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今の大江川・五三川のリアル。冬のシャローでやり切る為に… 【ちゅ〜ばち流「大江五三のすゝめ」vol.2】

寄稿:中鉢幸佑 ちゅ〜ばち流「大江五三のすゝめ」
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みなさんこんにちは!

まだまだ寒い日が続きますね。釣り人にとっては1月が最も長く感じる1カ月間かもしれません。春が待ち遠しい!

中鉢 幸佑(Kousuke Chubachi) プロフィール

ティムコよりスポンサードを受け、大江五三を中心に活動している若手アングラー。ティムコの名作ルアー野良ネズミの使い手として「ネズミニキ」の愛称で親しまれている。大江水系のローカル大会「東海バスクラブ」で優勝・入賞経験多数。1999年7月30日生まれ。

年末年始もアツい!大江川・五三川

しかししかし!年末年始にも関わらず、大江川、五三川はハイシーズンと変わらないくらいのアングラーで毎年賑わっております!

1/4に開催された、jackal水野浩聡プロ主催「新春ビッグフィッシュバトル」に私も参加させていただきましたが、なんと100名を優に超える参加者が!

中部のアングラーは冬でも熱いです!

大会の結果を見ると、107人参加中15人がウェインという結果になっておりました。本大会は1本のみウェインのビッグフィッシュバトルなので、ゼロワンゲームに振り切った参加者もいたかとは思いますが、厳寒期らしく非常に厳しい結果だったと言えるでしょう。しかしウェインした方々を見ると、冬でも連日魚をキャッチしている猛者ばかり。猛者の方々は、冬に有効な釣り方や出しどころ等、キモの部分を確実にわかっていると思われます。

前回記事では、大江川、五三川、ヨット池・牛池、それぞれの特色についてご紹介させていただきました。そちらを踏まえた上で、釣り方や出しどころについて深掘りしていこうと思います。

前回記事はこちら

中鉢幸佑がお届け!真冬の大江・五三川で「やり切る」ために覚えておきたい事 【ちゅ〜ばち流「大江五三のすゝめ」vol.1】

冬のシャローに有効なアプローチ

シャローとディープでは大きく釣り方が変わってきますので、先ずはみんな大好きシャローフィッシングから!

 

ここ近年、冬のシャロー攻略に有効とされるルアーや釣り方については…

・バマスト ※アラバマリグのミドスト
・吊るし
・ビッグベイト
・スイムベイト
・シャッド

私の実績も含めて、木曽三川水系での冬の釣果を見ていると、上記ルアーや釣り方での釣果が圧倒的に多いと思います。

ならば上記のルアーさえ使っていれば冬でも釣れるのか!? もちろん、そんな簡単ではありません!出しどころが分かってないと、上記ルアーの能力が全く生きてきません。

では出しどころとはどこなのか?細かな条件を上げるといくつかありますが…

①「ニアディープ」又は「足元から水深がある」
②水に色が付いている。

今、推しなポイントとは…

冬のシャローフィッシングで最も大切な出しどころのキモは上記2つになります。現状条件を満たしている具体的なポイントとしては…

大江川
・東大江川矢板エリア
・資料館前矢板エリア
・高校裏矢板エリア
・石亀橋上流アウトサイド側

五三川
・団地前付近
・幼稚園下流から258号線橋まで

ヨット池・牛池
・ヨット池南面から東面
・牛池北面

ざっくりではありますが、今年は上記辺りのエリアが条件を満たしています。

︎写真は「ヨット池」の水色。

例年だとボトム丸見えくらいまでクリアアップしますが、今年はずっと水に色が付いているため、例年以上にシャローに差しやすい状況です。

冬の魚のほとんどがディープでジッとしているというイメージを持たれている方々も多いかも知れませんが、思った以上に魚は動いてます。そして冬でも動いてる魚は、①②の条件が揃っていればシャローに差してきます。

言い換えると①②に関しては絶対条件になります。

冬は日照時間の関係で釣りが出来る時間も短いので、絶対条件外のエリアは一才切り捨てるくらいの勢いで良いです。

プラスαの条件

ここからプラスαの条件に合わせて、その日の釣り方を選びます。例を挙げてみましょう。

プラスαの条件例①:無風でポカポカ陽気の日

こんな場合に選択するのは「吊るし」です。バマストやビッグベイトで騙すには条件不足と判断します。

写真は、吊るし用ジグにクリーピーエッグラバーの組合せでキャッチ。

△クリーピーエッグラバー Length: 73mm (34mm×2+5mm)

プラスαの条件例②:冬に多い北風爆風の日

魚が浮いていれば、バマストやビッグベイトを選択します。沈んでいれば、オフセットフック使用可のスイムベイトで、シャローの障害物に擦り付けていきます。ライトな障害物であれば、留める事が出来るサスペンドシャッドやミノーをコンタクトさせるのもありです。

︎写真はスーパーリビングフィッシュ4″のバマストにてキャッチしたもの。

△スーパーリビングフィッシュ

ざっくり以上の様なイメージで釣り方やルアーを選択をしていきます。

改めて…冬は「やり切る」がKey

そして前回の記事でもお伝えした通り、選択した釣りをやりきってください!冬でも思った以上に魚は動いていますとお伝えしたものの、ハイシーズンと比べれば当然個体数は圧倒的に少ないです。やりきって1日1、2バイトあれば、それは正解の釣りだったと言って良いでしょう。仮にノーバイトだったとしても、やりきっていれば胸を張って間違えだったと言えます。類似条件の釣行日に当たった場合には、違う選択を迷わず行えます。経験を重ねていくと、出しどころが分かってきますので、冬でも有効的なルアーローテーションが行えるようになると思います。

紹介したルアーの中でも、アングラーによって得意不得意があるかと思います。私が最も得意としてるのは吊るしになります。季節問わず、吊るしを覚えると釣れる魚はグッと増えますが、特に冬の釣果は圧倒的です。

次回は〝吊るし〟

次回は吊るしをピックアップしてご紹介させていただければと思います!

それではまた来週〜!

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