邪道エギング。
ご存知でしょうか?
冬から春(12~4月)にかけて、各地で防波堤から手軽に、ケンサキイカ(ブドウイカ、マイカ)、ヤリイカ(ササイカ、テナシイカ)、スルメイカ(ガンセキ、真イカ)などが狙えるようになり、それらを攻略する有効なメソッドとして注目されているのが邪道エギング。通常のエギングとの違いはシンプル…“エギにエサを巻いて釣る”。
エサを巻く理由/邪道エギングのメリットとは?
エサを巻く目的としては、前述したイカは警戒心の強い個体が多く、通常のエギングだと中々抱いてくれない、それから同じくエサを使う電気ウキ釣りの場合、棚が固定されているため、イカの居る層がズレると釣れないなどがあります。
邪道エギングは正に“エサの効果とエギの動きの融合”。
両スタイルのイイとこ取りの釣法で、イカを反応させやすいエサを使いながらエギを使用することで、レンジを刻むことができるというメリットがあります。
邪道エギングの魅力
なので、初心者の方、女性、子供…当然ベテラン勢にも楽しめる釣り。
では、そんな邪道エギングの魅力を順番にお伝えしていきます。
まずは、“沢山釣れる”。
釣れる時は10杯、50杯、100杯という話も…産卵を意識して接岸していることが多いため、食欲旺盛で群れで行動していることも多く、沢山釣れることも多い。なので、ご家族、カップル…ビギナーからベテランの方まで幅広く楽しむことができます。
エギングと同様、ゲーム性も高い。
釣ることは簡単。ただ、数やサイズに拘れば奥もカナリ深い。手軽で簡単な中に、レンジ、誘い方、エギのサイズ、エギのカラーなどで釣果が変わることも事実。
言わずもがな…絶品。
ゲーム性も高いし、食べても美味しい。しかもご存知の通り魚よりも保存もきく。身近な堤防でエギ1つ使うだけで、イカメタルのメインターゲットとしても人気なケンサキイカをはじめとする、美味なイカが狙える。凄い魅力的だと思いませんか?
なんなら、身近で釣れなくても遠征してもイイくらい。
アオリイカ、根魚、フエフキ…。
突如思いがけない魚種が掛かる点も楽しさ。
タックルセッティング
使う道具は“エギングタックル”の流用。基本的なセッティング例を、以下に添付しております。ぜひ参考にしてみてください。
1つだけ大事な点が…それは使うエギ
お伝えさせていただいた内容で、手軽で簡単ということはお分かりいただけたと思いますが、1つだけ大事な点が…それは“使用するエギ”。
エサを乗せる専用エギをお使いいただくことだけを心掛けてください。
その専用エギが「早福型/邪道編(邪道エギ)」。
キーストン(KEYSTONE)公式「早福型/邪道編(邪道エギ)」詳細ページはこちら
「早福型/邪道編(邪道エギ)」は邪道エギング専用エギであり先駆者、登録商標済み。巻くエサとしては“キビナゴ、鳥のささみ、魚の切り身(サンマ、サバ、サワラ等)”。エギに乗せてワイヤーでエサを固定してキャストするだけ。
はじめから、エサを巻くことを前提に開発されており、「ケンサキイカやヤリイカはスッテやエサ巻きを良く見ている。バランスが悪いスッテやエサ巻きには、ほとんど抱かないし、ちょっとでも違和感があると見切る。大型になれば特に言える事。」というイカ1本釣り漁師の意見をフィードバックし、長崎県・平戸市早福町で長年培われてきた技術と伝統を漁師と連携して形にしたアイテム。
「早福型/邪道編(邪道エギ)」の開発で特に追求されたのが“噛み応え”。
“気付かないうちに、エギに噛み跡だけ残っていた”という経験をされたことがある方も多いと思いますが、イカは一瞬のうちにエギに抱きつき噛み、違和感を感じると即エギを離すという習性が。ただ、ヤエン釣りのように、エサへの執着心はカナリ強い。エサの効果にプラスし、エギ本体の噛み応えも良くして、長く抱いていてもらうため、ボディに“発泡ウレタン製ボディ”が採用されています。
一般的なエサ巻きタイプのエギに比べ、ボディが柔らかいため、抱いたイカが歯を入れようとした時に違和感を与えない。硬いと歯がボディに当たって、違和感を感じて離してしまうことから、発泡ウレタン製ボディが採用されているという。
エサに夢中になって積極的にエギを抱きにくるケンサキイカやヤリイカでも、警戒心は強いため、違和感を与えないことで、釣果UPへ直結するという。
狙い所と誘い方
では、実際どこを狙ってどう誘うのか?
“邪道エギング歴15年”キーストン(KEYSTONE)スタッフ“久保 健一郎”さんが以前おっしゃっていた内容を、こちらで紹介させていただきます。
久保 健一郎(Kenichirou Kubo) プロフィール
キーとなるのは“潮が動く場所や時間帯”。常夜灯で明るい漁港周りなどに寄ってきやすく、基本的に潮の流れに乗って接岸するとのこと。
漁港だと防波堤の先端や、地形の変化があるような場所。港内の常夜灯周辺も狙い目。流れの変わる満潮干潮前後も外せないタイミング。場所によって、どういった流れの時に、良く釣れるのか、通わないと分からいことも多いため、気に入った釣り場には、様々な潮の条件で、チャレンジすることが爆釣への近道だとおっしゃっていました。
誘い方はエギングと同様に、ずっと同じ棚を攻めるのではなく、棚を変えながら縦の動きを意識することで、イカからの好反応を得られることが多いそうです。エサを乗せて潮を利用して流し、フォールで喰わせる“待ちの釣り”。大きくシャクってアピールさせてイカを誘う“攻めの釣り”。どちらの誘い方も、エサがボロボロにならない程度に、シャクリあげることがキモ。
カラーの使い分けについて
“久保 健一郎”さん式の“カラーの使い分け”も紹介。
「早福型/邪道編」には、グローカラーとグローでないカラーがラインナップ。基本的な使い分けは、夜はグローカラーで昼はグロー以外。
メインとなるナイトゲームに関して、グローカラーの中でもアピールが一番強い“ホワイトグロー”、微シルエットと微発光の“イエローグロー”、ピンク発光の“ピンクグロー”、ブルー発光の“ブルーグロー”など…発光色の違いでカラーローテができという。発光力の違いや、シルエットの違いで、イカの反応が大きく変わることも多いそうですよ。
アピールが一番強い“フルグローホワイト”でイカの反応を探り、低活性時と満月の際は“ピングローホワイト”&“ブルーグローピンク”、釣れ続けることが多く万能(スレにくい)、“イエローグローグリーン”&“イエローグローパープル”というカラーローテーションがセオリーになりつつあるそうです。
もっと邪道エギングについて詳しく知りたい方へ…
シーズン開幕“邪道エギング”。
お近くのフィールドまたは、遠征釣行でぜひお楽しみください。