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Galápagos「鯛龍NOROSHI」の新シリーズが釣れまくっているらしいので、開発スタッフにあれこれ聞いてみた

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新製品総力特集2025

ビッグネクタイを世に広めた松岡スペシャルとGalápagosのコラボである「鯛龍シリーズ」。

Galápagosから2024年に登場するタイラバの「ネクタイ」が気になったのであれこれ聞いてみた

昨年春のデビューとまだまだニューフェイスながら、ホームの大阪湾を筆頭に全国各地で好釣果を叩き出しているネクタイである。ちなみに「鯛龍」というネーミングは鯛の中に実際にある、まるで龍のような形をした骨からとったという、まさに開発陣の真鯛愛が感じられるアイテム。

そんな鯛龍に昨年秋、新シリーズが満を持して登場。どうやらその新シリーズがとてつもなく釣れているらしく、今回「なぜそこまで釣れているのか」を開発スタッフに直撃してみました。

釣れまくってるネクタイはどんなネクタイ?

…釣れまくってると言っても、もちろんタイミングや状況はあります。

ただ、その「ハマる場面」がかなり多いネクタイだと思いますね。実際、何度も難しい状況をひっくり返してくれました。

そのネクタイは鯛龍NOROSHI SLIM Wテールと言います。

Galápagos公式「鯛龍NOROSHI SLIM Wテール」詳細ページはこちら

一目見てわかる通り、オリジナルの鯛龍NOROSHIのテールが極細の二股になっています。ただテールが二股になっただけでなく、クビレ部分をスリムにしました。

これによりオリジナルと比べてもアクションが弱弱しく、かつ生き物ライクなネクタイになっています。

オリジナル鯛龍との使い分けは?

オリジナルの鯛龍は王道の強波動系ネクタイですので「鯛に見つけさせたい、存在を知ってもらいたい」そんな時にやはり強いです。例えば時合のタイミング、例えば濁りの入ったポイント、また深い水深でボトムより上に浮いた鯛などですね。

対して、このWテールは“弱さ”を演出できるのが強みです。使用するのは、虫や海藻など漂う系のベイトを捕食している時、潮が走って鯛がボトムに張り付いている時など。要はデッドスローでしか反応しない時などにWテールの弱弱しさ、生き物っぽさがローテンションの魚にも口を使わせると感じています。

あとは裏技?的な使い所として、潮先のアングラーが強波動系ネクタイを使ってるときなんかに「強波動に反応はしたけど食うには至らなった魚」が食ってくるので、フォロー的な使い方としてオススメです。

関連動画

出典:YouTubeチャンネル「ルアルアチャンネル」

どうしてWテールは低活性の魚に効く?

そういうとやや語弊があるように感じますが…実際、低活性の魚に強いです。

ただ、じゃあ活性の高い魚には効かないのか、というとそんなこともなく。積極的に餌を追い回す鯛の群れにもWテールはよく効きます。

それを強く実感したのは夏の明石の夕マヅメ便です。この便は夕マヅメ便の名の通り、太陽が沈み始めるころに活性がピークになるのですが、その前段階。時間にすれば15時くらいから釣れ始め、結局そのまま活性のピークを超え、日が沈むまでバイトが止まないほどになりました。

鯛のボルテージが徐々に上がっていくのをヒシヒシと感じたのですが、ネクタイはテストも兼ねてWテール固定だった為「活性が低い魚に対しても、活性の高い魚に対しても、同じ状況下で周りに釣り勝てるネクタイ」になっていることを確信しました。

…話が少しずれましたが、なぜWテールが低活性の魚に効くのかですよね。

単純に二股のテールが小さなベイトから出る波動に似ている為「食べやすい餌」として認識させることができる、というのはもちろんなのですが、実はもっと大きな要因があると考えています。

それがズバリ「i字系アクション」です。

i字系ってバスルアーのi字系?

そうです。揺れる程度の弱いアクションでスーッと泳いでくるあの「i字系」ルアー。i字系の強みは、弱ったベイトがフラフラと警戒心なく直線的に泳ぐ様を演出できること。捕食者に「こいつは逃げない」と思わせ、より理性的な魚にも口を使わせることができるルアーです。

実はWテール、このジャンルに近いアクションが出せるんです。ボディの厚さは残しつつクビレを細くしテールは極細の二又テール。これって水を逃がす構造として非常に優秀なんです。特にデッドスロー~スロー巻きでもネクタイ全体が直線的になり、何とも言えない揺れを起こします。この揺れに極細二股のテールから発生する生き物感が合わさると、もう極上の弱ったベイト、遊泳力の無い餌…なんです。

お手持ちの方はぜひ見える水深でゆっくり泳がせてみてください。これは!と気づく部分があると思いますよ。

なにやら新色が出たそうで?

そうなんです。ぜひこの冬から春先にかけて使ってほしいNEWカラーをリリースしました。そのカラーとは“海苔カラー”です。

明石沖、淡路沖の冬の鉄板パターンで、海苔棚と呼ばれる海苔の養殖棚にて収穫の刈り取り作業が始まると、その海苔の切れ端が海洋に流れだし、沖合の鯛達がこぞって食べ始める通称海苔パターン。

冬から春先にかけて絶対に外せないこの海苔パターンに対応する3カラーが仲間入りしました。

ブラック

ディープグリーンゴールド

海藻グリーンゴールド

ここまででお話した「弱弱しさ」が特に活きるカラーですのでぜひ使ってみてほしいですね。

そしてもう一つ、来月には鯛龍初のリバーシブルカラーが発売予定です。

※プロトカラーの為製品版とは異なる場合があります

クロキン、濃いオレキン、濃いオレアカの3色を予定。こちらもお楽しみに。※海苔カラー、リバーシブルカラー共に「鯛龍NOROSHIシリーズ」にて展開しています。

Galápagos(ガラパゴス)

バスフィッシング・ソルトルアーフィッシング、それぞれ異なるジャンルのエキスパート達が集まり2021年に設立。 代表作「Grace240F」を始め、現場で徹底的に研鑽を積んだ逸品が光る。

 

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