ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

寒い季節に「ムリ」をしない、こんな釣りもアリ

寄稿:大野 雄一(ゆっち)
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

こんにちは、ゆっちです。

少し前までは張り切って早起きして、日の出とともに「YABAI CHUPPA」を投げていましたが、一気に寒くなって朝の気温はマイナスになったり、0度だったり。今年も!?秋は短く、あっという間に冬になりましたね。

寒さに弱い僕はお昼くらいから出撃!…という事で今回は土浦市街を流れる霞ヶ浦の流入河川からのお届けです。

今回もInstagramのリール動画と合わせて見ていただければと思います。

 

この投稿をInstagramで見る

 

ゆっち(@yuichiohno11)がシェアした投稿

居残り組×寒さに強いヤツ狙い

水温低下と共に流入河川からは魚っ気がなくなるのですが、一定数は残っていますから「居残り組!」しかも「寒さに強いヤツ!」…を狙います。狙います!とか言ってますけど釣れたらいいなーくらいのノリです。

本湖の風が当たる所でビッグフィッシュを狙うという選択肢もあるのですが、季節風で「北風もしくは北西の風」が多く、とにかく寒い!というのもあって風の当たらない流入河川でスタート!

まずは「YABAI SPIN」から。前回の近藤沼でも紹介したコロラドブレード仕様です。

コロラドブレードならではの強い波動とフラッシング、細軸のワイヤーだからこそ生まれる更なる細かいバイブレーション。カンタンに言うと『YABAI SPIN強』という感じでしょうか。それでいて一口サイズ。巻いている時の手元に伝わるブルブル感もいい感じです。

冬とはいえバスなので何かしらの障害物に身を寄せているので、そういった場所を丁寧にトレースしていきます。護岸沿いだったり、沈んでいる何かだったり。

なんだかんだで、霞ヶ浦名物の護岸沿いは外せませんね。

水温が高い時期には、この凸凹にエビが山盛りいます。

エビは見当たりませんが、この場所にエビがいる!と認識し、依存しているバスも必ずいるので丁寧に「YABAI SPIN」をトレースすると…

着水から巻き始め3、4回転で明確なバイト!貴重な冬バス!ですが、この1匹のバスから感じたのは「冬というより晩秋?」でした。

小難しい事は一旦置いといて…嬉しい1匹です。

その後も何キャストしたでしょうか、やっぱり「冬」(笑)

日も短く、あっという間に夕刻が迫り気温も一気に低くなってきたので、そろそろ帰るかなー、なんて戻りながらキャストをしていると、何処かで「ゴボッ!」

ん?ボイル?

立ち止まって辺りの様子をじっくり見ていると再び「ゴボ!」

今度はしっかり見ましたよ!護岸沿いでボイル発生!絶対バスだ!という事で急いで車に戻り、予めセットしていた「2.5″ウキタヌキ」のタックルを持ってボイル現場へ今日イチのダッシュ!

霞ヶ浦水系では誘う距離が極端に短い事が多いので移動距離を抑えるために、ラバーを刺しています。虫っぽくもなるしね。

さてさて、ボイルした場所に「2.5″ウキタヌキ」をアプローチするのですが、手がかじかんで上手くキャストができない(笑) 手がかじかんでなくてもこういう事ってよくあると思うのですが焦らず、成功するまで何度も繰り返す事がとても大事ですね。

なんとか、目標の場所へ「2.5″ウキタヌキ」を入れて数回アクションをすると…

ヌ〜〜〜と押さえ込むようなアタリで2匹目をゲット!運良く「時合」に遭遇できた事で釣れた1匹でした。

これだから釣りはおもしろい

嬉しい反面、いくつか疑問が残る日でもありました。

まず、ボイルした時に「何を捕食していたのか?」

この川に到着してからかなり注意深く水の中や護岸下の凸凹を観察したものの、エビは1匹も見当たらなかったし、イナッコなど魚系も見なかったこと。冬だけど護岸沿いに生えている草はまだ緑が残っている。けど昆虫やカエルはいなかったし。

何食った?見えてなかっただけ?

それと、釣れた場所は底まで丸見えで(水深50cmくらい)釣りをしながら何度も通ったし、その都度注意深く水の中を見ていたけど「バスの姿は見なかった」。

何処に居た?入ってきた?

単にこれを投げたから釣れた!釣れない!ではなくて、どうして、どんな風に釣れたのかを改めて考えさせられる日でした。性格的に全体像を把握しないと気が済まないタイプなのでコタツに入りながら2025年に向けて2024年を振り返りつつじっくり考えたいと思います。

とりあえず!何はともあれ、釣れてラッキー!冷たく刺さるような風が苦手な方は風が当たりづらい流入河川で「居残り組」を狙うのもアリですよ。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

YABAI SPINタックル

ベイト:YABAI BRAND「YABAI SPIN(#2:チャートオレンジベリーグリーンバック)」
ロッド:ベイトキャスティングロッド6ft3inch ML
リール:ハイギアベイトフィネスリール
ライン:フロロ8lb

ウキタヌキタックル

ベイト:YABAI BRAND「2.5″ウキタヌキ(#169チャート/チャート&ライムフレーク)」
フック:Gary YAMAMOTO『SUGOI HOOK 1/0』
ロッド:スピニングロッド6ft8inch ML
リール:ハイギアスピニングリール3000番
ライン:PE0.8号
ショックリーダー:ナイロン10lb

延長戦!

もう少しだけお付き合いくださいませ。

ここで「お知らせ」です。YABAI BRANDから初のワームがリリースされました。

その名も「2.5″EBITANUKI/エビタヌキ」

基本はオフセットフックを使用します。頭から針を刺してノーシンカーやライトテキサス、リーダーレスダウンショット、フリーリグなどで使うのもいいですし、尻尾の方から針を刺して逆付けにしてバックスライドセッティングで使うのも面白いです。

これがまたバックスライドした時のアクションがとてもきれいなんですよね。ス〜〜〜って。

個人的にはバックスライドで使う事が多いです。バックスライドさせる時のセッティング方法をボスが詳しくレクチャーしているのでまずはこちらをご覧ください。

 

この投稿をInstagramで見る

 

河辺裕和(@hirokazu_kawabe)がシェアした投稿

という感じです。このセッティングで早速行ってきましたよ。

久々の牛久沼水系です(11月半ば頃)。針は「SUGOI HOOK 1/0」を使います。

セッティング後は足元で要動作確認。ふむふむこんな感じでバックスライドするのねと。

それでは参りましょう、いざ水の中へ!

対岸のインレット付近を目掛けてキャストし、ラインスラッグをはたきながらバックスライドをさせると…

ツーーーーと糸が走りました。

いぇい!

実釣映像はこちら。

 

この投稿をInstagramで見る

 

ゆっち(@yuichiohno11)がシェアした投稿

エビタヌキタックル

ベイト:YABAI BRAND「2.5″EBITANUKI(#411 EBIMISO)」
フック:Gary YAMAMOTO「SUGOI HOOK 1/0」
ロッド:ベイトキャスティングロッド6ft7inch L
リール:ハイギアベイトフィネスリール
ライン:フロロ10lb

この「2.5″EBITANUKI」はコンパクトボディなのに自重が5gほどありますから、釣りに必要な飛距離は十分出せますし、きれいににバックスライドをしてくれるので水中での動きもボヤける事なく想像がしやすいです。「いまこうやってバックスライドしてるんだろうな〜」って。

なので釣果にも大きく繋がると思います。霞ヶ浦水系だと3月後半、4月くらいから出番が増えそうな予感がしています。

以上、新作の「2.5″EBITANUKI/エビタヌキ」でした。

またお会いしましょう。

ゲーリーインターナショナル (Gary International)

トップアングラーとして知られる河辺裕和が代表をつとめる米国・アリゾナ州に本社を置くゲーリーヤマモトカスタムベイツの日本支社。ゲーリーグラブやカットテールワーム、ヤマセンコーなど超ロングラン人気を誇るGaryYAMAMOTOワームなどを中心に扱っているほか、YABIA BRANDなどで独自のアイテムも人気を集めている。
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」