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【構想から2年】4700g捕獲の実績。対レッドモンスター「デイブレイク4.0号」開発秘話/久保 健一郎

寄稿:久保 健一郎
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新製品総力特集2025

皆さんこんにちは。

KEYSTONE(キーストン)開発スタッフの“久保 健一郎”です。

構想から2年。

いよいよ、デイブレイクシリーズに4.0号が追加発売となります。昨年4月、最終プロトの釣行で、1日に4kgオーバー(4700g、4400g、4300g)をキャッチという実績も十分。当日の模様は以下動画をぜひチェックしてみてください。その後、量産に向けて金型を1年かけて調整し、この度一般発売することに決定しました。

出典:YouTubeチャンネル「keystone-ds」

久保 健一郎(Kenichirou Kubo) プロフィール

企画開発、生産管理、営業も兼任。 エギング歴20年、船イカ歴17年の超エキスパート。平戸や呼子、糸島のショアエギング、玄界灘でのイカメタルゲームやオモリグ、胴付きでの船イカ釣りに精通。釣り以外に好きなモノは、甘いもの、エクアドル産高級バナナ、太秋柿。

デイブレイク4.0号【キーストン(KEYSTONE)】

2023年の開発当初は、写真左の少しスマートなボディ形状で進めていました。コレには理由があり、横抱きの多いレッドモンスターを、如何に傘針へ掛けるかを考えた結果でした。しかし、ボディをスマートに作ると、ボディが折れるリスクが出てきます。その破損リスクを考慮し、最終的には右の少し太いボディを採用することに。

長年、沖縄をはじめ鹿児島県の離島周辺で、レッドモンスターをターゲットに商品開発をしてきました。イカをまず掛けることが最重要なのは間違いないのですが、掛けた後にバラさず船上に取り込めるかということも、重要項目としてきました。

水深100mを超える場合もあるレッドモンスター狙いは、写真のようにエギボディが深くえぐられボディが折れたり、傘針を伸ばされたりなど…エギを壊されることも。

実績からの自信

10年以上、沖縄~鹿児島エリアでのレッドモンスター狙いにチャレンジしてきた、キーストンフィールドテスター赤侍氏。「デイブレイク4.0号」最終プロトで、自己記録となる4700gを釣り上げ、ボディ形状の調整変更、大型の傘針、傘針固定シャフトの補強を行い、獲れた1杯は「これでいける!」と自信になりました。

レッドモンスターをターゲットにエギの開発(モンスターチューン4.3号など)を行ってきた私くぼけんも、自己記録となる4400gを獲ることができました。写真では中々伝わりませんが、4kgを超えるアオリイカの迫力は足が震えます。

以下写真の上部「デイブレイク3.3号」は35g。今回の追加サイズ写真下部「デイブレイク4.0号」は39g。4kgを超えるサイズをターゲットに考えている4.0号は大型傘針のKS10号を搭載し、極太2.5mmカーボンシャフトを採用しています。

いよいよ出荷となります。

レッドモンスター攻略にぜひお試しいただければと思います。

KEYSTONE

1999年創業のイカ釣り用品専門メーカー。 量産の難しい硬質発泡ウレタン素材をエギボディに採用し、純日本製クオリティで世界中のイカを魅了している。2012年にはメーカー直営ショップを本社近くにオープン。店頭での販売はもちろん、オンラインストアの運営も行っている。
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