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【尺メバル攻略の新たな武器】“りんたこ”岩崎林太郎に訊いた内容にも必見!ダイワ「月下美人EX」と新機種「76ML-T ~剛(GOU)」について

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メバリング入門
新製品総力特集2025

夜に咲く花は、輝きを増し続ける。

艶やかに咲くその花のように月下美人は舞いアングラーは躍動する。メバリング&アジング…ダイワが誇るSWライトゲームブランド“月下美人”のロッドシリーズで最高峰「月下美人EX」。ブランク、グリップ、リールシート、ガイド、ジョイント…全てが至極。まるで水中を見ているかのような高感度と、キレイな曲がりで大型相手でも難なく寄せてこれる粘り、軽量で手に吸い付くような握りやすさは操作性もバツグン。最高峰というワードに相応しい設計が施されたシリーズの看板的存在。

ダイワ公式「月下美人EX」詳細ページはこちら

さて、今回はそんな「月下美人EX」へ新たに追加となった新機種“76ML-T ~剛(GOU)”の紹介と共に、改めてシリーズ全体の魅力もお届けできればと思います。

月下美人EX(76ML-T ~剛(GOU))【ダイワ】

発売中

“りんたこ”岩崎林太郎さん監修。

対尺メバル仕様の7ft6inパワーモデル。

今シーズンに間に合う形で2024年9月にリリースとなった“76ML-T ~剛(GOU)”。こちらの追加によって「月下美人EX」は6機種展開となりました。

岩崎 林太郎(りんたこ)(Rintaro Iwasaki) プロフィール

愛称は「りんたこ」。幼少期から釣りに没頭し、あらゆる身近なSWライトゲームを得意とするライトゲームマニア。特にメバリングに関しては尺メバルハンターとして知られ、40.5センチという巨メバルの実績も。 数多くの取材やプライベート釣行を積み重ね、そのノウハウを生かしたアイテムを輩出中。近年は遊漁船「Zin-Bay」のキャプテンを務めるなど活動の場を広げている。また、自身のYoutubeチャンネル「りんたこ」で動画を配信しており、YouTuberとしても活動中! 1983年生まれ、大分県臼出身、在住

先日、岩崎林太郎さんにお会いする機会があったので、直接“76ML-T ~剛(GOU)”について伺いましたので、教えていただいた内容を元に解説させていただきます。

プラグやメタルジグなどを軽快に操れるアクションを実現した対尺メバル仕様の大型攻略モデル。ストラクチャーから強引にメバルを瞬時に引き離す剛胆なベンドカーブを追求したパワースペックに。シリーズ共通の感度や軽さ、優れた操作性はモチロン、特に凄まじいのが“パワー”だという。35.5cmのメバル、それから不意に掛かった60cmのマダイもランディングへ導けたほど…しかも磯で。そんな強力なバッドパワーを秘める“76ML-T ~剛(GOU)”。ルアーアクションまでのタイムラグを極限まで減らし、ハイレスポンスな使用感に加え、スレた大型メバルのショートバイトを確実にフッキングへ持ち込むことができ、余裕を持ったファイトを実現可能。

76ML-T ~剛(GOU)”は前作時もラインナップされていたそうで、同様に岩崎林太郎さんが監修を務められていたそう。非常に好評で品薄状態だったため、「月下美人EX」で再び蘇らせた機種。前作よりも“バランス”を大きく変更したとおっしゃっており、ロッドを斜めに立てた状態で行うリトリーブの釣りを気持ち良く行えるように、手元重心のバランスに設計。“SVF COMPILE-Xナノプラス”ブランク、“X45フルシールド”が用いられた高弾性仕様プラス、“AGS(エアガイドシステム)”も合わさりさらに高感度。

他モデルに比べて若干ズッシリと自重はあるものの、バランス、パワー、感度、操作性の全てを向上させるための工夫と捉えてほしい、とおっしゃっていました。

新たに魅力的な機種が追加となった「月下美人EX」。

では、シリーズ全体的な魅力も合わせてお伝えしていきたいと思います。

感度、パワー、軽さ…重要な役割を全て担う「ブランク」

前作と比較し、ブランクからガイド、リールシートに至るまで全てをアップデート「月下美人EX」。まず、特筆すべき点として、水中を見ているかのような感度、それからパワーと軽さにも貢献した“SVF COMPILE-Xナノプラス”が採用されています。

SVF COMPILE-Xナノプラス

レジンを大幅に削減、多量にグラファイト繊維を密入させた超筋肉質なブランクが“SVF COMPILE-Xナノプラス”。高い硬度と張りを備えていることで、情報伝達能力の高さに優れ、水中を手に取るような高感度を実現。バイトに対して瞬間的な反応が要求されるメバリングに大きなアドバンテージを与えます。さらに、レジンの量を大幅に削減することで、“軽さとパワー”の向上も実現。同クラスのロッドよりも軽くて強くすることに成功し、他よりもさらに細く作ることも実現。振り抜きやすく、狙ったスポットを外さない正確なキャストが可能。鋭敏な感度と強力なバットパワー、1日ストレスなく投げ続けられる、軽さを叶えた究極のブランクが本体に施されています。

メインブランクの上には、ネジレを大幅に軽減させるため、“X45フルシールド(=X45コブラシールド)”も採用。

X45フルシールド(=X45コブラシールド)

キャスティング、アクション、フッキング、ファイト…動作の中で発生するネジレを、最も発生しやすいブランクの先端から45°のカーボンバイアスクロスで最も効果の高い最外層から締め上げた構造“X45フルシールド(=X45コブラシールド)”。

コレにより、ネジレ剛性が飛躍的に向上。今まで以上のキャストアキュラシーとロッドが持つ本来の性能を引き出すことを可能にした技術を採用。

V-JOINTα

ターゲットを掛けた際にキレイに曲がりスムーズに寄せてこれるように“V-JOINTα”の印籠継ぎ仕様。こちらは、ジョイント部に高強度素材のナノアロイが施され、ダイワ独自の精密加工技術を駆使することで、V-ジョイントαが誕生。

従来のV-JOINTよりも強く、軽く、キレイな曲がりへ進化。

軽量・感度をさらに向上!「ガイド」にも必見

軽さと感度をより高めるために“AGS TYPE-R(エアガイドシステム)”のショートフットタイプを採用。感度を極力逃さず、ブランクの性能を最大限引き出すセッティング。

また、トップからティップ部分は超軽量なΦ4mmガイド。操作性、感度に加え、ライン放出性も良いセッティングに。

AGS(エアガイドシステム)

軽量・高感度を実現している“AGS(エアガイドシステム)”。

カーボンフレームの採用、チタンと比較して約3倍の剛性を秘めるカーボン特性により、ラインを通して伝わる僅かな信号を吸収することなく、直接ブランクへ伝える高感度さを秘めています。また、カーボンの軽量性により、スイングスピードの向上と、ティップのブレを素早く収束させることで、飛距離とコントロール性能も大幅向上。

CWS(カーボンラッピングシステム)

ガイドは“CWS(カーボンラッピングシステム)”でシッカリ固定。

リールシートも同様、パーツをブランクへ固定する際に用いられるダイワ独自技術。糸(スレッド)ではなく、強固に編み込んだカーボンクロスでパーツを固定し、パーツの取り付け部の軽量化を実現。また、保持力(ガイド取り付け部のネジレ剛性)や耐久性(ひび割れ強度)も向上し、カーボンクロス特有の外観で存在感も主張。

軽量化、高強度、高感度、操作性もUP!拘りの「リールシート」

本記事で取り上げている“76ML-T ~剛(GOU)”には“AIR SENSOR SEAT”を採用。

AIR SENSOR SEAT

カーボンファイバー入りの“AIR SENSOR SEAT”。

軽量化、高強度、高感度を実現。ロッドの用途に応じて、専用設計が施されており汎用リールシートでは体験できないような操作性を実現してくれるリールシートに。

因みに他モデルに関しては“ZERO_SEAT”を採用。

手のひらに馴染む形状を追求したリールシート。軽い握り心地を実現し、余計な力が不要で手感度向上。ストレスなく、心から釣りを楽しめる新たなリールシートのカタチ。

アタリをアングラーへ伝達する重要な「ティップ」

重要パーツ“ティップ”。

月下美人EX」にはチューブラーとソリッドの2種類から選べるようになっており、アングラーそれぞれの好みやスタイルに幅広く対応可能となっています。因みにソリッドモデルに関しては、どの方向にも同様の曲がりを見せ、一般的なカーボンソリッドよりも強度が飛躍的に向上し、細径で柔軟、ハイテーパーな穂先で手感度&目感度に優れた“MEGA TOP”が採用されている点も大きな魅力。

感性領域設計システム [ESS](エキスパートセンスシミュレーション)について

月下美人EX」にもこちらのシステムが…。ロッドは曲がると、その方向と反対側に起きあがろうとするエネルギー(復元力)を発生、コレは変形した(ひずんだ)ブランクが元に戻ろうとする“ひずみエネルギー”。竿の性能を左右する極めて重要な要素であり、そんな“ひずみエネルギー”を解析・設計するシステムを“感性領域設計システム [ESS](エキスパートセンスシミュレーション)”という名で独自に開発。

どこが優れているか”、“どこが足りないか”を数値で明確に把握するだけでなく、釣り人がもつ感性の領域も設計に反映。より釣り人が求めるロッドへ近づかせるシステム。

全6機種に拡大

月下美人EX」全体の魅力をお伝えしました。

今回紹介させていただいた“76ML-T ~剛(GOU)”の登場で全6機種に拡大。より選択肢が広がり、より釣果UPが狙えそうですよね。ぜひ色んな機種のお試を。

全ラインナップのスペック表はこちら!
アイテム 全長(m) 継数 仕舞寸法(cm) 標準自重(g) 先径/元径(mm) ルアー重量(g) 適合ライン ナイロン (lb.) 適合ライン PE(号) カーボン含有率(%) メーカー希望本体価格(円)
月下美人EX AGS 57UL-T・Q 1.70 2 88 42 1.2/6.9 0.3~5 1~3 0.1~0.3 98 67,000
月下美人EX AGS 510UL-S・Q 1.78 2 92 43 0.7/6.8 0.3~5 1~3 0.1~0.3 100 66,000
月下美人EX AGS 66L-S・Q 1.98 2 102 47 0.6/7.8 0.5~8 1.5~4 0.1~0.4 100 68,000
月下美人EX AGS 68L-T・Q 2.03 2 104 48 1.1/7.8 0.5~8 1.5~4 0.1~0.4 98 68,000
月下美人EX AGS 74UL-S・Q 2.24 2 115 51 0.7/8.3 0.3~5 1~3 0.1~0.3 99 69,000
月下美人EX AGS 76ML-T・Q 2.29 2 118 82 1.3/9.9 1.5-10 1.5~5 0.15~0.5 99 72,000

各モデルの詳しい情報はこちら

SWライトゲームシーンを牽引する最高峰「月下美人EX」と新機種“76ML-T ~剛(GOU)”。今シーズンのメバリングも、さらにアツくしてくれそう。

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!
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