今江克隆のルアーニュースクラブR「2024・今江的ゲームチェンジャーはコレだ!ランキングTOP10を発表」 第1221回
第3位
それでは今江的2024・TOP3の発表。
第3位は、今年、文句なしにヘビロテ使用しまくったシマノの高級バッカン・「タックルボートバッグ(27L:定価15,500円!)だ。
バッカンとしては破格の高さだが、何といっても「インナーケース」がめちゃくちゃ使えて超便利。
しかもハードカバー(蓋)なので、雨も完全に入らないし、デッキ上ストレージとしても最高で、短時間なら緊急ライブウェルにもなる。
インナーケースは、すぐに使う超一軍をメッシュの上、一軍をメッシュ下に分けてパッケージごと入れ、エレキ艇ならバッカンごと、バスボートではインナーケースをストレージに分離して入れている。
その際、バッカンは遠征ストック入れとしてとても重宝している。
27Lと32Lを使っているが、今江的オススメは、32Lである。
たぶん余裕で5年以上ハードに使えそうなんで、これは高くても価値ある逸品だと思います。
シマノの回し者ではありません。
第2位
続いて、栄えある2位は…もうこれも迷いなく、「フォックスファイアー ゴアテックスレインスーツ(GORE-TEXハイドロマスタージャケット Limited Model)」だ。
東レインターナショナルから東レモノフィラメントへのフィッシング事業部移管によって消滅したBAWO&Blitzenのエントラントレインスーツ以来、ずっとアークテリクスの超高額ゴアテックスレインを、泣く泣くマークを黒く塗りつぶして(JBスポンサーではないので露出禁止)使用してきたが、今年の春、山岡プロの好意でこのレインを手に入れて以来、もう何の文句もなし!忖度一切なし!に史上最高のレインスーツといっても過言ではない、バスフィッシング専用究極のレインスーツである。
ゴアテックスの中でも一番丈夫で頑丈な生地をフルに使っているはもちろんだが、裏地も素晴らしいし、なによりフードや脚首周りの実戦的デザインが、完璧といってもよい。
バスフィッシング専用という名でこれに対抗できるのは、今は亡き全盛期のエントラントBlitzenぐらいだろう。
アークテリクスは確かに素晴らしいが、裏生地がシンプル過ぎたり、何よりフードデザインに関してはFOXFIREに圧倒的な利があると断言する。
まあ、泣き所はパンツ(ビブ)合わせると上下で13万円を超える超高額レインスーツとなることだろう。
ちなみに、これはアークテリクスの最上位モデルよりわずかに安い程度だ。
だが、その価値は、大雨の中で存分に感じることができる逸品だ。
第1位
それではいよいよ2024年最後のルアーニュースクラブRを飾る、栄えあるゲームチェンジャーオブザイヤーランキング1位は…「トーナメントライブ配信」に決定だ。
今年は、40年にわたるトーナメントライフで、ついにトーナメントのリアルをリアルタイムで、数千人の観客(見逃し配信では翌日で数万人)に「ダダ流し」ではなく「完璧なナマ番組」として観戦してもらうという初めての試みが成功した、記念すべき年だと思う。
その決定的ゲームチャンジャ―となったのが「ライブ配信」だったと思う。
いや、この栄冠は、ライブ配信というより、「読売放送&rtvのバスフィッシングLIVE by rtv」にこそ、相応しいだろう。
自分もこの初の試みに内部からかかわったことで、観戦するトーナメントの新たな魅力と、8時間にもおよぶ長丁場を、飽きさせず魅せて伝える難しさ、一般社会の誰が見ても恥ずかしくない番組を作り上げる「人的、経費的ハードルの高さ」を現場で実体験として勉強することができた。
そして、それを知ったからこそ、「リアルな物語、優れた番組」としてのライブ配信の難しさを痛感したのも、また事実である。
バストーナメントの本当の魅力と価値は、プロが「高い評価と相応の見返りを得られる舞台」で、バスとの真剣勝負を、リアルタイムで包み隠さず全て公開することで、誰もが心から感動し、掛け値なしの技術を学べることだ。
それをバスアングラーに最も実戦的かつ効果的に伝え、プロには「知名度」という相応の見返りを与えることができる手段が、ハイクオリティなライブ配信である。
ライブスコープではないが「全て見えることでゲームが変わる」、そんな時代のゲームチェンジャーが、まさにハイクオリティなライブ配信だ。
ゆえに今江的2024年G.O.Y1位は抽象的であるが文句なしに「ライブ配信」で決定とした次第である。
それでは少し早いが、みなさん、良いお年を…って、次のルアニューR配信、マヂ正月元旦!?