今江克隆のルアーニュースクラブR「2025年イマカツ新作発表・第2弾!『バクソクシャッド』&『レインボーブレード』を紹介」 第1223回
最大の特徴
次に「バクソクシャッド」の本来の相棒として、山岡プロが一昨年の冬、湖畔の工房に籠って自作していたのが「レインボーブレード」だ。
2024年TOP50開幕戦七色ダムでは、初日、2日目とかなり苦戦した山岡プロだったが、3日目に「レインボーブレード」のプロトが爆発、決勝単日4位、マクリマクりの10位入賞に貢献したチャターベイトである。
「レインボーブレード」の最大の特徴は、ヘッドの上に設置された可動式レールアイだ。
この工夫によって、「レインボーブレード」はラインの入水角度に影響されず、リトリーブ距離の変化に対し最適のアイ位置をキープし、平行姿勢をきれいにキープする。
同時にフォールさせるとブレードが最後方に移動し、一般的なチャターのように回転せず、真っすぐきれいにフォールしてくれる。
これは池原ダムや七色ダムなどのクリアウォーターで、高速巻きでバスが付いてきて距離が無くなり見切りそうな時、「キル&フォール」でリアクションバイトを取りやすいのが、大きな武器となっている。
2タイプが同時リリース予定
現在、オールマイティな3/8ozとリザーバー専用モデルと山岡プロが推薦する1/2ozの2タイプが同時リリース予定だが、ブレードはそれぞれ専用設計で、素材も変えているほどこだわっている。
3/8ozモデルには、「モグチャ・モンスター」と同じ、真鍮アロイ鋼材のフラット形状、1/2ozモデルには、マニアックな「パーフェクション」の極薄燐青銅鋼材を採用し、ワインデッド形状になってている。
3/8ozモデルは、微千鳥、1/2ozモデルは、巻きスピードによっては結構ワイルドな千鳥を発生するタイプだ。
細部のこだわり
「レインボーブレード」は、細部にもこだわりがあり、「バクソクシャッド」特有の細い頭部でも裂けないよう、しっかりと固定できるロングシャンクカラーに控えめなワイヤーストッパーが、かなりの長さで設置されている。
このヘッド部と体高のあるフラットボディ部までの大きな「クビレ」が「レインボーブレード」と「バクソクシャッド」ならではのアクションのキモ部分でもある。
あと一応…これは自分の個人的リクエストなのだが、好みでVガードを刺せるガード穴を事前に設けてある。
好みで穴のバリをピンドリルなどできれいにしてから、ワイヤーやブラシガードを差し込んで瞬間接着剤で固定すれば、Vガードも付けられるようになっている。
動画も公開
以上が「山岡チャター」こと「レインボーブレード」のトリセツ詳細解説だ。
近日、七色ダムでの動画撮影による山岡プロの解説を公開するが、あの気難しい七色ダムで、しかもピーカン晴天のワンデイ撮影にもかかわらず「レインボーブレード」セット、「バクソクシャッド」単体で、文字通り爆釣りしているのは、正直、さすがは池原七色仙人のひと言である。
元祖・千鳥屋イマカツが、満を持してリリースする「山岡チャター(レインボーブレード)」&「山ジャバロン(バクソクシャッド)」、ぜひ、一度この春、使ってみてください。