Crazy Ocean 究極のティップランロッド
クレイジーオーシャンが仕掛けてきた。
強烈な感度と操作性を有するティップランロッドとして大人気の「オーシャンソードVertex(ヴァーテックス)」に、待望のモデル、OSV-57Lが2025年追加となる。
Vertex(ヴァーテックス)には、〝頂点〟といった意味が含まれ、これまでティップランエギングシーンを牽引してきたクレイジーオーシャンが、現在考え得る「究極」を詰め込んだのが、オーシャンソードVertexなのである。
2023年にオーシャンソードVertexの基幹モデルといえるOSV-53MLが登場。そして、そのリリース直後からすでに次に必要性のある究極系としてテストを繰り返し、2025年8月登場予定となっているのがOSV-57Lだ。
これにてオーシャンソードVertexには以下の2モデルが揃うことになる。さらに隙のない陣容となった。
品番 | 全長 | 仕舞寸 | 自重 | 継数 | ライン MAX |
ウエイト MAX |
本体価格 (税抜) |
OSV-53ML | 160cm | 124cm | 105g | 2 | PE 0.8 | 75g | 48,000円 |
OSV-57L | 170cm | 134cm | 104g | 2 | PE 0.8 | 40g | 49,000円 |
今回は、その追加モデル57Lを中心にご紹介したい。
オーシャンソードVertex
クレイジーオーシャンの顔役といえば、やはり太田武志さんだろう。全国各地を渡り歩きこの釣りを広げ、さらなる可能性を広げてきた一人。
「オーシャンソード」というロッドも、その徹底した現場主義から生まれ、そして派生系となるシリーズも数多く世に送り出してきた。
そして、蓄積したデータ・知見をフルに落し込んだ現段階における究極のティップランロッドとなるのがオーシャンソードVertexであることは先に触れた通り。
オーシャンソードVertexの肝となるひとつがテクニカルトップの搭載だろう。オーシャンソードも非常に感度のよいカーボンソリッドティップを搭載していたが、オーシャンソードVertex搭載のテクニカルトップはいわゆる金属穂先。ゆえにさらなる感度をティップで表現し、アングラーにタイムラグなく伝えてくれる。
それだけではなく、非常に軽快なシャクリ心地を与えてくれる。ティップの感度のみならず軽い入力でイメージ通りに誘えること、だからアオリイカを的確に誘えるし触った刹那にフッキングにも移行できるのだ。
2025年追加モデル「57L」に求めたもの
では、53MLに次ぐ57Lに求めた役割とは何か?
まずはそんな57Lを使ったクレイジーオーシャン軍団(笑)による楽しそうな実釣動画をご覧頂きたい。
53MLはある意味ではバーサタイルの究極系。これ1本で実に様々な状況にハイレベルに対応できる。
しかしながら、新たに追加となる57Lはそんな中でも、さらに特定のシチュエーションを突き詰めた究極系となるという。
具体的にいうと2.5号エギへのさらなる軽快な操作感だ。
「ティップランナーChibi」単体での攻略にも対応
オーシャンソードVertexに加わる57L。FAIRY SENSOR(フェアリーセンサー)というサブネームが刻まれる。いかにも繊細さを感じさせるネーミングだ。
何を狙ったものかといえば、小型エギ単体を使っての攻略をすべきシチュエーションでの感度・操作性。
クレイジーオーシャンの専用エギでいえば、例えばティップランナーがある。
ダートのキレ、フォール姿勢、ステイ時の圧倒的安定感など超ハイバランスなティップラン専用エギ。このティップランナーを例に挙げると、サイズラインナップは3号および3.5号。いわばティップランでは王道のサイズといえるだろう。
一方で「ティップランナーChibi」も、クレイジーオーシャンのティップラン専用エギにはある。こちらは2.5号(14g)だ。
ティップランナーの3号でも、どうしても乗り渋る…。ベイトサイズによってもそんな場合があったり、低活性時にさらにエギのサイズダウンをすることで触りが出ることも多い。Chibiはそんな時のために生み出されたアイテムだ。
「ティップランナー」と「ティップランナーChibi」、あるいはその両者のラトル入りである「ティップランナー響」・「ティップランナーChibi 響」など、クレイジーオーシャンはティップラン専用エギとして、確実に必要とされるものをリリースしてきた。
オーシャンソードVertexの基幹、53MLは汎用性の究極系。一般的な3.5号や3号といったエギサイズのいわば〝普通のティップラン〟に関して、感度・操作性で抜群のフィーリング。それだけではなく、例えばオーシャンシンカーをプラスしての激流ティップランやディープ攻略、バーチカルティップランなどにも、間違いナシ!
そして、2.5号の「Chibi」シリーズでの使用であってもハイレベルなのは事実。
しかしながら、Vertex=頂点を名乗るには、2.5号の「Chibi」の操作感が物足りない…。物足りないというよりは、もっと突き詰められると太田さんは感じていたそうだ。だから、実は先行した53MLリリース時から、すでに57L・フェアリーセンサーのテストが進められていたという。
上の写真は同ウエイトエギを背負った状態。ティップの曲がり幅に注目してほしい。新たに加わる57Lのさらに繊細になった感じが分かる。
まさにFAIRY SENSOR(フェアリーセンサー)の名に相応しい感度を持ち、ティップランにおける小型エギ攻略での極みを目指したVertexの名にふさわしいクオリティに。
ティップランといっても、一般的なエギウエイトだけではなくヘビーウエイトが求められる時もあれば、Chibiのようなライトウエイトが必須な場面もある。Vertexをシリーズとして名乗るからには欠かせない1本となるのが57Lというわけだ。
あ、そうそう。ひとつだけ注意点を。このオーシャンセンサーVertex 57L、前アタリが分かり過ぎるそうで。触れた瞬間に伝わるアタリに、ちょっと早アワセ気味になることも多いのだとか(笑)。これまで以上の感度には、少しだけ慣れが必要なのかもしれませんね。
何はともあれオーシャンソードVertexに57Lが加わることで、皆さんのティップランLIFEがより豊かになるのではないだろうか。ぜひ2025のクレイジーオーシャンに注目してほしい。
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