SWジャークベイト「MD ザンバーノ SW 115S/115S フラッシュブースト」。
特に全国各地で熱を帯びている、サワラ・青物狙いのキャスティングゲームにて高実績。その釣獲力からか、北陸地方ではすでに定番アイテムとして定着している…なんて噂を耳にすることも。
今回は、まだこのルアーを知らない人に向けて、特長やカラーラインナップまで徹底解説。2025年1月には新色も2色登場予定なので、そちらも併せてチェックしてみてください。
MD ザンバーノ SW 115S/115S フラッシュブースト
そもそも「MDザンバーノ115」はバス用のジャークベイトとして生まれたルアー。ではあるものの、そのハイピッチで切れのあるダートアクションが、あらゆるフィッシュイーターを魅了するすることが判明。
そこからオリジナルのアクションを損なわせることなく、SWジャークベイトとしてシンキング使用&フックサイズを6番から4番にアップ。そうして生まれたのが、ランカーシーバス、7kgのサワラ、10kgのブリにも安心して釣ることができる「MD ザンバーノ SW 115S/115S フラッシュブースト」。
船長2名が説くMDザンバーノの使い方
僕がシーバス用ミノーとして使う場合は、ルアーサイズがそれなりにあるので、オープンウォーターで投げることが多くなると思います。リップが大きくてしっかり水を噛んでくれるので立ち上がりからきっちり泳いでくれます。ストラクチャー撃ちでも十分活躍する性能です。
シーバスを狙う場合の基本はただ巻きです。その合間にトゥイッチとかジャークを数回パッパッと入れるぐらい。一瞬の間でフラッとするような動きが出るのが魅力ですね。感覚的には1.5mくらいは潜っていると思います。MDザンバーノSW 115S/115S FLASH BOOSTジャーキングミノーとして作ってありますので、ジャークして使ってもいいと思います。ダート幅がすごく広いわけではないですが、ちゃんと横を向いてくれる感じで、誰でも使いやすいと思います。
出典:シマノ
サワラキャスティングでジャーキングベイトが活躍する状況としては、水面下でマイクロベイトを喰っているときが挙げられます。こうしたときはボイルが出なかったり、魚自体も見えなかったりすることがよくありますが、こんなときにサーフェスに誘い出せるジャーキングベイトは効果的です。直線的に動くものより明らかにちょっと横に来るズレる動きのルアーが効くんです。春の産卵期などもブレードルアーを無視することがよくあります。 潮目で背ビレを出して泳いでいることもあるんですが、そうした魚がジャーキングにだけ反応したりするんです。食性なのか威嚇的な行動なのかちょっと断定はできません。理由はどうあれ、ブレードの釣りだけでは釣れない魚を釣るための釣り方って思ってもらったら理解は早いと思います。
使い方としてはキャストして着水したら、ちょっと水になじませたり、狙いのレンジに潜らせるために 3、4回早巻きして、糸フケを取って泳ぎを安定させてからワンピッチジャークに移ります。力はそんなに入れずに手首だけで軽くジャークする感じ。あまり糸フケを出すと切られたりするので注意してほしいですね。
ワンキャストに1、2回だけ急に早巻きしたり、止めたりするパターンが効果的です。2秒くらい止めてもいいですね。サワラってけっこうルアーについてくるんですよ。そういう魚には一瞬だけ動きを変えて見せてあげる。喰わせる間を作るのもいいんですが、軌道を変えるのも割と効果的ですね。レンジにはそれほどこだわりがありません。底ベタの魚はブレードが効くと思いますが、ミドルレンジより上の魚であればだいたいOK。下のレンジの魚も出てくると思って使っています。
出典:シマノ
盤石のカラーラインナップ
カラーラインナップは2025年に追加される「チャートバックパールシャッド」と「グローバックキャンディ」を合わせた全10色。公式HPに掲載のわかりやすいカラーの解説も合わせてチェック。
不動のど定番であるイワシカラー。側面にあるドットマークがフィッシュイーターにスイッチを入れ、ベリーのホワイトパールは違和感なく艶かしく反射し魚を誘います。
大阪湾を拠点とするシマノプロアングラーの角井良隆氏リクエストカラー。濁りのある状況でも、広く深くフラッシングを届けるゴールドのフラッシングに重きを置いたカラー。視認性を考慮し、ヘッド部分にはピンクを施し、ショルダーにかかるエッジには、艶かしさを演出する偏光パールを配した、何とも艶かしいゴールド系カラー。
東京湾でプロガイドを営むシマノプロアングラー家田成大氏のリクエストカラー。氏のリクエストは、明確なフラッシングと、ケイムラを融合させたアピール系。シルバーミラー箔を側面だけでなくバックにも施し、アクション中の倒れ込み時に、バック・サイドがフラッシングするよう仕上げた。ボディ全体にケイムラを塗布し、紫外線発光も促す。文字通り、晴天時にもしっかりとアピールするカラー。
イワシと双璧をなす人気カラーであるコノシロをイミテート。バックにはグリーンパールを使用し艶かしさを演出。ヘッドにチャートを刺し色として配置し視認性もアップ。ラインナップの中では最も色味が濃いシルエットを際立たすことが可能なカラー。ケイムラをボディ全体に使用。
視認性の高いピンクにはUVカラーを使用。ボディ全体にパールホワイトを纏うことで、シルエットをごまかしさまざまな水色に対応する。側面にはSTホロを使用し、主張し過ぎないフラッシングを演出し、ベリーにはグローを施した、サワラ・シーバスだけでなく青物にも効果的なカラー。
単調なチャートではなく、文字通りチャートのグラデーションを施したモデル。ボディ全体に使用している強弱のチャートにはUV系塗料を使用し、ベリーにはフィッシュライクなホワイトパールを配置。単なるチャートでなく、カラーの中にも陰影をつけシルエットを際立たせた。
※フラッシュブースト搭載
ボディ側面の半分にミラー箔を施したハーフミラー。透け感とフラッシングを両立し、フラッシュブーストを際立たせたカラーに。バックからショルダーにかけては光の当たり方で色味の変わる偏光パールを使用。ラインナップの中で最も透け感のあるカラーで、塗装重量を軽く仕上げたためアクションレスポンスも高い。
※フラッシュブースト搭載
濁りに強いグリーンゴールドにフラッシュブーストを搭載。ハーフミラーゴールドでボディ側面半分はボディ自体が、もう半分はフラッシュブーストのゴールドプレートがアピール。さまざまな角度からのフラッシングで、濁りのある状況でも魚にアピールするカラー。
クリア・マッディ・ステインウォーター、ハイライト・ローライトなど水質や光量の差、問わず様々な状況で対応可能。全体がパールホワイトと蛍光イエローという構成で、シルエットがぼやける膨張色。視認性も良くアクションさせやすい、魚種問わず実績の高い膨張系オールマイティカラー。
ソルトウォーターフィッシングでは定番のキャンディカラーに、グローをプラスしたアピール力も視認性も高いカラー。バックとベリーに施したグローは蓄光することで発光し、ルアーシルエットをぼかす。ルアー全体の輪郭をグローでぼかしながらも、キャンディのアクセントを際立たせるためにバック・ベリーの境界線にクリアブラックを塗布し、全体的な膨張色に締まりを加えた、拘りのキャンディカラー。
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