野生のミミズ、実は結構デカいんです
バスの大型化が進行した関西のリザーバーを中心として、10インチ前後のストレートロングワームの有効性はもはや疑う余地がないだろう。フィネスベイトには見向きもしない狡猾なモンスターサイズのバスも、10インチのストレートロングワームには目を見張るほどの強い反応を見せる場合がある。
釣り人がイメージするミミズというのはそのほとんどが釣具店で生き餌として販売されている養殖ミミズだろう。長さにして10cm程度だろうか。しかし山中に生息している野生のミミズというのはもっと大きいのだ。特に西日本の山中に生息するシーボルトミミズは30cm近いサイズにもなる。同種かどうかはわからないが、千葉県の高滝湖周辺も25cm前後のミミズが多く生息し、雨後には地上に這い出して来るという。
リアルなサイズ感!「オキワーム10インチ」が今春!!
そうした現実を知っている人にしてみれば、10インチというサイズはむしろマッチ・ザ・ベイトに沿ったドンピシャのサイズ感と言えるのだ。現在では各ワームメーカーから9~10インチクラスのストレートワームが各種ラインナップされているが、ヤマモトベイツ(ゲーリーヤマモト)からも遂に10インチストレートワームが発売される。それが“オキワーム10インチ”だ。
日本では2025年春より登場
オキワーム10インチはアメリカでは2023年から販売されているアイテムだ。日本ではスミスが販売窓口となり2025年春から発売となることが決定した。
メガフローターフォーミュラ配合で高浮力
ヤマモトベイツの新マテリアル”メガフローターフォーミュラ“。透明感を損なわず浮力を持たせた素材だ。オキワームにもこの新マテリアルが採用されている。
ご覧の通りワーム全体が水面にポッカリと浮く。スミススタッフの検証ではノーシンカーでマスバリをセットした程度では浮いているとのことなので、フローティングワームとして水面で誘いを入れることも出来る。
アメリカではスタンダップジグヘッドとの組み合わせでも多用されるそうだが、日本ではネイルシンカーを挿入したネコリグの方がポピュラー且つ有効なタクティクスとなるだろう。いずれにせよボトムでの着底時に立つことでバスのバイトを誘いやすい。
オキワーム単体での自重は約16.5gある。ノーシンカーで使う場合であってもミディアムクラスのベイトタックルがマッチするだろう。
ボディーのくびれが特徴的
オキワームは長い日本刀をイメージしているのだそう。その形状で特徴的なのは、直線的なストレート形状というわけではなくテール側にくびれを設けてある点だ。
例えばネコリグで誘いを入れる際、微細なシェイクではこのくびれを中心としてテール側だけを揺らすことが出来る。そしてある程度のストロークでメリハリのある操作をすればボディー全体をくねらせることも出来る。多彩な誘いをかけることが出来るのがオキワームの特徴でもある。
カラーラインナップ
オキワームは全16色のカラーラインナップが用意される。
021 ブラック ブルーフレーク
208 ウォーターメロン ブラック&レッドフレーク
213 パープル エメラルドフレーク(ジュンバグ)
297 グリーンパンプキンペッパー
301 グリーンパンプキン グリーン&パープルレーク
305 ベビーバス
356 プラムアップル
363 グリーンパンプキン ブルーフレーク
387 モウドグラス
414 ティラピアマジック
415 プラムキャンディー
417 ブルー ブラックフレーク
700 ブルークロー
900 レッドシャッド
952 バマバグ
963 グースベリー
なお、パッケージに関してはヤマモトベイツの世界標準となる黒を基調としたパッケージ入りとなる。
■オキワーム 10インチ
入数:6本入
価格:オープン
2025年4月発売予定。来たるシーズン、リザーバーを中心として一大センセーションを巻き起こしそうな予感。