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過去10年で一番暖かい11月 南湖&北湖 リサーチ①

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「水温低下の南湖パターン」

今年の11月は過去10年で一番暖かく水温低下も遅いペース。北湖の紅葉も遅れが目立つ

過去10年で一番暖かい11月となっており、琵琶湖の水温は北湖で17度、南湖で16度となっている(11月18日現在)。冷え込みに関しては例年であれば、11月下旬には比良山系や伊吹山に初冠雪が見られるのだが、今年はその気配すら感じられない。
そして、氷魚(アユの稚魚)の量も順調に増えており、報道でも増加が報じられ、実際に湖上のボートの魚探に映る映像も景気がよい。北湖の各地で氷魚にハスがボイルする姿も見られ、実はベイト量としては非常に景気のよい状態となっている。
水温も下がらず、ベイト量も多いという条件を満たしているために、釣果の方は下らずの安定状態にあり、40㌢UPを複数キャッチしたり、2ケタにギリギリ届くぐらいの釣果はなんとかガイド勢は叩きだしている。

諸富真二プロ出演

大西健太プロ出演

永野 総一朗プロ出演

国保誠プロ出演

宮廣祥大プロ出演

柴田 洋生プロ出演

南湖では琵琶湖リサーチTVに諸冨氏、国保氏、永野氏、宮廣氏など数多くのガイドに出演していただいたが、その期間のガイドの攻めるパターンはほとんど変化がなく、大きく変化したのは藻刈りの影響を受けた赤野井沖のパターンだけであった。
あとは東岸シャローの残りカナダモ狙いでの赤野井、下物、北山田、人工島水路などは9月以降の釣果継続という状況であり、チャターベイトでの展開が若干ウイードが減ってバイブレに変わった程度という状態だ。

11月後半になって北西風が吹く日が多く、東岸は使いづらい日が多い。そのため、南湖でも西岸に張り付く日があり、下物や東岸シャローが使えない日も

水温低下の影響を受ける東岸はキビしくなり、最終的には西岸ウイードとミオ筋というパターンに

残りは浚渫エリアとなっており、下物が最大エリアとなるが、ディープホールも船団が形成されており、無風で釣れなくなったら浚渫エリアという様相を呈している。
あとは西岸のミオ筋、ワンド内、堅田沖の残りウイードという状況で南湖のパターンはひと通りの説明ができてしまう。
さて、ここまでが11月中旬までの流れとなっているが、この先は恐怖の「水温低下」が待っているはず。
水温は17度の踊り場を南湖が下回ってしまったことから、次の寒波で14度台、その次の寒波で12度台という流れになるだろう。ただ、この寒波がなかなかこないのが今年の秋の傾向であり、12月中も10度台の確保は間違いないだろう。
そうなるとパターンとしては、今までの展開がそのまま続くことが予想され、最初に釣れなくなるのは水温低下の影響を受けやすい東岸シャロー、続いてボトムに冷たい水が溜まりやすい浚渫となってくる。
そして、最後まで残るのは西岸のウイードとミオ筋となってくるだろう。

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