「減水の冬」
11月27日に琵琶湖の水位がマイナス50㌢に到達した。秋の大減水という状況となっており、9月の台風以降には秋雨前線で降ったのもわずかであり、10月以降に大雨というのが見られなかった。そのため、琵琶湖の水位はグングンと低下しており、ついに11月の末になってマイナス50㌢台に到達してしまった。
この時期に減水すると、大雨というのは期待できず、水位が上昇するのは瀬田川堰の放流量を止めることか、積雪となってくる。しかし、暖冬の今年は寒波の到来も限られており、12月になってからも大きな積雪が見られない。さらに瀬田川堰の放流量を止めるにも下流の宇治川の水位低下が発生しており、微調整での放流を実施していることから琵琶湖の水位は下がる一方だ。
そのため、今年の冬は低水位のまま春を迎えることになる。 さて、水位低下の影響でそろそろボートの揚げ降ろしに影響がではじめてきており、シャローではアシのキワなどのゴロタ石などが露出しはじめている。場所によってはエンジンに石などがヒットする場所もではじめているので走行に注意したい。
水位が低い=雨が降っていないということで、雨の少なかった11月は快適な釣り日和が続いたのだが、雨が降らないことから流入河川からの流入水が少なくなり、琵琶湖本湖の濁りが入らなくなってきている。
2 / 3