皆さんこんにちは。
「ギルズ」テスターの“竹髙 智晃”(たけたか・ともあき)です。前回、ギルズから昨年2024年12月にリリースとなった、第1作目となるネイティブトラウト専用シンキングミノー「ジーバッハ」の開発経緯や開発秘話についてお伝えさせていただきました。
【どのように生まれた?】幅広いシーンで誰もが扱いやすいネイティブトラウト専用シンキングミノー「Zeebach(ジーバッハ)」開発秘話
さて、今回は“動きへの拘りと使い方”を解説させていただきます。
竹髙 智晃(Tomoaki Taketaka) プロフィール
Zeebach(ジーバッハ)【ギルズ】
ギルズ公式「ジーバッハ」詳細ページはこちら
【基本性能を追求】“水嚙みの良さ”から生まれる使いやすさと立ち上がりの良さ。第1作目シンキングミノー「Zeebach(ジーバッハ)」/ギルズ
キャスト
キャスト→フォール→リトリーブ&トゥイッチングの動作別に解説します。
まず、キャストに関してですが“飛距離がとても出ます”。ネイティブトラウトに限らず他の釣りにも言えることですが、飛距離を出すことで釣れる確率も高くなります。
扱う技術が必要になることも多いネイティブトラウト専用ルアーですが、低重心設計の固定ウエイトで5cmボディ、重さは4g…飛ばない訳がない。
飛距離に優れていながらコントロールも快適、ストレスなくキャストを楽しめます。
シミーフォール
続いてはフォールについて。
ダウンストリームにキャスト後、フェザリングでラインにテンションをかけたままフォールさせるとシミーフォールを演出します。ヒラヒラと優雅に沈み、ネイティブトラウトに対して、ファーストインパクトを与えることができます。
ノーマルリトリーブ(タダ巻き)
前回記事でもお伝えしましたが、様々なシチュエーションで使えるルアーはタダ巻きで泳がなければ話にならないと考えています。
自分のスタイルとして、ルアーにアクションを加え、イレギュラーを誘発させる釣り方を主にしていますが、タダ巻きに効果があることも分かっています。実際にタダ巻き実釣テストで、尺上ヤマメもキャッチしています。
アップクロスキャストを行い、着水後カウントダウンしてレンジを下げた後にタダ巻き。ブルブルと手に伝わる激し過ぎないウォブリング&ローリングアクションでバイトを誘発させました。ローリングが強いウォブンロールといったイメージ。
トゥイッチング
自分の場合、アップストリームキャストで、着水後カウントダウンしてから細かく連続的にロッドを動かすトゥイッチングを多用します。
イメージとしてはリーリング1回転に対し、トゥイッチングを4〜5回入れています。ショートピッチで平打ちさせるとレンジキープが可能。
ヤマメが好きなアクションの1つです。ただ、ルアーアクションについては正解は無いと考えており、リーリングスピードやトゥイッチングのリズムを変えて、流れに合わせたオリジナルのビートを刻んでみていただければと思います。
タックルデータ
最後に普段私が使用しているタックル一式も紹介させていただきます。
ロッド:EXPLORER 46LS【SOULS】
「ジーバッハ」の様なウエイトのあるルアーを張りのあるティップでピンスポットに撃ち込めるワンピースロッド。山岳渓流や小河川で攻めきれるオススメロッドです。
リール:cardinal33【アブ・ガルシア】
既製品のパーツなどには交換していますが、30年は使用しています。
ライン:ダブルクロスPE(0.8号)【バリバス】
10年以上使用していると思います。強度や感度というよりも使用感の良さを優先しています。
ショックリーダー:トラウト ショックリーダー(8Lb)【バリバス】
トリプルサージェンスノットで30cmほどの長さで結束。このラインシステムで、サクラマスやニジマスなど、50〜60cmのビッグトラウトをキャッチしてきました。
スナップ: ロングスナップ【KAMALURE’s】
「ジーバッハ」の様なシンキングミノーをメインに使用する方にはオススメです。カウントダウン時に、フックがラインを拾ってしまうトラブルを減少。
今回は、キャストからフォール、リトリーブ&トゥイッチングなど…一連の動作に纏わる“動きへの拘りと使い方”をお伝えさせていただきました。
次回はカラーへの拘りを解説いたします。