「濁りが釣れる要素」
南湖は流入河川から濁水が入らないことにより、水の透明度は増すばかり。水温が下がってきて植物性プランクトンの発生が抑えられることにより、冬季の低水温期には水の透明度が増すのだが、流入河川からの濁りが入らないこと、さらに寒波の回数が少なく、強風の日が少なくなることで透明度の上昇というのはさらにUPする。
透明度が上昇するとハードルアーで波動の強いモノが苦戦する傾向にあり、バイブレーションなどは濁りのあるシャローのみの釣果ということで、かなりエリアが狭くなる。その一方で、透明度上昇からミドスト、ジャークベイトというクリアUPした時に強いパターンが好調になってきている。
そのため、パターンとしては数少ない濁りエリアを見つけてバイブレーションゲームなど、透明度の高いエリアでミドスト、ジャークベイトなどに分別され、そして水位の低さから水深のある浚渫パターンでライトリグ、ジグというのが最近の相場となっている。
南湖での釣りであれば、なんとか濁り水を見つけてハードルアーでの展開も可能だ。特に藻刈り、強風による底荒れが発生するとハードルアー天国となるので、藻刈りのある南湖の南エリア、北西風の風下となる南東側というのが条件が一致する。そのため、ハードルアー(バイブレーション)の場所としては、北山田、下物、矢橋人工島付近というのが条件は一致しやすい。
その一方で、濁りの少ない木ノ浜、堅田、西岸全般に関してはミドスト、ジャークベイトのエリアとなってくる。さらに水位低下で水深のある箇所となると、木ノ浜、下物、ディープホールの浚渫、西岸のミオ筋というのが条件の合うエリアとなる。