野池での使用頻度がどんどん増してくる【バイブレーション】の釣りをご紹介
皆さんはじめまして!
狩野 陽(かのうあきら)です。
長年続けている野池の釣りで培った自分なりの攻略法を今回はご紹介させていただきます!
今回紹介させていただくのは、これから寒くなるにつれて野池での使用頻度がどんどん増してくる【バイブレーション】の釣り!
バイブレーションの使い方は多岐に渡り、『点と線の釣り』が1つのルアーで実現できるのが大きな特徴の一つ。
晩秋~厳寒期の貴重な1本を釣り上げる一つの手立てになればと思っております!
静岡野池群の特徴
自分がメインフィールドにしている静岡の野池群の特徴を簡単に紹介します。
野池は大きく分けて、山間野池と平野野池の2種類があります。どちらも基本的に堰堤があるため池です。
主に野池が集中している地域は、静岡県西部地区で、その他にも、中部地区や東部地区にもいくつか野池が存在します。
ちなみに私は、1日かけて様々なフィールドを効率良く回ることのできる西部地区野池や、足を運びやすい中部地区野池へ通う機会が多いです。
晩秋(11月下旬)~厳寒期(2月)のフィールド状況と狙いどころ
秋シーズンはフィールド全体が適水温となり、バスをはじめ、水中に住む生物達が活動しやすく広範囲に散り、的を絞りにくいのが特徴です。
日に日に気温が低くなりバスからの反応も薄くなってくるシーズンだけに、1バイトが貴重になります。
水温が下がっていくにつれ、バスやベイトフィッシュ達が暖かいエリアを求めるようになり、徐々に一箇所に集中していくのが晩秋~厳寒期シーズンの特徴。
裏を返せば、的が絞りやすくなるため、いち早くバスのいるスポットを探せるかがキーとなります。
夏シーズンであれば、シェードやインレットなど「涼」となるエリアがイメージできるように、冬シーズンであれば、風裏や僅かでも水深のある比較的水温の安定する「暖」となるエリアがキーとなります。移動距離少なく小さなベイト(エビや稚ギル)を捕食できるポイントやエリアを狙っていくことも重要です。
バイブレーションの3つのメリットを活かしながら野池をセレクトする
バイブレーションの最大の特徴として、リップがついていないことが挙げられます。
その特徴を活かしたメリットとして…
このメリットを活かして晩秋~厳寒期にセレクトする野池としての代表例が、全体を攻めやすい平野部の野池やこの時期特有の減水野池です。
いかに魚と出会う確率を高め、効率良くフィールド全体をサーチすることができるかが1匹への近道となります。
代表的なバイブレーションの釣り方2選
バイブレーションの基本動作「投げて巻く」。広範囲に散っているバスを拾っていくために、フィールド全体を効率良くサーチできるオーソドックスな釣り方です。
急激な水温低下など、低活性で口を使いづらいバスに対し、リアクションで口を使わせる釣り方。寒くなるにつれて捕食するベイトサイズが小さくなるため、小さいバイブレーションを遠くに飛ばすことのできるロングレングスのスピニングロッドにPEラインを使って遠距離をサーチする方法が主流です。
下写真はバイブレーションXナノとPEスピニングタックル
冬野池攻めをやり続けて辿りついたのが、メタルバイブテク「メタトロ」!!
自分が晩秋~厳寒期シーズンに静岡野池郡を釣り続けている中で、寒い時期でもバスは近距離でバイトしてくると感じたことが経験として何度もありました。
そこには共通点として、バスが身を寄せる要素(ブレイク・ハードマテリアル・ハードボトム・護岸の切れ目など)がありました。また、ただ巻きでバイトしてくることよりも、リフト&フォールの方が反応が多かったのも一つのヒントとなりました。
では、その足元を効率良く探っていくにはどのようにしたらいいのだろう…と考えた結果、手返しのよいベイトフィネスにメタルバイブレーションを組み合わせた手数勝負の近距離戦に辿りつきました。
しかし、自分の立ち位置から直線距離をショートピッチキャストでサーチする分にはこの釣りが効果的なのですが、長い距離(イメージしやすいのは縦護岸など)を横にサーチする時に、いちいちキャスト→回収していては効率が悪い…と感じ、ワンキャスト(正確には落とすだけ)で広範囲をリフト&フォールでサーチできる「メタトロ」に辿りつきました。