ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

今江克隆のルアーニュースクラブR「2025年イマカツ新作発表・第2弾!『バクソクシャッド』&『レインボーブレード』を紹介」 第1223回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

「明けましておめでとうございます」というか、すでに元旦更新してるので、初ではありませんが、2025年初執筆なので改めて…ということで、今週も引き続き、2025年イマカツ関連新作発表の第2弾解説です。

第2弾は、なんと今月末にリリース!

第2弾は、なんと今月末には店頭リリースが決まっているTOP50強豪プロ、池原ダム、七色ダムの名手でもある山岡計文プロがデザインし、自分も開発に加わった「爆速(バクソク)シャッド5インチ」と、2月リリースが確定した新開発チャターベイト「レインボーブレード」だ。

山岡プロが池原ダム&七色ダムから自信をもってプロデュースするイマカツルアーシリーズは、この春、マジで目が離せませんよ

この2つは、意外にトレーラーとの相性に悩みがちなチャターと、チャターの動きと威力を完璧にする専用トレーラーというコンセプトで、開発を始めたものだ。

ところが、通称「山ジャバロン」として試作したトレーラーだったが、これがチャタートレーラーとしてはもちろん、ジャークワーム、ジグヘッド、果ては超高速巻き、バックスライドリグにも抜群に使い勝手がよかったことで、単体での販売を決めたものである。

その形状と特性からも、もはや単体でも存分に釣れ続けた「バクソクシャッド」。チャタートレーラーとしてセット販売では、もったいなさ過ぎて単独リリースが決まった

ジャバロン構造をトレーラーに!

知る人は知っていると思うが、もともと「ジャバロン」は、アメリカの試合でチャターのトレーラーとして猛威を振るい、様々なナンチャッテUSジャバロンが出てきたことでも分かるように、チャターの過剰な千鳥を効率よく抑え、すぐれた水掴みと震えを同時に実現するワームである。

ゆえに山岡プロが、その本家本元であるジャバロン構造をチャターのトレーラーとして採用したのは、極めて理に適ったアイデアだった。

しかも、それを体高がありフラット面を多く持つ「ジャークワーム」に転用したことが、イマカツルアーにいまだなかったジャンルとして、その必要性と存在感を確固たるものにしたのである。

イマカツのワームには今までなかったジャンル、「ジャークワーム」として確固たる存在感を放つのが「バクソクシャッド5インチ」だ

特にテスト中、桧原湖で山岡プロが「山ジャバロン」のジグヘッド超高速巻きでモンスタースモール(マウスバス)を連発しまくったことから、「爆速巻きやんけー!!」との自分のひと言で「爆速(バクソク)シャッド」という名に決まってしまった。

桧原湖では「山ジャバロン」のジグヘッドリグ超高速巻きでモンスタースモールを連発してた山岡プロ。そこから「爆速(バクソク)シャッド」の名前がついた

もともと「ジャバロン」の蛇腹構造は、ベイトが全力で逃げる際に出す「シヴァーアクション」という、高速で細かく震える動きを模すことが得意ゆえ、チャターの速巻きのみならず、単体での速巻きにも適していることはあきらかだった。

それ以外にもライブサイトでの「水中逃がし」での喰わせにも大活躍することになったことで、もはや単体売りを否定することが逆にできないほど「便利で使えるワーム」になった。

今江的にはライブサイトの手駒が確実に一手増えたと実感している。通常フィールドなら5インチの方が、はるかにバスの反応を得られる

フラットなボディは存在感があるが、下半身のハンパない柔らかさとジョイントで、サイズ感以上にフィネスでフッキングがとてもよいワームになっている。

「バクソクシャッド」の素材は超ソフト。そして高速巻きではこの深いレール状スリットに水が通ることで、腹部が開いて膨らみ、バイブレーションを発生させる

使い勝手がよすぎる便利ワーム

他にも、ネイルシンカーをボディ各所に適所適重量で刺すことで、ジャークワームとしての性能の他に、ストップ&フォールでの「シミーアクション」も出すことができる。

これは、逆付けバックスライドセッティングでも同様のシミーアクションを出せるため、ジャークワーム以外でも、とても幅広い応用が効くワームでもある。

今江的にはエバーグリーンの「スタビル」と組み合わせて、カバーの吊るし用ワームとしても重宝している。

「スタビル」と組み合わせてのカバーでの吊るしでも結構釣れた。シンプルな「バクソクシャッド」は、今江的にはかなり便利にいろいろと「使えるワーム」である

この「山ジャバロン」改め、「バクソクシャッド5インチ」を端的に解説するなら、シンプルだが、ベーシックでシンプルゆえに「何かと、とても使い勝手のよい便利ワーム」というのが、今江的感想である。

まあ、あの七色ダムでの動画撮影で、単体でも余裕で爆っているので、もはやワームとしての釣獲力は疑いようもない。

七色ダムのワンデイ解説ロケでも文句なしの爆釣で収録完了。様々な釣り方を山岡プロがレクチャーしてくれた

動画で山岡プロが「バクソクシャッド」のネイルリグによるシミーフォールで釣る場面もある。矢印のレール部分に0.4g程度のネイルシンカーを2本入れていた

こちらは今江的セッティング。ジグヘッドの重さに合わせて下面に0.9~1.5gネイルシンカーを打つことで、超高速巻きで真っ直ぐ完璧に泳いでくれる。同時にライブソナーへの映り方も明確になる

元祖・千鳥屋イマカツが満を持して出すチャター「レインボーブレード」!

1 / 2
次へ
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」