メタルリップの魔法
出典:ティムコ公式
写真はティムコのクランキーダーター。
クランキーダーターはティムコ初のオリジナルルアーとして1988年に生まれた。当時、メタルリップを持つこのクランキーダーターは、ボトムを中心にヒラ打ちさせるような…そんな使い方がされていたようだ。
が、このクランキーダーターを房総ロコアングラーが使用し強烈にバスを釣る。そしてその使い方は、まるで羽根モノのようにゆっくりと巻く…というのが基本的なアプローチだったそうだ。
とにもかくにも、不思議と釣れるメタルリップ。そして当時とは異なる使い方にアジャストするためにブラッシュアップされたのが現在のクランキーダーター(90および100のラインナップ)。
リップは超ジュラルミン製になるなど、細かな「現代のクランキーダーター」として、まぁとにかくハマった時の爆発力はすさまじかった。
Length | Weight | タイプ | リング | フック | 価格 | |
クランキーダーター90 | 70mm | 13gクラス | フローティング | #3 | ST36BC #4 | 2,000 円 (税込2,200円) |
クランキーダーター100 | 70mm | 13gクラス | フローティング | #3 | ST36BC #4 | 2,000 円 (税込2,200円) |
クランキーダーター200A 2025デビュー
先にも触れたが、何よりもメタルリップがバスを惹きつける不思議なパワーがある。
であるならば、その特性を最大限に活かしたい。そんな想いから2025年にデビューするのが「クランキーダーター200A」だという。
Length: 85mm
Weight: 23g class
シャローでOK!複雑なポイントでの回避能力も抜群
実は少し前にティムコの大津清彰さんに簡単にではあるがお話を聞いた。
もちろんボディサイズのアップによるアピールもあるのだが、メタルリップは当然ながら重い。ということは前傾姿勢になりがちで、要は立ちやすい。
これが、根掛かり回避能力を高めてくれるわけだ。そこで、この回避能力の高さを活かし、かつメタルリップのアピールが活きるシャローのカバーをも攻められるクランキーダーター、それがクランキーダーター200Aとなるようだ。
つまりは沈めるための大型ロングリップではなく、あくまでシャローでカバー回避性能をもたらすために。
もちろん羽根モノのようにゆっくりと巻く。これはほかのクランキーダーター同様。そしてサイズもアップしメタルリップのアピールも強力だけにデカバスも…。
リップの下には小型ブレードを搭載し、さらにバスを呼び込むとか。
こちらもまた詳しくお話を伺ってくる予定なのでお楽しみに!