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【6年ぶりのリニューアル】スパイラルXコア×M46Xの採用で細く、軽く、強くなった「セフィア リミテッド」

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新製品総力特集2025

2019年に登場した初代から6年の時を経て、満を持して登場。

“頂点”の名にふさわしい至高のエギングロッド「セフィア リミテッド」

セフィア リミテッド

シマノ公式「セフィア リミテッド」詳細ページはこちら

スペック
品番 全長(ft.) 全長(m) 継ぎ方式 継数(本) 仕舞寸法(cm) 先径(mm) エギサイズ(号) 適合ラインPE(号) グリップタイプ リールシート位置(mm) リールシートタイプ カーボン含有率(%) 本体価格(円)
S84L+ 8’4″ 2.54 インロー 2 130.5 1.6 1.5-4 0.3-1 カーボンモノコック 333 UPLOCK 99 未定
S76ML+ 7’6″ 2.29 インロー 2 118 1.6 1.8-4 0.4-1 カーボンモノコック 333 UPLOCK 98 未定
S85ML+ 8’5″ 2.57 インロー 2 132 1.6 1.8-4 0.4-1 カーボンモノコック 333 UPLOCK 99 未定

※リールシート位置:アップロックは竿尻からリールシート前部固定フードまでの長さ

より細く、より軽く、より強く

スパイラルXコアと次世代カーボンの融合

ブランクスにはスパイラルXコアと次世代カーボン素材M46Xが全機種に採用、最新の素材をシマノ独自の技術でさらに効果を高めるよう設計。しなやかでありながらパワーのある高性能ブランクスに。

「このブランクスがなければ、セフィア リミテッドの進化はなかったと断言できます」とはインストラクターの湯川マサタカ氏の言葉。さらに氏は続ける。

「細く軽くなって、より強い。そこがすごいですよね。細さは振り軽さで、軽さは感度でもその恩恵が受けられます。そしてパワー。例えば僕がセフィアと出会うきっかけとなったエクスチューンS804L+は、非常にしなやかなお気に入りの調子で長年愛用してきました。適合エギは3.5号まででしたが、セフィア リミテッドでそれを復刻させたS84L+は4号でもシャクリ負けせず、意図したとおりにしっかり操作できます。要は同じ調子でパワーがあるということ。投げやすいし、飛距離も出るし、大きいイカをかけてもサオを曲げて引きを楽しみつつ、リフト力があるからファイトも楽。現時点でシマノエギングロッドの集大成と言える仕上がりです」

新設計カーボンシェルグリップを採用

そもそもカーボンシェルグリップは中空構造で振動伝達性が高いシマノオリジナルの先進のグリップで、初代セフィア リミテッドに採用され、底質、潮流の変化、アオリイカのコンタクトなど水中の様子がわかりやすいと、手にしたアングラーから高い評価を得たグリップ。

新しいセフィア リミテッドはこのカーボンシェルグリップを「グリップ性」「操作性」「疲れにくさ」の3つの観点からブラッシュアップ。0.1mm単位で設計が見直され、まさに究極と言っても過言ではないホールド感をサポート。

リアグリップには新設計カーボンモノコックグリップ搭載

リアグリップはハイレゾタイプのカーボンモノコックグリップを採用。中空・肉薄のカーボン一体成型多面体構造で軽量化と高感度化を追求。また初代より“くびれ”の大きい新形状はキャスト時にしっかり握り込め、キャスト精度や飛距離の向上をサポート。

フルXガイド

ガイドにはシマノ独自の「Xガイド」を採用。Xガイドは断面が円形状のガイドフレームで、キャストやシャクリ時の空気抵抗を軽減。また肉薄リングで内径の大口径化を図り、ライン放出抵抗を大幅に減らし、軽い振り抜きと遠投性能を向上させるとも。新しくなった「セフィア リミテッド」では最適なガイドをトップからバットまで採用、フルXガイド化が実現。

湯川マサタカ氏のインプレッション

新しいセフィアリミテッドは細く、軽くなっているのにより強い。まず、そこがすごいですよね。ブランクスが細いうえにフルXガイドで空気抵抗がさらに軽減されている。投げる、シャクる、潮を感じるといったエギングにおけるすべての動作の精度が上がります。

全機種、1.8号から4.0号まで適合エギが幅広いのも特徴で、例えば前作のS85MLでも入力を加減すれば4.0号がシャクれましたが、新しいセフィアリミテッドはS84L+でも不安なく意のままに操れます。というのもS84L+はロッド全体がL+ではなく、ティップからベリーはLクラスの感覚で、バットはMクラスのパワーがあり、それがグラデーションとなって澱みなくつながっています。だからシャキッとしているのにきれいに曲がる。

これは3機種すべてに言えることで、テストで50cmオーバーのオオモンハタを磯際で喰わせて、ロッドが折れるかというくらいに曲げても余裕で浮かせるパワーも持ちあわせています。細くて軽いのに強い。シャキッとしているのに曲がる。このギャップをぜひ体感してほしいですね。現時点で最高峰のエギングロッドであることを感じていただけるはずです。

出典:シマノ公式HP

ラインナップ

S84L+

湯川マサタカ氏のメイン機。大型のエギをシャクってもティップがもたれ過ぎることはなく、また取り回しの良いレングスとなっているので3.0号を使用してシャローのランガンにも適しているモデル。また、汎用性の高さも特長で3・4㎏イカを寄せられるパワーも。

S76ML+

磯など足場の低い釣り場でもストレスなくシャクれるレングスで、ラン&ガンによるシャロー撃ちに向いているモデル。パワーのあるショートロッドながら“きれい”に曲がるのも特長。そのためキャストやシャクリがしやすく、イカの引きも存分に楽しめる1本。取り回しやすいので、ボートエギングにも◎。

S85ML+

普段Mクラスを使っているアングラーでもパワー不足は感じず、またML寄りの繊細さもあり、今まではMクラスで対応していた深場や潮の速いエリアでもむしろ使いやすいと感じてもらえるような1本。エギングロッドの王道的なレングスとパワーではあるものの、その力強さから大きいエギをよりしっかり操作し、大型イカを狙うパワー系ロッドとしても活躍。

セフィアリミテッド オーナーズクラブ

オーナになれば、オーナーズクラブにも入会可能。詳しくはコチラをチェック。

関連動画

出典:YouTube「SHIMANO TV公式チャンネル」

リミテッドの名にふさわしい、現時点でのシマノエギングロッドの集大成。

その細さ、軽さ、強さを、ぜひ全国のフィッシングショーでチェック。

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。

 

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