はモンスターキス取扱各店や、モンスターキス公式オンラインストア(https://monsterkiss.official.ec/)などで! ご期待ください!